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January 06, 2013

再びドイツ映画◇「みえない雲」を見る。

▼明日はもう7日で松の内の終わる。この日までに年賀状が戻って来なかった人は来年から出すのは止めよう。送ってもすぐに返事のないのは、今後つながりを持ちたくないという意思表示なのだと思う。そんな中、おそらく5年ぶりくらいに年賀状を下さった方がいらした。地方都市にお住まいの方なのだが、時々わたしのブログをご覧になって国会周辺知って、ご自分も「元気が出た」と書いて下さった。多くの方からは意見がまったく来ないが、こういう手紙をいただくと「今年も国会通いを続けよう」という気持ちになる。昨日はブログを作っていたので出かけなかった。
◇「みえない雲」昨日ご紹介したが8年前のブログでご紹介した。しかし昨晩もう一度見直したらやはり新しい発見がある。ドイツのある地方、母親と暮らしている姉弟。母は地方都市へ出張する。長女が高校に行っていると、核警報が鳴り響く。生徒の指摘に教師は「演習だろう」軽くいなす。しかし警報は本物だった。弟の面倒を見るため自宅に帰ろうとする長女。脱出しようとする人々が道路に溢れている。交差点には乳牛が散歩している。これは双葉町と同じ風景だ。この映画は素晴らしい先見性を持っている。
▼ペットをおいて出かけるのをいやがる長男を、無理矢理連れ出す。しかし自転車に乗った長男は夢中で逃げる車に轢かれてしまう。弟をどうしようかと迷っていると、道路をふさいで逃げられないドライバーの心ない罵倒される。近くの駅に向かっても人々は殺到して警察や軍隊の制止も聞き入れられない。子どもと行方不明になって慌てふためく親たち。
▼気がつくと主人公の少女は病院に収容されている。逃げるとき雨に当たったのが悪いのだ。髪の毛は少しずつ抜けていく。訪ねて来るボーイフレンドにはもう顔を会わせたくない。母の行方は杳として知れない。迎えに来た叔母(母の妹)に「お母さんは死んだの」と教えられる。主人公は治療が終わって叔母の家から学校に通うが、用意したスカーフもかむらずに行ったため、「被災者だ」と学友たちから差別の目で指さされる。
▼最後はドイツには当時17基の原発が稼働しており、1410件もの小さな事故が起きているとエンディングロールで流れる。いかに今の福島を先験的に見ていたか?こういう映画を作る土壌があったから「廃炉」という選択も必然的にできたのだろう。それに引き替え反原発映画一本を作ろうとしても資金すら集まらない、日本は原発マフィアに蹂躙あされているとしか思えない。

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