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January 22, 2013

「遙かなるキューバ」(その7)

Kyoukai1
(ローマ法王がミサをした教会)
▼アルジェリア政府の人質事件の対応は、クリント・イーストウッドの「ガントレット」のようですな。夕刊のバスらしき車両に打ち込まれた弾痕は、まさに蜂の巣状態。これでは誰も生きていられません。これに関連して書きたいが、キューバを急がないとあとが閊えている。
▼「遙かなるキューバ」(その7)その施設の中にはCIAによるピッグス湾攻撃のことも書いてあった。CIAはこの作戦で建国まもないキューバ政府を打倒すべく1500人の傭兵などをキューバ本土に上陸させた。しかし民兵らの抵抗であえなく作戦は失敗する。この湾には多数のワニも生息していた。それを知らなかった傭兵は鉄のヘルメットを残して、ワニに食べられてしまったもの多数いた。展示物の中にはカストロを殺害するための暗殺部隊の暗躍として、アンプル入りの毒薬なども展示してあった。
▼軍事博物館の展示でグランマ号はもっと小さなクルーザーかと思ったが、予想に反してかなり大きな船だった。現地からの速報でもお伝えしたが、屋外に展示されていた、SUA100型という自走砲は初めて見る物だった。英語ネットで見てもこの型番を入れて検索すると軍事博物館の前に展示されているこの自走砲が出てくる。わたしの家には戦車関係の本が沢山あるがそこにもこれは掲載されていない。
Restran2
(これがブエナビスタの生演奏を聴かせる店だったような気がする)
▼現地でM氏から自走砲とは何かという質問があった。ここで若干ご説明する。現代戦の手順はまず空爆、次が地上戦の前に砲撃をして敵陣地を叩く、その後に戦車が出て、それが終わってから歩兵が登場する。大砲はこの2番目に使われる。しかし現代戦では一発撃つとレーダーの発達で2分後には大砲の位置が特定されて逆に攻撃される。そのため数発撃ったら自分の位置を移動して隠蔽しなければならない。
Jisouhou
(自走砲のサスペンションも傷んでいない。保存状態はきわめて良い。)
▼昔は大砲を牛馬やディエンビエンフーでは人力で引き上げていた。ところが現代では動力を使う。大砲を車に乗せたのが自走砲である。だから砲は大きいが前面装甲は軽くして移動しやすいような設計になっている。屋外展示されている武器を見ると、ベトナムのサイゴンは湿地帯なので保存方法がかなり劣悪で近くで見ると錆でボロボロになっていた。その点キューバは赤道に近くて雨も少ないので、戦車類の保存状態はきわめて良かった。

Ensou1
(カフェや居酒屋ではこんな生演奏がふんだんに行われている。だたし聞くにはチップが必要)
▼キューバの音楽といえばなんと言っても「BUENA VISTA SOCIAL CLUB」だホテルの近くにはあの映画に登場したメンバーが時々来るというレストランもあって、表だけのぞいて来た。ちなみにわたしはメンバーがソロで歌っている5枚組のCDを一組買って来た。
▼夜はいよいよハバナが世界に誇るキャバレーの「トロピカルショー」だ。ただ由緒正しいキャバレーは正装して出かけなければならない。わたしはそれを忘れ、Tシャツ短パンで出かけ、一人だけ入場を拒否されてしまった。

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