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January 08, 2013

◇「愛について、ある土曜日の面会室」を見る。

▼東京は電車に乗っても町を歩いていてもオリンピック招致狂騒曲が流れている。沢や吉田は言うに及ばず、ハマちゃん、テリー伊藤、それに最後は猪瀬まで巨大ポスターで登場する。今朝はスイスのIOCに沢や猪瀬が到着したと声までラジオから流れてくる。いくら東京がカネをかけても無理だろう。イスタンブールやマドリードに譲った方が喜ばれる。たとえ招致に失敗しても、儲かるのは広告代理店と土建会社だ。都知事選で猪瀬を積極的に支援してのは彼らだから…。
◇「愛について、ある土曜日の面会室」すでにメルマガで、てんぐささんがご紹介してくださった作品だ。場所はマルセイユの郊外にある刑務所だ。そこに服役している受刑者に面会するために来た家族や近親者たちが並ぶ。面会するとき獄中者と面会者との間に日本のようにアクリルの仕切りがない。ハグしたり抱擁したり、手を取り合う姿には驚く。この後30分くらいはわかりにくくつい、うとうととしてしまった。
◆面会と前後して3組の人間模様が並行して描かれている。その1は、母親とカネのことでもめている男性。いっしょに住んでいる女性は母親の気に入らない。母親は息子に働きがないことと、カネを返さないと文句を言い続けている。彼は、病院の血液をバイクで運搬する仕事をしているが、ある時バイクを盗まれてしまう。怪しい人物がバイクを取り戻してくれるが、交換条件として奇妙な仕事を依頼される。
▼その2、アルジェリア人の女性は、息子が殺され、パリから空輸される遺体に面会するために警察にやってくる。彼女は、息子を殺した同性の相手が彼の元恋人であったことを知り、その彼に会おうとする。
▼その3、16歳の女性は、バスのなかで知り合ったロシア系の青年に連れられて、不法移民の居住区に案内される。二人の生活を楽しむ間もなく警察の手入れで急襲を受けて逃げ出す。若い女の子は、彼が逮捕されたことを知る。
▼この3組の男女が刑務所の面会場でコーナーは違うが一緒になる。映画は1の話がメインになっている。そしてフランスの仕事がない差別社会や移民に冷たい現実を描いてはいる。だが力点が1のサスペンスだけに絞るかした方がよかった。もしくは16歳の少女とロシア系移民だけにする。せっかくの良い話なのに3話を並べたことで、ストーリーをわかりにくくしている。銀座シネスイッチで。
▼それでは皆さんごきげんよう。明日からブログの更新時間が不定になります。

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