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January 18, 2013

「遙かなるキューバ」(その3)

Yane
(ホテルのテラスから見た住宅街の屋根瓦は美しい)
▼「遙かなるキューバ」(その3)今晩は今年初の国会前集会に参加するので、「キューバの電力問題」についてスピーチをしてこようと思っている。概要は明日のブログでご紹介する。キューバの税関を出るとまず両替をしなければならない。キューバは実質的な二重価格制度である。わたしたち外国人はペソに交換する。使った感触としては10ペソが1000円くらいだ。あとわたしたちが使う事ができない、キューバ国民だけが使う人民通貨がある。こちらは外国人は使えないので価値がまったく分からない。
▼しかし国民所得が低いので、おそらくペソの2分の1から3分の1というところではないだろうか?MG(注釈011801)M氏がガイドからもらった人民通貨はゲバラの似顔が入っていた。
▼昨日の続きガイドが言った「ゴヨウ」という言葉はまったく見当がつかないので、「英語では?」と聞くと「queen」だという。なんだ女王じゃないか。「それは、じょおう、というんだよ」と繰り返し発音を訂正させる。濁音は苦手なようだ。つまりここはスペイン支配時代「女王通り」とか「女王町」とか呼ばれていたのだ。その後分からない言葉は「英語かスペイン語」で喋ってもらって、それから咀嚼することにした。
3peso
(ゲバラがデザインされている3ペソの人民通貨)
▼かつてキューバではチップは必要なかったが、ヨーロッパからの観光客が増えるに従って「チップ」が一般化してきた。トイレの入り口にはチップ目当てで構えている、専門の女性がいて「25セント」(CUC:キューバ・セント)払うように指示される。さらに食事は5セント、ホテルのベッドメイキングも5セント等々。小銭がないとトイレにも入れないのは苦痛だ。
▼ホテルアンボス・ムンドスのエレベーターは手動の2重扉で、これにお目にかかるのはベトナムのサイゴンのドンコイ(蜂起)通りにあるコロニアルホテルに泊まって以来である。深夜の到着にもかかわらずバゲッジを2個運んでくれたボーイ(年配だからアンクルか)さんに細かいチップを持ち合わせていないので困っていたら、苦笑いして「いらないよ」といって部屋を出て行った。このホテルの419号室に泊まったが1階上の511号室はヘミングウェイが原稿の執筆に定宿として使っていた。
511
(ヘミングウェイが執筆に使っていた511号室)
▼「朝食は午前7時から7階のビュッフェで食べられる。朝9時には迎えに来るからね」とガイド氏は去っていった。風呂に入ろうとしたが水のシャワーしか出なかった。だが飛行機の椅子に合計16時間半も座っていたので、足が鬱血してとても疲れていた。冷蔵庫の缶ビールで乾杯するとすぐに眠ってしまった。
▼屋上のテラスから見るキューバの旧市街はスペインの古い町のようだった。朝食は日本のホテルのビュッフェと同じだった。おそらくこれは旅行者向けのメニューで市民はこれほど贅沢な食事を食べることはできないだろう。何せ主食の米などはブラジルとベトナムから輸入していて配給制なので自由に口には入らない。贅沢なモノを食べるよりも国民が飢えないことが重要なのだ。

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