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January 31, 2013

「遙かなるキューバ」(その12)

Sokoressha1
(脱線したままの装甲列車)動画
▼250g缶入りの100%ARAVICAというキューバコーヒーを買って来たがはっきり言ってまずい。わたしは近くのセイジョウ石井の500g800円のパックの方が飲みやすい。
▼「遙かなるキューバ」(その12)サンタクララのゲバラ像とモニュメントの裏側が墓所になっていた。そこに入るにはウェストバッグはじめカメラ等の持ち込みは一切禁止だった。順番を待っている外国人は100名くらいいたが20人ずつ交代で入ることができる。部屋は二つあって、左側が墓所となっており、ボリビアで戦死したゲバラとその同志たち29名(英文サイトに名簿がある)「地球の歩き方」の38人は誤り)の遺体が安置されている。その中にはあのターニアも入っている。ベニチオ・デルトロがゲバラのそっくりさんを演じた「チェ 28歳の革命」の第一部の最後はサンタクララの闘いがメインになっており、最後のシーンでジープに乗ってハバナに向かうゲバラの前に座っている女性がターニアである。映画では彼女の説明がまったくなかったので、知らない人が見ると何なのか分からない。(注釈MG130131a)
Kikanhou
(積載されていた対空機関砲の台座部分)
▼遺体はボリビア政府との交渉で返還されたもので、3段で29人の骨壺が納められている。その部屋は薄暗く照明が落とされていた。わたしはゲバラの棺の前である決意を述べて十字を切って祈ってきた。その部屋にはゲバラが使ったとされる銃も展示されていたが、ボリビアで使っていた物ではなかった。ゲバラが最後に持っていた銃はアメリカ製のM2カービンというのだが、当時の写真によれば銃床に2発の銃弾が当たって砕けていた。だがここの銃にはその痕跡はまったくなかった。
▼隣の部屋はゲバラの生い立ちや、彼の愛用したNIKONのカメラや写真が展示されていた。見学すること約15分で契約書にあった「armored train」である。ガイドは「銃の列車」とか「軍用列車」と訳していたが、これは「装甲列車」が正しい。しかし実物を見ると単なる貨物列車にしか見えなかった。つまり装甲などされていなかった。これは1958年12月28日の作戦だった。同時期フィデル・カストロはハバナに全面攻撃をして一気に決戦に持ち込もうとしていた。ところがバチスタはそれを察知してサンタクララから装甲列車を仕立てて兵員、武器弾薬を運ぶ計画を立てる、ゲバラはそれを察知してブルドーザーなどを使ってレールを外して列車を転覆させてしまう。
Tracter
(線路を破壊するのに使用したブルドーザー)
▼これでフィデルとゲバラの信頼関係は揺るぎないものとなる。列車はそのまま現在も転覆したままの姿で展示されている。作戦は31日に終了する。この列車転覆の場面は上記「28歳」の映画でCGを使って見事に再現されている。わたしは現場の動画をYouTubeにアップロードしたが、グーグルによってなぜか削除されてしまった。有蓋の貨物列車の中には対空機関砲やバズーカ砲が積載されていた。

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