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February 28, 2013

本日規制委員会のパブコメ締め切り日。

▼本日は原子力規制委員会のパブリックコメントの締め切り日です。首相官邸前抗議行動にも経団連前にも行かない。黙って新聞やブログを読んでいても決して原発は止まりません。せひこちらのリンクをたどって書いて下さい。文例が以下にあります。わたしのところには現実に「パブコメを送った」という人からの連絡は一件も来ていません。もちろん選挙で一票いれただけでも変わりません。学習会に何回参加しても原発は止まりません。原発マフィアや東大卒のエリート官僚に殺されないために書いて手態度を表明しましょう。
▼昨日は「王になった男」のことを書いたら主演男優の名前のアクセスが急に増えました。わたしはタレントネタで書くつもりはありませんので、俳優名は韓国名に変えました。アクセスして下さった方々は先日新大久保で排外主義の人たちが「外国人は殺せ」というデモをが開かれたのをご存じなのでしょうか?
▼今朝の朝日3面下の広告に小熊英二氏の「社会を変えるには」という講談社現代新書の広告が掲載されている。国会前や経団連の抗議行動に通っているとドラム隊の中か脇にこの小熊氏の姿を見かけることが過去には多かった。彼がドラム隊を指揮しているのではないかと思えるくらいの場所で細かい指示を出しているのを見たことがある。本を買う余裕はないので買って読んだ方は感想を聞かせていただきたい。朝日から東京新聞に切り替えるべく、お試しの一週間購読が始まった。
▼自宅ポストに入っていた東京新聞のはがきの申込書を出したら3日目くらいに販売店からやってきた。3月1日から一週間と書いて投函したら、きょうから(27日)から入れていいですか?というからOKをした。率直なところ原発の被害者や避難している人たちの取材はよくやっている。しかし、いかんせん情報量が少ない。かつ名古屋周辺に偏っている。折り込みチラシがきわめて少ない。新聞に掲載されている書籍の広告が少ない。森達也と高橋源一郎のコラムが読めない。TVラジオ欄の位置が違う、せっかくだからひと月だけは付き合って東京新聞を読んでみようと思っている。
▼今朝の朝日で高橋源一郎が「論断時評」で紹介していた「衆議院選挙東京25区の候補者にあって質問できるかやってみた」のサイト。

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February 27, 2013

「エル・グレコ展」に行く。◇「王になった男」

▼某教会関係者から東京都美術館で開かれている「エル・グレコ展」のチケットをいただいたので行ってきた。展示自体は4月7日まで行われているが、チケットの期限は28日までだ。わたしは宗教画や宗教曲に興味があってCDもその分野が多い。エル・グレコの前はルオー展だった。夜BSTBSを見ていたら、山田太郎が偶然この展示の紹介をしていたので、エル・グレコについてかなり詳しく知ることができた。グレコは名前(ペンネーム)の通りギリシアの生まれで最後はスペインまで行った。宗教画は、それっぽく(キリストに近い)描き方をしなければならない。しかし頼まれた似顔絵はどちらかというとグレコ独特の解釈でより実物に近い写実主義であった。
▼だから注文した物と違うという訴訟もかずかす起きた。これは会場の説明にいくつか描かれている。だから注文主は「グレコの絵は上手いが教会に飾るのはどうかな?」という評価が多かった。だから死んだときは借金が残っていたという。絵の評価とそれに経済力が伴うかどうかは別物であるという良い実例である。いずれにしても世界中に分散しているグレコの絵をこれだけ集めたのは他では見る事ができない。ぜひお運びいただきたいと思う。
◇「王になった男」一時期化粧品のCMに出ていた李炳憲が国王と道化師の二役で出演している。朝鮮で実在した李氏朝鮮の第15代国王・光海の史実とフィクションを交えて作られたいる。病気になって理性を失った暴君は、政敵から芥子汁を飲まされて瀕死の状態で床につく。取り巻きはこれではまずいと国王を知られないように蟄居させてしまう。さらに取り巻きは部下に国王そっくりの人物を捜して来るようにと命じる。その挙げ句町の道化師がそっくりだと王室につれて来られ影武者になる。
▼ところが道化師は礼儀作法もしらない乱暴ものである。それでも取り巻きの援助で、祭礼だけは何とかこなすようになっていく。当時は清国の力を借りてモンゴル(映画では具体的な国名は避けている)を追い払うべきだと言う考えが主力だった。ところがそれには多くの犠牲を払う。それに税金も高すぎる。王としての振る舞いや宮廷の生活に慣れるに従って、政治のあり方に疑問を抱き始めた道化師ハソンは真の王として目覚めていく。しかし取り巻きは妻である王女に合わせたら(閨を共にしたら)偽物であることは一発で見抜かれてしまうと警戒する。王朝の別勢力はあまりにも王の政策が変化しているので、本物かどうかと怪しむ。
▼ハソンは、やがて政治の場で自ら発言を始め改革を進めていく。一番怪しんだのは警護隊長である。王妃と会っているとき見失ったのは自分の責任であるとして、自死しようとするが、おまえの責任は一切ないとハソンは引き留める。それ以降警護隊長は死してもハソンを守ろうとする。一方政敵はもし国王が本物ならば若いときに受けた弓矢の傷があるはずだという。そして政敵の「国王は偽物だ」という軍隊は城に迫って来る。(丸の内ルーブルで)韓国で1000万人を動員したというたけあってかなり面白い。

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February 26, 2013

アメリカでは奴隷根性丸出しの安倍首相。

▼「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」の最初の部分でジュディ・デンチがパソコンが繋がらなくてサービス・センターに電話している。「wifiと無線LANは違うの?プロバイダーを代えたい」というと「それは管理者権限で」と言われて途方にくれる。旅に行くとき自分でホテルを選ぶことが出来る場合は、どちらかが使えるところを選ぶ。選べないときはwifiをレンタルで借りて行く。ずっとこれが何とかならないかと思っていた。ポメラのDM20にはテキストをQRコードで読み取ってメールに読み込むソフトが組み込まれている。
▼わざわざ2万円も出してそれを買わなくても変換ソフトがあるのではないかと考えて探したら見つかった。てんぐささんの様に長文でも携帯で打つことができる人ならば良い。しかしわたしは携帯のテンキーであれほど長い文章を打てない。それとせっかちなので自分が「つ」を打とうとすると一つか二つ先の「て」か「と」まで行きすぎて戻ることを繰り返す。さて問題のソフト「easyQR 2.6」は以下のところにある。試して見たらあまり長い文章はダメだが1000字くらいならいける。変換コードを使ってテキストに変換したらメールに貼り付ければ良い。
▼昨日のアカデミー賞は作品賞発表の部分だけナマで見ていた。ミシェルが「アルゴ」と読み上げると会場から割れるような拍手がおこる。ホメイニのイスラム革命でイラクからアメリカ大使館員を救出する作戦を描いたものだ。さすがに「ゼロ・ダーク・サーティ」では生々しすぎる。それに「アルカイダに対する拷問」は実際にやっていることだし、国際世論の反発を考えてのころだろう。この映画のベン・アフレックも「ザ・タウン」以降リストラされた大企業職員の悲哀を描いた作品を作ったりしたが、振り出しの「パールハーバー」に戻ってしまった。国策にすり寄った映画を作っていれば食いっぱぐれはないという打算が働いたのだろう。
▼午後10時50分頃のNHKBSニュースでもさすがに「イランの反発は免れない。イラン国内にはこれに対抗する映画を作ったらどうか、という意見もある」と紹介していた。
▼今朝のNHKラジオでワシントン特派員が安倍訪米をアメリカではどのように受け止めているかとレポートしていた。昨日のご紹介したようにアメリカ国内のメディアでは取り上げられていない。それにも関わらず、昼食会を開いてくれた、副大統領も同席してくれたと、交渉の内容に触れずそればかりよいしょする。この最初の安倍の挨拶の内容を見て欲しい。奴隷根性丸出しだ。

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February 25, 2013

もしも「ゼロ・ダーク」がアカデミー賞になったら…。

▼夕べも寒かった。今朝はアカデミー賞の発表がある。といってもアメリカの一地域でのお祭りであり、全世界的に評価されているイベントではない。ハリウッドのメジャー映画会社の思惑でバ○騒ぎするだけだ。それを持ち上げるのはTPPどうよう日本の配給会社と恩恵を受けているTV局だ。ちなみにみなさんは昨年のアカデミー賞受賞作品は何だったか覚えていらっしゃるだろうか?おそらくノーのはず。5年もたつとまったく覚えられない。
▼ことしは4年ほど前に受賞したイラクに滞在する米軍の爆弾処理班のことを描いた「ハートロッカー」だった。とうじわたしはあまりにも呆れてしまって、「これがアカデミー賞?」とブログに書いた。ところが昨日午後にワシントンポスト(英文サイト)の1面を見たら、同じ監督の「ゼロ・ダーク・サーティ」の写真が大きく掲載されていた。もしかするとこれが受賞するのかも知れない。しかし今朝の朝日を見ると「拷問シーン」があまりにも多いので問題になっているという。
▼だが実際にやっているいることを映像化しただけだし、隠しても事実は変わらない。キューバのグアンタナモでは映画以上の拷問が行われている。ハーグ条約が昨今の新聞で話題になっているが、捕虜をそのように扱うことは認められていない。しかしブッシュは戦争ではなく「対テロ作戦」で捕まえたアルカイダなどは戦争捕虜ではないから、彼らにはどんな手段を使っても許されるとして「拷問」を認めて来た経緯がある。
▼映画のそのシーンですら人間性を否定した場面が多く目を覆うばかりである。金曜日にわたしはシネマの原稿の締め切りだった。それでこの「ゼロ・ダーク・サーティ」と「故郷よ」を書いた。昨日の午後は校正がでたので場合によっては他の映画に差し替えようと準備をしていた。だがワシントンポストの紙面を見て、もし「ゼロ・ダーク・サーティ」が入賞すれば、反面教師になると思って差し替えせず、そのままにした。果たしてこれがどういう結果になるか、きょうの昼頃には決まるので楽しみだ。凶と出るか吉とでるか?
▼昨日は映画に行かなかった。というのはこのところ4本くらい立て続けに「暗い映画」ばかり見ているから気分が落ち込んでいるのだ。かと言っておバ○な映画は見たくない。ユーロスペースの「約束/名張毒入り葡萄酒事件」では暗すぎる。そんな訳で10系で午後放送された茨城のドクターヘリの医師他、2人の女医さんのドキュメンタリーに大いに感動した。

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February 24, 2013

安倍の訪米に諸手を挙げて「歓迎」するマスメディア

▼居住しているマンションの総会で理事長に推薦された。別にこれは能力というより持ち回りである。13年に一回くらい回ってくる。それで昨日は午前中に第一回理事会をひらく。今期は大規模修繕がテーマになっている。13年前も屋上防水加工と外壁の塗装が課だしで業者の選定から、その業者の過去に行った事業の実績を見るために都内のマンションを回ってあるくなど大変だった。さらに最後は外壁塗装の足場を作ったので、解体する前に実際指定通りに工事が完成しているかチェックしなければならない。
▼わたしには閉所恐怖症と高所恐怖症を併せ持っているので細い足場を9階から降りてくるなど命がけだった。昨日は業者を決める前の診断検査のための見積書のチェックだった。検査だけで約200万円ほどかかるのだ。工事に着工するまでに会議はほぼ毎月で9月までに契約書を取り交わさなければならない。というのは消費税の引き上げがあるからだ。9月までに契約した分については5%で済むというので、急がねばならない。幸い居住者の中には様々な建築分野の専門家が4、5人いるので、その方々の力も借りながらすすめていく事になる。
▼安部首相の訪米はその記者会見すら日本の午前7時に合わせているのには驚いた。マスメディアを巻き込んで「TPP」参加への大合唱を繰り広げている。今朝のNHKラジオでは専門家がかつて1960年代の「木材の自由化」が日本を復興させるためには、安い海外の丸太を輸入したの安い木造家屋を建てることができた。しかしその結果として日本の山の木は高くなって荒廃してしまった、と語っていた。そして肉はファストフードのハンバーグや牛丼チェーンでは輸入肉。国内のブランド肉は旅館やホテルなどと棲み分けをしてここまで来た。しかしTPPですべての農産物の関税が撤廃されたらどうなってしまうのだろう、と指摘していた。
▼モンサントの例を見るまでなく、国民の生命の安全を担保に自動車産業に有利な道を造ろうというのでは日本の将来は暗澹としてくる。試しに「ワシントンポスト」と「ニューヨークタイムス」サイトを見たが、安倍のこともTPPについても一行も書いてない。会議が終わってから銀座丸の内ルーブルに行って韓国映画「王になった男」を見て来た。来ている方は意外なことに女性が多く。後半すすり泣く声も聞こえてきた。映画の詳細は明日ご紹介する。
▼昨日の朝日別刷りに「グノシー」のことが紹介されていた。わたしは自分でグーグルリーダーを設定している。グノシーだけではなく、たとえばプロバイダーのニュースにしてもかなり、政府や右派勢力のバイアスがかかったニュースが多く出てくるので利用するのは見合わせている。

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February 23, 2013

2月22日のt国会前行動には福島から大勢参加した。

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(2月22日国会前で訴える福島訴訟団の人たち)
▼22日夜の首相官邸前抗議行動はいつもの国会前に行った。途中の駅で買い物をして10分ほど遅れたので、桜田門駅から走った。すると少し汗ばんできた。風が少ししか吹いていなかったせいか、火曜日の経団連の寒さよりは楽だった。待機していると昨年12月から2ヶ月間欠席していた方が久しぶりにお見えになって挨拶をする。
▼さらに何時も対面に位置して抗議行動をしていらっしゃる女性からアルミ缶入りのホットドリンクのプレゼントがあった。この方にはいつもパンフレットや新聞のコピーをお渡ししているのでそのお礼である。この日は福島の方々が大勢バス2台に分譲して東京への要請行動をした帰りに立ち寄って下さった。福島から来たある一人の参加者が「東京は冷たい。季節に吹く風や気温の事ではなく、人々の対応だ」と発言していたのはかなりショックだった。福島の人たちは環境省や検察庁に「東電を告訴せよ」という集団訴訟をしようとしている。しかし、それらの省庁は冷たい対応をするので「東京の人たちは福島の原発事故を風化させようとしている」という発言となって出たのだろう。
▼しかしこの国会前にこれだけの人々が集まっているのは、励まされるとも発言していた。わたしも単に国会前に来ているだけで良いとは思っていない。集会では2月28日までの新安全基準についてパブリックコメントのことが紹介された。一回ご紹介したが、これは国民の権利として行使すべきものである。政府や該当する省庁もきちんと対応が義務づけられている。まだ書いていない方がいらしたら是非一言書いて欲しい。
▼福島の人たちは口々に東電や環境省のやり方を抗議していた。わたしの隣にいた常連の参加者がバスで移動しようとしていた福島の人を追いかけて質問した。「国の政策を変えるには選挙でなければ変わらない。いまの自民党は原発を再稼働しようとしている。自民党が諸悪の根源なのでこれを落とす必要がある」、と質問したという。すると自民党をどうするかは個人の問題なので、会としては何も出来ない。」と発言されたという。
▼この運動の脆弱さは政治を悪くしているのはどこなのか、見通せていないことにある、と怒っていた。わたしも同様なことを感じた。22日の動画はこのページの右下「『鍵盤乱麻』リンクのトップに「YouTubeリンク」があります。昨晩だけで6本の動画がありますので、ご覧下さい。登録していただくと動画を更新するたびに直接連絡メールが行きます。現在7人の方々が登録しています。
▼国会に向かう地下鉄のなかでNHK基礎英語「3」のテキストを付箋をつけて勉強しているOLがいた。わたしが22日の朝に勉強したのと同じページが開かれていたのですぐ基礎英語3だなと分かった。繰り返して発音をまねして、単語をできるだけ多く覚えるしか上達はしないのだと思った。

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February 22, 2013

インチキ会社4題

▼最近のCMでローラが「わかんないー」というのがある。証券会社のCMなのだが同社はレンタル事業もやっている。レンタルビデオにレンタルバッグもある。2年前海外旅行に行くとき、南米は頑丈なバッグの方が良いと聞いたので、買うより借りようと思った。出発の1ヶ月ほど前に予約と契約が成立した。ところが出発の1週間前になって「契約を解除する」という一方的な通知が送られてきた。
▼理由は分からないが、おそらく期日に間に合わなかったか、ブツがないのに「貸し出す」と言ってしまったのだろう。いずれにしても向こうの問題である。このときは仕方なく近くの店でバッグを買う羽目になった。現実問題として大きなバッグが狭い家にごろごろしていても邪魔なだけだ。311以降、「震災用に」一家に一個といって売り出しているが、震災で道路が破壊されているとき、リュック以外の物は運べないと思った方が良い。「契約解除」以降、あの会社のものは一切借りたりしないことにした。
▼同様にいい加減な英会話教室のCMを二つ。一つは英語を話す日本人男性が税関の黒人職員に「渡航目的」を聞かれる。すると気障な男は「自分探し」という。しかし税関の申告書の渡航目的には「ビジネス、留学、観光」の3つしかない。「自分探し」などと言ったら「怪しい奴だ」と別室に連れて行かれると思う。もう一つCDを流し聴きしているだけで英語がしゃべれるというおなじみのあれ。わたしのささやかな経験でも「聴いているだけ」では覚えられない。繰り返しまねて自分の口で講師の発音をまねるしかない。大学で英語の教師をしている友人にお聞きしたら、「おそらく前金だけ取ってそれで終わり、という詐欺商法でしょうね」という答えが返ってきた。
▼今晩も寒そうだ。ドーナッツ一つでも口に入れて国会に行こう。国会周辺にはトイレがきわめて少ない。憲政記念館の公園の中にはあるが、ここは係員が5時半にはカギを閉めて帰ってしまう。あとは地下鉄の駅構内だ。だから途中でトイレに行こうと思うと、集会に継続して参加することは諦めて帰ってくるしかない。だから抗議行動の1時間前から水分の補給を我慢しておかなければならない。
▼4つ目の怒るべきニュースが朝日のトップに載っている。「電力9社、原電支援へ 資金繰り1200億円超検討」という記事だ。日本原子力発電が資金繰りに行きづまらないように1200億円規模の債務保証や資金援助をすると言っている。その理由として敦賀原発3基が再稼働する目処がたたないためので、銀行から融資が受けられないという。この資金だって利用者である国民が支払っている電力料金を使うのだ。動かそうとするから無理が出てくる。敦賀原発が活断層以外にもいかに危ないかは様々なところで指摘されている。今晩も「敦賀は廃炉、再稼働反対」と大声を上げてこなければ…。

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February 21, 2013

アメリカへの手土産は「TPP」参加のようだ。

▼今朝パソコンを開いたらメールが3通届いていた。わたしとしてはメルマガの感想を一番期待しているのだが、それはメルマガ送信後1時間後にいただいている。彼は「宇野と石破茂と対談本、先日拾い読みしました。」と書いて下さった。ここにも宇野に興味を持っている人がいた。自分と考え方が違うからと門戸を閉ざしていては、人間として進化を止めたことになる、と思う。メールのご返事を書いているうちに、本日のテーマがどこかに吹っ飛んでしまった。
▼安部ちゃんがアメリカに行くことでTPPへの参加の動きが慌ただしくなってきた。とくにNHKはそのお先棒を担いでいるから「見事」である。この数日の動きを聞いているだけでも「ニュース解説」(ちなみにわたしの言うニュースとはラジオである)で「TPPに参加しないと高いシュールガスを買わされる。」という論調である。シュールガスで得をするのは、経済界である。そのために農業生産物を完全自由化にしてしまって良いのかという論議は紹介されない。
▼安部だって参議院選挙が終わるまでは、全農の票が欲しいから黙っていたいはずだ。ところがアメリカに行くには手土産が必要である。オバマだって再選されてからたいした成果は何もあげていない。例の銃規制にしても、日本で言えば原発を完全廃炉にするよりも難しいと思う。銃をもつのが認められている国だから、下手をすると全国民を敵に回してしまうことになるからできるはずがない。オバマだって外面的には「テロとの戦いを終えて平和」という思考だ。だから今更安倍ちゃんがきて「集団自衛権」と言われるとイメージダウンになる。だかから今回は「言わない方が良い」と日本国首相はようやく気づいた。
▼それで急遽手土産を「TPP」に変更したというのが実態だ。TVのCMを見ていて気づくのはなんと生保や自動車保険会社のものが多いのだろう、ということだ。たとえば生保で死ぬまで毎月3000円で保証というのがある。しかし年齢を重ねると支払われる金額が少なくなる仕組みになっている。さらに死亡一時金が100万円と葬式費用100万円というのもある。では事故で急死した場合、両方が支給されるのだろうか?わたしに言わせれば死んでからお金をもらっても意味がないと考える。葬式はどこかの山に登って密かに「風葬」にしてしまえばお金はかからない
▼自動車保険で言うのは「そんなに安いの?」というだけ。事故で一番困るのは人身事故であるはずだが、そのことには一切触れていない。電信柱とぶつかって朝まで救援を待っている様子やら、娘のコンサートに行くとき車が故障して保険会社に電話する。「お怪我はありませんか?」だって。バ○言うんじゃないよ。「人身事故はありませんでしたか?」と聞くのだ。アメリカ系の保険会社は支払いの出し(払い)渋りが多いので、金融庁にクレームが多数来ているという。もっともおかしいのは各社とも「事故対応満足度」がみんな各社とも一位なことだ。みんな食い物のされているのだ。一番良いのは車を買わないこと。

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February 20, 2013

経団連前は、ことのほか寒かった。

▼まず訂正。「カネが目当てで『再稼働という自治体』の原稿で正確な会議の場所と内容がわかりました。当日のブログは訂正しましたが、「タンポポ舎」のメルマガによると以下の通りです。
「自民党の資源・エネルギー戦略調査会が15日、原発がある13道県の議長を招いた意見交換の場で、出席者から原発再稼働を求める声が相次いだ。これに福島県議会の議長が怒り、会合から退席した。(中略)
調査会メンバーで通産官僚出身の原田義昭衆院議員は「再稼働を一切認めないやり方では国の将来を誤る」と応じた。だが、この場で福島県議会の斎藤健治議長が「事故を責任をもって収束させずに稼働させるなら、退席する。一緒に議論することはできない」と部屋を出た。記者団に「福島県連は全員が反対。ああいう会合には耐えられない」と憤りをぶつけた。」
▼「国の将来を誤」っているのは一体どこの誰なのか?誤っていることを知りながら、脱原発に舵を切れないのは原発マフィアとそのカネを受け取っている連中に他ならない。
▼昨晩の大手町経団連会館前は、いままで通ったうちでも一番寒く感じた。もう心臓を寒風にがっしり掴まれている感じがした。夕べから動画を3本アップロードしたがお一人様だけご覧になっている。この熱心な視聴者は、もしかすると警察関係者かも知れない。国会前で先週録画してYouTubeにアップロードした動画はすでに200件に近づいている。ということはご覧になっている方々は「反原発」の運動に興味があるとは思えない。単に興味で覗いているだけなのだろう。
▼昨晩抗議行動の始まる20分前に到着したが20人くらいだった。コールが始まった直後は50人くらいに増えた。常連の方々と挨拶していると行動が始まる。昼間、雪がちらついたらしいが、寒いことこの上ない。この寒さが続いたらわたしはもう参加できそうにない。何を何枚着込んでも寒さは体温を奪っていく。半分過ぎた頃に年配の女性が、スピーチをしている最中のミサオ・レッドウルフさんに花束を届けに来て下さった。ミサオさんの話はぜひ生でお聞きになることをお勧めする。無理して来て良かったと思う瞬間である。その年配の女性は引き続きフランスパンを切ったものと暖かいコーヒーポットを2個もって歩き回り、参加者を激励して下さった。
▼こんな経験はいままで40回以上参加しているが初めてだった。それで多少身体が温まってきた。年配の女性はそれが終わると小さな鍋を叩いて抗議の意志を示した。終わったら和服の女性が着ていることに気づいた。「夏に浴衣着ていらっしゃいましたよね。YouTubeでご紹介してあります」と話しかける。そうですか、ありがとうございますと応じて下さった。
▼主催者はこの日の参加者は300人と発表した。付け加えて1年前に抗議行動が始まったのも300人でしたが、がんばりましょうと励ましてくれた。ということは昨晩集まった人々は精鋭中の精鋭ということになる。以下の動画の19分40秒と24分58秒の辺にわたしが写っています。(右手に鳴子、左手に懐中電灯を持って)

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February 19, 2013

高額訴訟で住民を萎縮させる電力会社

▼今晩は大手町の経団連本部への抗議行動だ。当初降雪が予想されていたが、何とかもちそうだ。日曜日の朝日では7割の国民が「原発はいらない」という意見だったと書いている。しかし今朝のNHKでは「電力会社は再稼働しないかれ電力料金を上げなければならない」と報道している。こういうのは本末転倒である。原発を作ってしまったので、金利が重なっている。「夏場の電力が不足する」と大飯原発を再稼働させたにもかかわらず、関西でも関東でも電力は足りていた。
▼首相官邸前抗議行動に通っていれば、このくらいの学習はできる。しかしまだ国民の間には「再稼働させないと電力が不足している」と思っている人が多い。国会前で全国各地で再稼働反対や新規建設と闘っている、大間や上関の話を聞くとそれを感じる。電力会社という電力会社というのはなんともえげつない手段を使う。最近流行っているのは「高額訴訟」である。上関で言えば中国電力は建設延期をさせられてその分を損害を補償せよという裁判である。福島第一原発の被害補償は出し渋り、一方では一市民が払いきれないような高額請求訴訟をしてくる。
▼昨年見た映画で「水を巡る利権」がテーマになっていたものがあった。それによれば海外の大企業は水源地を買い占めてしまう。そして住民にはペットボトルで飲むしか選択肢をなくしてしまう。住民は「水を自由に飲むのは人間としての権利である」と裁判を起こすのだが、高額訴訟を仕掛けられる。しかしアメリカではこのような相手を萎縮させるスラップ訴訟は禁じられている。実は日本とは先進国のような顔をしているが、悪いことを猿まねすることだけは、欧米に引けをとらないようだ。
▼NHK2月14日の「ハンターが絶滅する」はおもしろい番組だった。おりしもその5日ほど前では北海道で鹿狩りをする千葉出身の女性が紹介されていた。野生動物が野菜や高山植物を食べたり、山肌の草を食べ尽くして土砂崩れが多発している。そこで組織的に害獣の駆除をしようとしている。しかし猟友会に入っているハンターが70歳以上の高齢になってしまい、駆除の要請があっても山に入れない。猟友会の幹部をして「ハンターはもはや絶滅危惧種だ」と自らを揶揄する有様だ。
▼わたしが見る限り連合赤軍の事件以後、公安委員会は銃の所持に厳しくなった。とくに大きな野生動物を撃つライフル銃は、散弾銃を一定期間所持した後で、推薦をもらってようやく所持できるシステムにしてしまった。これが良い意味で「銃離れ」を起こしてしまった。その代わり野生動物を捕獲する手段が少なくなってしまった。30分番組を短くは説明できないが、根本には野生動物を管理できなくなり、彼らの食料を奪ってしまったことで動物は繁殖する一方になったと言える。
▼今朝の朝日10面に掲載されている「キューバの渡航自由化」の記事は悪意に満ちてる。キューバが貧困で公務員の給料が3割下がっているのは政府の責任ではない。旧ソ連の崩壊とアメリカが今なお経済制裁をしていることが原因である。キューバ政府を非難するのは、1941年から3年間にわたりナチスドイツのレニングラード封鎖で100万人死亡し、そのうち餓死が80万人いた。このときナチスに降伏しなかったソ連が悪いというのと同じことになる。

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February 18, 2013

◇「ゼロ・ダーク・サーティ」を見る。

▼アマチュア無線時代の友人からの年賀状に「外を歩けなくなった」と書いてあった。わたしと同年でお子さんはいなくてご夫婦二人で都心に住んでいる。共通の友人に確認したところ「もう寝たきり状態だ」という。「死なないうちに見舞いに行かねば」と話すと、「すぐ死ぬようには見えない」という。それで見舞いにいく日程を調整中だ。奥様も夜勤の多い仕事で脳梗塞で倒れて早期退職を余儀なくされた。人間60歳を過ぎたらいつ死ぬか分からないので、身辺の整理をして他人に迷惑をかねないようにしておいた方が良い。昨日の朝日に公団住宅に住んで亡くなった人の遺品の引き取り手がなくて困っているという記事があった。
◇「ゼロ・ダーク・サーティ」タイトルは軍事用語で夜中の零時半という意味。つまりこの場合ビン・ラディン殺害作戦のゴーサインが出た時間である。映画はまず911事件でビルに取り残された人々の、実際の録音と思われる断末魔の「助けて」という声がたくさん聞こえて来る。911事件がアルカイダが起こしたという節には沢山の異論がある。これはきくちゆみさんなどがアメリカの資料を使って「911ボーイングを探せ」などで解析している。この映画はきくちさんなどの指摘とは逆の立場の映画である。
▼高校を卒業してCIAにスカウトされた分析官のマヤが主人公である。同様の内容ではケーブルTVで放映している「ホームランド」の方がスリリングで遥かにおもしろい。されアルカイダやタリバンを見つけてはあらゆる拷問で痛めつけ、ビンラディンの潜伏先を吐かせようとする。その拷問たるや中世の魔女裁判のようで、「敵」の人間性を徹底的に辱めるというものである。どうやっても吐かないので逮捕者は増える一方である。アフガンからパキスタンと場所を移動して追跡を続けるCIA。
▼やがてパキスタンで、ビンラディンと親しいとされる人物の電話信号を突き止める。そして町を無線探知車巡回してある場所を特定する。だが無人偵察機や人工衛星を使った監視でも何も手がかりはつかめない。その屋敷に出入りしている人物を捕まえて拷問した結果、「彼」が潜伏しているらしいと確信を持つ。しかしCIAの本部にそのことを知らせても「確保」に動き出す様子はない。
▼これは現実にはオバマが「テロとの勝利」を宣言するために逮捕(殺害)のタイミングを計っていたのだが、映画ではそのことは触れない。CIAの本部は「潜伏している確率はどのくらいなのか?」と聞きただす。他の職員は60%だというが、マヤだけは100%だ。でも割り引いて95%と言う。あとはご承知のようなパキスタンの主権を侵して低騒音型の武装ステルスヘリを2機飛ばして「ゼロ・ダーク・サーティ」作戦を決行することになる。2時間半もあって、たいくつきわまりないアメリカの国策擁護映画。

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February 17, 2013

カネが目当て「再稼働」という自治体。

▼15日にアップした動画で、わたしがあえて希望していない動画のアクセス数だけが突出している。ご覧になった方々はおそらく原発反対ということを考えていらっしゃらないと思う。16日の「愛川欣也パックイン・ジャーナル」でコメンテーターの横尾和博さんが「自民党の資源・エネルギー戦略調査会が15日、原発がある13道県の議長を招いた意見交換の場で、出席者から原発再稼働を求める声が相次いだ。これに福島県議会の議長が怒り、会合から退席した」と話していた。
▼これは「原発三法」というカネで、自治体が動かされてしまっていることが問題なのだ。事故が起き放射能汚染で緊急避難させられた自治体がどうなってるかは、みなさんご承知の通りだ。
▼15日の集会でも福島の食肉牛の生産者が発言していた。エサを注意していたが、セシウムがでてしまった。自分たちは測定し表示して売ることにした。安全なレベルだが売れない。自分たちは売れないと生活できない、みなさんどうしたら良いか教えて欲しい、と訴えていた。許容できるレベルとそうでないものを見極めないと、こういう風評被害は増える一方になってしまう。
▼今朝の朝日新聞39面に「原発さえなければ/「お父さん何でごめんなさいなの」という大きな特集記事がでている。「原発さえなければ」と書いて福島県相馬市の酪農家の男性が自殺したという記事だ。詳しくは朝日新聞をご覧いただきたい。残された妻と二人のお子さんは東電を提訴するという。この方の東電原発の爆発事故の2ヶ月前に500万円かけて堆肥小屋を作ったところで時故が起きてしまった。事故で堆肥が売れなくなり、40頭いた乳牛の乳も売れなくなる。一ヶ月もの出荷停止になってしまう。収入は途絶え、借金返済の目処がたたなくなる。こういう実態が多数あるのに「再稼働」という自治体のトップの考えていることは、目先のことを考えているとしか思えない。
▼15日夜の国会前抗議行動の動画は全部で5本ある。ドイツやポーランドやスイスから来た人たちの訴えもぜひ見て欲しい。

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February 16, 2013

9日に予測されていた「ディープ・インパクト」。

Kokkai215a
(普段は大阪の関西電力本社前で抗議活動をしている人たちが上京して報告した。)
▼昨晩の国会前は雨上がりで冷え込んだ。コールをいている人とそれに呼応する人たちの吐く息が真っ白だった。千葉麗子さんも2週間ぶりに元気な姿を見せてくれた。昨晩は外国の人が3人スピーチをしたので、動画は千葉さんのも含めて5本アップした。ツイッターには千葉さんの動画(『鍵盤乱麻』トップページと同じ)貼っておいたら昨晩のうちに千葉さんがリツイートしてくださった。
▼帰宅してさらに驚くべきことが起きていた。昔の「ディープ・インパクト」か昨年の「メランコリア」という映画を彷彿とさせる大事件だった。いや先週9日のTBSラジオの久米宏「ラジオなんですけど」の前振りのトークで「来週は惑星が地球に大接近する。もしかすると地球と衝突して人類は消滅するかもしれない。そうなったら今日の番組で、皆さんとはお別れになるかもしれない」と言っていた。冗談かと思っていたら現実にロシアで災害が起きてしまった。
▼昨日の「集団的自衛権」のことだ。現在は国境などで「衝突事件」が起きたときは現場から防衛省に情報が行く。防衛大臣は首相に連絡して「指示を仰ぐ」というシステムになっている。今朝の朝日によれば、「安全保障法制懇談会」の柳井俊二座長が「集団的自衛権の協力国はアメリカだけではない」と発言している。しかしアメリカはいま、たとえば先進10カ国が束になっても太刀打ちできない軍事力を持っている。
▼それで膨大な赤字をかかえるアメリカは、自分の軍事力を使わなくても済むように、日本の自衛隊を使おうとしている。これが本音であろう。それで自衛隊が海外派兵されたとき、防衛大臣、首相という面倒な手続きを経なくても、「現場の判断」だけで「発砲」「戦闘」できるようにするのが最大の目的である。だから「交戦規則」を作れと声高に叫んでいる人たちの最大の狙いである。いつもと違うノートPCで書いているので、ブログの執筆と更新に倍以上の時間がかかる。続きは明日書く事にします。

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February 15, 2013

グアムには自衛隊を派遣しないのかな?

▼数日前から自宅前の大通りの反対側の道路に、デスクトップパソコンが廃棄されていた。S社のVという機種名を示すロゴが書かれていた。ご存じのようにPCは所定の手続きを経て有料で引き取ってもらわなければならない。清掃事務所も当然放置してある。4日たっても誰も引き取る気配はなかった。それで昨晩自宅に持ち帰り筐体を開けて必要部品のHDDとメモリーだけを抜き取って元の場所に戻しておいた。OSはXPでHDDはシリアルSTAの250Gだった。これでは売り飛ばしても数百円くらいにしかならない。
▼グアムで起きた日本人観光客の殺害事件の被害者は3人になった。逆説的に考えて見ると不思議なことがある。たとえば在留邦人の安全が保てないからといって、グアムに武装警察隊を派遣するか?それとも日本人観光客を救出するために自衛隊を派遣するかという論議にならない。わたしにはどう考えても不思議だ。ではなぜアルジェリアにはすぐ自衛隊を派遣しようという論議になってしまうのか?元々アルジェリアの場合、石油資源を確保するために、日揮という会社が実質上国策で派遣されていた。
▼だがグアムには資源もなく殺害されたのは観光客である。それにアメリカの領土だから、親分の許可なく勝手な行動はできない。だから「容疑者」は何一つ自白していないが、現地警察の取り調べに任せるしかない。もどかしいことだと、日本の政府は思っているに違いない。方やアルジェリアの了解を得ずに自衛隊を派遣する論議を進めるという乱暴さだ。大体自衛隊が行っても言葉が通じない。たとえば一人救出するのに必要な兵力は数百人の自衛隊員が必要になる。そんな採算に合わないことをして大丈夫なのか?
▼アメリカは911の報復でアフガン攻撃をするとき、大学院でパシュトー語やダリー語の修士課程を終えたくらいの語学達者な兵士をまず派遣している。アルジェリアはアラビア語とベルベル語だが後者を教える学校が日本国内にあるのかも分からない。自衛隊では中国語や朝鮮語、そしてロシア語の簡単な会話は部署によっては教えているらしい。だがそんなの中東ではまったく役に立たない。
▼昨日の朝日では7面で集団自衛権の解釈をめるぐ歴史的な論議が元内閣法制局にいた坂田雅裕氏が解説していた。日本国憲法では「集団的自衛権」は一切認めていられない。ところが今日アメリカ軍を補完するために日本の自衛隊を派遣しようとする動きが出ている。アメリカは自衛隊に戦地に来てもらっても鉄砲を撃てなければ意味がないので、それを解釈で「現場の判断で撃てる」ようにしているのが現状である。先週の「愛川欣也パックイン・ジャーナル」でドイツ文学者の池田香代子は「中国のフリゲート艦がレーダー照射したにも関わらず自衛艦の艦長が我慢して応戦しなかったのは立派な態度でエライ」だとベタほめしていたが、それはまた別の問題である。(明日に続く)
▼今晩の国会は雪か?雨か?あがってくれると助かるが…。

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February 14, 2013

◇「故郷よ」(ロシア映画、その2)

Butabaradon
(13日、取材先で食べた豚丼)
▼12日のパブリックコメントの締め切り日、協力してもらえそうな友人に電話した。すると「そういう難しい操作はできない」というご返事だった。残念!「新安全基準のパブリックコメント」の締め切りは28日なので、こちらも引き続きご協力をお願いしたい。
◇「故郷よ」(ロシア映画、その2)昨日のブログに画像を追加したのでご覧いただきたい。だが故郷の家には母親と一緒に住んでいる。母親を残して自分一人で逃げ出す訳にはいかない。ガイドは勤務している旅行社の仕事の一つだ。てきぱきと受け付けを済ませてガイドの仕事に戻る。バスで客を待っていると、ヨーロッパからの客が大勢やってくる。彼らに防護服を着せて被災地域を回って歩く。しかし彼らは野生化して馬を見たり、もしかして奇形の動物がいないかに興味を持つ。
▼あるとき、あの除洗地域の案内をしていると、住むことが禁止されている村に人の気配がする。よそから流れてついた人たちだ。「ここは住むのが禁止されているのよ」というと一人の男はAK突撃銃を突きつけて「どこに住もうとオレの勝手だ」と銃を乱射するので逃げ戻る。彼らにとって放射能汚染は大して問題ではない。屋根があるところに住めればそれで良いのだ。
▼ツアーが終わった後はシャワーを浴びなければならない。洗髪しているとごっそり髪の毛が抜け落ちるのでぞっとする。わたしはもう子どもを産むことが出来ない身体になってしまったに違いない。夫とよりを戻さないのもそれが理由の一つだ。
▼もう一人の技師は、列車に乗ると今でも放射能汚染で閉鎖されてしまった駅で降りようとする。しかし亡くなってしまった駅で今でも降りようとして、「そんな駅はない。乗り過ごしているから次の駅でとっとと降りろ」と車掌にたしなめられる。自分の仕事場があった駅、あれこそが自分の生きている証だったのに。
▼もう一人の少年は父親が「消化作業」に行ったまま行方不明になってしまった。少年はツアー客に紛れて「立ち入り禁止」になっている自分の家に戻る。そして緊急事態で持ち出せなかった思い出の品を一つだけ持ち出す。この辺の描写は実写のドキュメンタリー「チェルノブイリ・ハート」にそっくりだ。そして自宅の壁に「父さんへ」と母と一緒に滞在している避難先の住所を書いてくる。
▼チェルノブイリに住んでいた人たちは何が起きたのか知らされないまま、荷物も持たずに避難させられた。「消化作業」にあたっていた兵士や消防士たちは何も真相を知らされないまま死んでしまった。「故郷」に残された未完成の観覧車や、レーニン像は、むかしここに村があったというランドマークにしかならなかった。♪「窓から窓から見える広場を、真っ赤なバラで埋め尽くして」

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February 13, 2013

◇「故郷よ」(ロシア映画、その1)

Kokyouyo
(「故郷よ」初日に配布された絵はがきとマトリョーシカの絵)
▼先日豆まきのとき、うっかりして大豆粒が大量に入った物を買ってしまった。例年は大豆やピーナッツが5、6粒ずつ小分けになっている物を買っている。これだと散らばらないので便利だ。ところが今回のは数えていないが、200粒から300粒で袋に入っている。部屋の外には掴んで投げたが、室内は数粒ずつ目立つ場所においた。困ったのはその残った豆粒だ。仕方なくわたしが毎日10粒~20粒食べて、昨日ようやく食べ終わった。ま、チョコよりは遥かに健康に良いので、すべて食べきった。普通は自分の年齢の数だけ豆を食べるのだが、わたしは実年齢の3倍くらい食べてしまった。
◇「故郷よ」1986年4月25日チェルノブイリの町で、あるカップル結婚式を挙げている。公園の広場の前には建設中の観覧車があり、脇にはレーニン像が立っている。披露宴が開かれている最中、夫に非常呼集の連絡が入る。妻は「こんな披露宴の最中に行かないで」と訴えるが、夫は「僕は技師だしいかないとクビになる」と妻が引き留めるのを押し切って出かける。妻の母は鷹揚に「わたしの結婚式のときもお父さんは、仲間とトランプをして朝帰りだった」となだめる。
▼出かけるとチェルノブイリの原発は手がつけられない状態で、防護服などないまま、無手勝流で必死の消火活動が行われる。町へ出ようとした別の技師は途中交通規制で兵士に「これ以上進めない」と追い返される。みると大勢の兵士が消火活動のため全国から呼び寄せられている。当然大勢の犠牲が出る。
▼またある町ではハインドヘリが飛来してくる。村人は「何が起きたのだ」と疑心暗鬼で「戦争だろう」「相手は?」「アメリカに違いない」と口々に叫んでいる。ヘリから降りて来たのは全身防護服とフルフェイスのマスクをつけた10名くらいの兵士だった。彼らは建物の除洗にやってきたのだが、見ているとかなりいい加減で下から上にシャワー型の除洗ノズルを動かしている。上から下に動かさないと意味はないと思う。そして兵士たちは「ここから出ていかなければいけない」と命令する。
▼そして祖父と行方不明になってしまった少年がいる。結婚式の町の人は1時間以内にバスに乗れと命令されるので、個人的な荷物など何一つ持っていけない。それに一時的に待避するだけだろう、とみんなが考えていた。
▼場面は一転して30年後の今の風景。結婚式の後、夫と離ればなれになった妻はチェルノブイリツアーの旅行社のガイドを仕事としている。夫生き残り、今や石棺の作業に携わっている。危険な作業で給料は高いのでよりを戻して一緒に暮らそうと妻を説得にやってくるが、妻にはそんな気持ちは毛頭ない。それどころか、ロシアを出国してガイドで知り合ったフランス人の男と結婚しようと考えている。(文章を点検せず乱筆失礼、取材で出かけるので明日に続く)

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February 12, 2013

レーダー照射事件報道の本質は憲法改悪が狙い。

▼昨日PCの動きが悪いという親戚の家に行った。XPなのだが立ち上がりに時間がかかるときとかからないときがあるという。スパイウェアやプログラムとセキュリティソフトが異常ないかどうかチェックして、最後にメモリーをチェックしたら750MBしかなかった。最低2GBにする必要があるとアドバイスした。さらに古いPCが2台あるがどうやって捨てたらよいかという相談もされる。WIN3・1とWIN98だ。重要なデータでも入っているのかとお聞きすると、家計簿などだという。個人の20年も前のデータに興味を持つ人はいないから、そのまま捨てて大丈夫だと話して帰る。
▼昨日も書いたPC遠隔操作事件のこと。TVも新聞も「犯人逮捕」で顔写真入り、家宅捜査の場面を流している。何度も言うが容疑はあくまでも容疑であって、最終裁判(最高裁)で罪が確定するまでは容疑者である。それなのに記者は「警察への取材によれば」と自分の足を使って検証せずに「警察発表」の記事を垂れ流し続ける。この事件に関していえば、4件の誤認逮捕がある。その汚点を必死に取り戻そうという警察の思惑が見え隠れする。
▼中国のフリゲート艦の自衛艦への射撃レーダーの照射事件。この照射は実はかなり前からあったようだ。小泉首相時代からあったが、ほおっておいたという。これは2日の「愛川欽也パックイン・ニュース」で田岡俊次らが指摘していた。9日の番組では中国共産党が、人民解放軍をコントロールできなくなっているという人がいた。中国共産党自体、もはや資本主義制度復活の担い手になっている。そして人民解放軍は中国の第二の権力機構になってしまっている。中国では一般市民に暴行を加える人民解放軍の暴挙が多発している。それに対する市民の反撃も数多く発生している。人民解放軍はおそらく戦前の日本軍のような、中国国内では「敵のない」組織になってしまっているのだろう。
▼レーダー照射もまかり間違えば戦争になりかねない行為である。本来ならば中国共産党指導部の許可がなければ「照射」は出来ない。それを現場が勝手にやっているのは「冒険主義」に他ならない。そして日本国内を見ると今まで照射されても無視して来た。とくに尖閣問題で中国と外交問題でこじれてしまっている。そのとき民間外交で公明党の山口代表が習近平とあって外交チャンネルを復活させようとした。そのとき、日本国内ではメディアが1週間も2週間も前に起きた「レーダー照射」を大々的に取り上げた。このことは何を示すのかと言えば、国内にこれをチャンスとして国防関連予算を増やし、自民党の言う憲法改正試案(実際は明治憲法に逆戻りするのと同じ、かなり大幅な改悪)の方向に持って行こうという考えが見え隠れする。

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February 11, 2013

「遙かなるキューバ」(その20)

Azekura
(日本人として初めてキューバの土を踏んだ支倉常長の銅像、仙台から運んで建立された。)
▼連休中でお休みの方も多いと思う。昨日のブログでお願いした原子力サイガ対策指針(防災指針)のパブリックコメントは明日12日締め切りなので、以下のサイトを開いて、「500μSv/時20μSv/時の「被曝を許すな!、新防災指針反対」をコピペでつけて送って下さい。昨日ご紹介したサイトは「新安全基準」で間違っていました。すみません。
▼今朝のNHKラジオのトップはPC遠隔ウィルスだったが二番目の長崎のグループホームの火災の原因も「警察への取材によれば」とコメントしている。こうなるとNHKに取材記者はいらなくなる。記者はリストラして警視庁記者クラブに中継カメラを置けば済む。
Parede
〔旧市街を練り歩くパレード)
▼「遙かなるキューバ」(その20)キューバのメディアはどうなっているかネットで見ても英文のそれは西側のバイアスがかかっている記事ばかりで正確にはわからない。ラジオとTV受信機は300万から390万と書かれている。首都のハバナでもTVアンテナがないということはラジオの方が多いと思われる。まさか日本のように光ファイバーのケーブルを引き回す資金はない。ホテルのTVはアメリカのCNNも、映画も映っていた。この点をガイドに聞くと、「ホテルだけは衛星放送が見られるようになっている」ということだった。キューバの放送と思われるものも混じっていたが、カメラワークからスタジオ、出演者も素人の様に見えた。だがキューバは新聞発行に関してはかなり充実しており、分野別に多種類の新聞が発行されている。
Poster12
(革命を祝うカストロ兄弟写真入りのポスター「革命は前進する」)
▼当然、生活必需のインフラを優先させなければならない。ヘミングウェイの家に行くときの道路はかなり傷んでいた。ドライバー曰く「こっちはあまり車が通らないから、安いアスファルトを使うため、すぐでこぼこ道になってしまう」ということだった。その点サンタクララへのフリーウェイはデコボコはなく、かなり整備されていた。キューバ政府もそのことは十分承知しているはずだ。だからいつまでもヘミングウェイだけで、外国の観光客は呼べるとは思っていないだろう。次の目玉となるのがサンタクララのゲバラ廟であるはずだ。
▼キューバでは以前から日本の映画「七人の侍」が少人数の武士が農民を見方にして最後に盗賊を追い払うプロセスが、カストロのキューバ革命にそっくりだと人気があった。ガイドに話を聞くとどうやら勝新太郎の「座頭市物語」と「七人の侍」がまぜこぜになっているようだった。それでもそういう農民が最後に勝つというストーリーは人気があるようだった。キューバに一番人気のある女性という話や写真が出てきた。それはどうやらオリバー・ストーン監督が作った映画「コマンダンテ」に出てくる、カストロの秘書兼通訳そして実質上の妻ではないかと思ったが、ガイドはわたしの意見を否定はしなかった。なおわたしはゲバラに関しては「モーター・サイクル・ダイアリー」が一番優れた映画ではないかと思ってが、どうやらキューバでは上映されなかったようだ。
▼キューバは決して「楽園」ではない。多くの困難をかかえながら、それを一つひとつ解決して平等にくらせる国を目指している。これだけは間違いないと思った。ブログに書けない詳しい解説と分析はメルマガ3月下旬号でご紹介します。

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February 10, 2013

「遙かなるキューバ」(その19)

Messege
〔メイドさんの手書きメッセージ)
▼昨日は銀座シネスイッチに「故郷よ」初日初回を見に行った。あのチェルノブイリ原発事故があったとき、結婚式を挙げていたカップルや他の二人の人生を描いた作品だが、かなり空いていた。原発事故に目と耳をふさごうとする国民性がここにもでている。テーマ曲は「100万本のバラ」だった。
▼同様に、8日の首相官邸前抗議行動の動画をご覧になっている方は少ない。国会前では先週からパブリックコメントを出そうと呼びかけている。以下のサイトにアクセスして是非あなたの意見を一言書いて送信して欲しい。提出先はこちらで、締め切りは12日です。書き方が分からない方はフォームに「暴走するな規制委員会、直下に活断層があるのだから大飯原発を即時停止せよ。新安全基準反対、新防災指針反対」と書くか貼り付けて下さい。
▼「遙かなるキューバ」(その19)到着した翌日市内観光から戻っても部屋の清掃は出来ていなかった。とうぜんバスタオルの交換も出来ていなかったのでフロントに注文した。これはドアノブに「空き」という札をつけていなかったせいかも知れない。そのため翌々日からはちゃんとしてくれるようになり写真でご紹介のような手書きのかわいらしいメッセージまでおいて行ってくれたので、枕銭と返信の「thanks pretty girls」とメッセージを残しておいた。
▼市立美術館はかなり豊富な展示があった。3階建てで上から中世、近代、革命後の順番に陳列されていた。市ヶ谷にあるセルバンテス・スペイン文化会館で昨年「キューバの革命芸術」という展示があったが見逃してした。今回はそのリベンジもあったのでゆっくり見る事ができた。彫刻などもう発想が違ってなぜこんなにリアルに表現しなければならないのだろう、という作品まである。勤労意欲をたかめるポスターの一つに、ミシン(ソーイング・マシン)の前で居眠りしているしている人物がいた。かなりデフォルメしてあるが「居眠りは危険である」というメッセージはかなり強烈に伝わってくる。2時間くらいかけて一回りし、一回のカフェで休んできた。
Poster
(選挙ポスター)
▼町を歩いていると所々に「手配書」のような物が張り出してある。わたしが見たのは床屋さんの前だったので、写真の人相もよくなかったので「凶悪犯」の手配書かと思って写真を撮って来た。ガイドに話を聞くと選挙ポスターであるという。しかしA4のわら半紙に顔写真が小さく入っているだけで、外国人にわたしには何なのか分からない。帰国後スペイン語に堪能な方に写真を添付ファイルでお送りして読んでいただいた。すると自治体で言えば市レベルの選挙ポスターで立候補している人のプロフィールが書かれているということだった。日本のカラフルで顔写真だけが大きく中身がないポスターとは大違いである。ドアに画鋲やテープで留めてあるだけでかなり質素である。
▼ホテルの屋上や町を歩いていて、テレビのアンテナが1本も立っていないことに気づいた。フィデル・カストロはグラマン号でキューバに上陸してから、一貫して正しい放送を市民に伝えることに力を注いできた。未だにTVを重視せず放送だけなのか?(「遙かなるキューバ」は明日で連載は終わります)

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February 09, 2013

「遙かなるキューバ」(その18)

▼今朝のNHKラジオでマイペースの「東京」をやっていた。♪「東京へは もう何度の行きましたね」という曲。わたしはの場合♪「国会へはもう何度もいきましたね」になる。わたしは低温やけどが怖いのでホカロンは使ったことがない。1月の一番寒い時期よりも一枚多く着込んで出かけた。抗議行動はやはり「鳴り物」の方が迫力がでる。昨晩は山伏が使う「ホラ貝」を持って来た人がいて驚いた。昨晩も新しい人と知り合いになって握手をして別れた。
Hurubonta
(青空の古本屋さん、これも国営)
▼「遙かなるキューバ」(その18)貧富の差ができると、支配と被支配の関係がうまれ、その結果として階級社会ができることは歴史が証明している。みたところ生産手段を持たない庶民は「小銭」を稼ぐことに頭を使っている。歴史的建造物がある地域を歩いていると、かなり高年齢の女性たちがフラガールの様に派手に着飾って「ピクチャー?」と突っ立っている。観光客と一緒に写って、その並ぶポーズによって値段が違う。どうやらほっぺたにキスをするのが一番高いようだ。堀田善衛の「キューバ紀行」の中にも革命後3年のハバナにも数万人の商売をする女性がいたが、今は2千人くらいだ、という表現がある。着衣と身のこなしかたから、そういう雰囲気を持っているように感じた。
▼小銭の2は旧市街ではパレードが多い。10人くらいで店の宣伝もかねて竹馬などにのって鉦や太鼓で練り歩く。これも無料かと思ってカメラを向けるとお金をせびられる。さらに全身に金粉を塗りたくって銅像もどきをしている人も同様だ。一番傑作だったのはホテルの前で愛犬に洋服と眼鏡をつけてザルに入れている男性がいて、カメラを向けると「2ペソ〔日本円にして100円くらいか)」だと叫ぶ。あとわたしは出会わなかったが、外国人観光客を見つけると酒場に連れて行って「酒を奢れ」というのもあるという。
Sieibijjutukan
(市営美術館のエントランスにもフィデルの言葉が)
▼いずれにしても旧市街は警官が30mおきに立ってそういう行為を取り締まっている。大体すっきりとした身なりでL字型のバトン〔日本でいう警棒)を腰につけている女性警官が多い。中には拳銃を腰にしている警官もいる。ガイドにその違いを聞いたところ、肩の肩章を指さし「階級の違いで拳銃を持つのだ」ということだった。拳銃の種類はホルスターにしっかり入っているので特定できなかったが、9ミリのベレッタ系の小型自動拳銃だと思われた。警官は観光客に「キューバは安全なところ」とイメージを持ってもらうように配置されているのだろう。それが証拠にトロピカルショーが終わってホテルに戻ったのは午前1時頃だったが、国営ホテルの入り口にはちゃんと婦人警官が立って警備していた。
▼そういう限られた空間にあっても女性たちはおしゃれである。最終日に集合型マーケットの貴金属コーナーに入った。すると母親が5、6歳の女の子を連れてやってきて、ピアスを選んでいた。だがいきなり耳に針の部分を突き刺すのだ。女の子は「痛い痛い」と涙を流してわめく。おお、これを虐待と言わずして何というのだ。それは当然だ、しかし母親はそれに構わず突き刺す。日本ならば専門の医師が「耳の穴開け」をやらなければならないはずだが、おしゃれのためならそんな余計なお金を使えないというのが実態なのかも知れない。あと1回で終わる予定です。ご質問などありましたらお寄せ下さい。

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February 08, 2013

「遙かなるキューバ」(その17)

Hkyozo
(連載16に書いた店内にある胸像)
▼しかし日本の新聞やTV報道狂っているとしか思えない。たとえば「環境省、中国から流れて来ているPM2.5観測強化、健康への影響解析」というニュースが話題になっている。 しかしそれよりも放射能調査結果は事故から1年で発表を止めているが、こちらはどうなっているのだ。よその国の大気汚染を心配するよりも、国内の放射能汚染を心配しろ!TVの旅番組を見ていると、K市のあんこうの吊し切り、Y湖のワカサギの天ぷら、いずれも半年前までは放射能汚染度が高くで漁も禁止されていたところだ。それに「もんじゅ」の検査は終わったとして、データ隠しをしたまま再稼働をしようとする企み。
Tanker
(目の前を通過するタンカー)
▼「遙かなるキューバ」(その17)泊まったホテルAMBOS MUNDOSはスペイン語で「両方の世界」という意味で桐野夏生の短編小説にも出てくる。ただハバナのホテルというだけで中学校の教頭と女教師が「不倫旅行」の場所として使ったという過去形の描写でしかない。キューバのホテルのランクで見るとかなり古い。もしA、B、Cの3ランクがあるとすれば最後のB」になるだろう。夕食に一度ティールームでサンドイッチを頼んだが、もう量が多くて食べきれなかった。3日目の朝と4日目の朝はは近くの海岸を散歩してみた。すると釣りをしている人たちがいて鰺のような小魚がかかっていた。海はかなり汚れて濁って見える。後でガイドに聞いたら、「政府は海は汚れているので釣った魚は食べてはいけない」と言っている。しかし釣って食べる人は絶えないともいう。
▼湾の入り口には日本のODA援助で浄水プラントも作られて稼働している。しかしこの汚染状況は焼け石に水だろう。精油所は一晩中、赤々と炎があがっている。散歩を続けているとスペイン語で「禁煙」と書かれたベネズエラ船籍のタンカーがやってきた。町を歩いていると人が並んで何かを受け取っているところがある。これは?と聞くと食料の配給所であるという。キューバは主食の麦、米、パンそれに鶏卵は配給制である。パンは毎日配給手帳にチェックをしてもらって受け取る。だから町では食料品店や食べ物を売っている店はほとんど見かけない。
Turi
(禁止されても釣りをする人)
▼つまり革命前はアメリカの実質的な植民地として、夏場にサトウキビを収穫してしまうと後は仕事がなく、ルンペン同様な生活を強いられていた。あとは避暑地としてアメリカの富裕層が遊びに来るだけ。そんな状態の国をカストロらは50年かけて、「全国民が飢えない、病気になっても医療費のいらない国」に作り替えてきた。
▼そこで着目されたのが観光資源を生かして国を再生しようという取り組みが行われつつある。だから職業訓練校で「建築遺跡や絵画の修復」という科目が重視されているのも頷ける。しかしいずれにしても食料と燃料が自給できないというのは決定的である。しかもそれらを買いたくても外貨がない。これがキューバの実態であろう。今の課題はどうやら全国民が食えるようになったので、個人商店を認めて「勤労意欲」を刺激しようとしている。だが「外資」を入れなければ大規模な発展は望めない。もしかするとあと30年もすると、現在のベトナムのように変化していくのかも知れない。
▼今晩の国会前は北風がぶり返して寒そうだ。厚着をして行かなければ…。♪「北風ふきぬく、寒い永田町も、ホカロンひとつで 暖かくなる~」今晩で連続40回目の抗議行動への参加となります。

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February 07, 2013

◇「塀の中のジュリアス・シーザー」と◇「二郎は鮨の夢を見る」

▼朝日新聞の勧誘員が「契約の延長」のお願いでやってきた。過日集金の人に「2月一杯で購読を止める」と伝えてある。勧誘にやってくる人は中国人のとても気立ての良い人である。しかし朝日の記事には腹の立つことばかりだ。「中国海軍の管制レーダーの照射」にしても一週間前、2週間前の出来事である。なぜ昨日になって仰々しく報道するのか、その政府の今年度予算の審議のタイミングを狙ったとしか思えない。「彼」には一切責任はないが、朝日の権力の手下に成り下がった態度は許せないので、しばらく「東京新聞」に切り替えようと思っている。もしつまらなかったら、元に戻すかもしれない。朝日は1500人もリストラしなければならないのに、何やっているのか?
◇「塀の中のジュリアス・シーザー」イタリアのローマ郊外にあるレビッビア刑務所。ここでは毎年、囚人たちによる演劇実習が行われている。囚人たちの罪名は麻薬取引、マフィアの手下など殺人罪こそないが様々である。毎年囚人たちが様々な演目を演じて、所内劇場で練習を重ねる。そしてその成果を刑務所のなかに舞台設置し、一般人の観客に見てもらっているのだ。囚人たちに演劇指導をしているのは、演出家ファビオ・カヴァッリだ。彼が今年の演目として、シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」を取り上げると発表した。さっそく、囚人のなかから出演する俳優のオーディションが始まる。テーマは「優しく自己紹介をする」と「怒って自己紹介をする」の二つだ。その表現力からまずブルータス、次にシーザーが、そしてキャシアス役が次々に決まっていく。
▼演じるのはいずれも重警備棟の囚人たち。彼らは演技の稽古が終わると毎回二重扉の「個室」に入れられる。垣間見える「個室」の内部は日本の刑務所に比べてかなり自由な雰囲気が漂う。一般の人々に見せるために所内の廊下や休憩所など様々な場所で稽古が始められる。本物の刑務所の中で、実際の服役囚たちが、役を演じるのだが、必死になるなど囚人たちは次第に稽古に夢中になる。そして彼らの日常生活が「ジュリアス・シーザー」の場面のように変わっていく。
▼囚人たちがふだん日常生活している廊下、遊戯場で、一所懸命に台詞を覚えようと同じことを繰り返す俳優(囚人)たち。それぞれの自分が生きて来た過去や性格などが次第にオーヴァラップして演じる役柄と同化していく。同化して行く。そして、刑務所自体がまるでローマ帝国になったように変わって行く。そして一般公開が迫って来ると、囚人たちは舞台も自らの力で作り上げる。見物客はチケットを買って「どんな演技を見る事ができるのだろう」と刑務所の中にある舞台へと足を運んでくる。
▼絶対権力者のシーザーが刺されたあと、見物客は芝居ではなく、現実が再現されたかのような迫力満ちた舞台に陶酔して拍手が鳴り響く。2012年ベルリン国際映画祭金熊賞グランプリ受賞。2013年米アカデミー賞外国語映画賞イタリア代表作品。(銀座テアトルシネマ)素人でも訓練と練習でこんが演技ができるとは驚きである。
◇「二郎は鮨の夢を見る」この店は「すきやばし二郎」と知られている。わたしの家族もその頃会社の上司に連れられて行ったが、現在ほど有名ではなかった。ところが2007年にミシュランガイドの3つ星に選ばれてから、直接店に予約をしに行って(電話不可)それで2、3ヶ月待ち。料金は最低で3万円から、しかもつまみ、酒はなしで15分くらいのお任せコースで食べ終えねばならない。なせこうなったのか?先日のブログにも書いたが、この映画を撮ったフランスの映画監督が料理研究家の山本益博のところに「明日帰国するがお勧めの鮨屋はあるか?」と聞きに来た。「すきやばし二郎」を知っているかと聞いたところ「知らない」というので「ぜひ行くべきだ」と食べさせた。監督はその鮨の味のはまってしまう。そしていったん帰国して2ヶ月間、朝8時から夜10時までフィルムを回し続けた。その結果できたのがこの映画である。
▼主人公の小野二郎さんは現在85歳だ。彼は60歳のとき「鮨屋として生き残るにはどうすべきか?」と悩んだ。その結果は自分が納得する材料(ネタ)を築地で仕入れ、納得する米を吟味して買う。納得するようにガス火で鍋に重しを2個乗せて圧力をかけて炊きあげる。下準備はたとえば蛸は2時間かけて揉んで柔らかくする。卵焼きがネタとして使えるまでには1年間焼き続けなければ認められない。
▼弟子たちが下準備をすればあとは二郎が客の前で握るだけ。二郎は自分が一番楽な仕事をしているという。しかし映像を見ていると鮨は生き物だと思わせる。二郎は何よりも自分の手のひらを一番大切にする。だから40代から、鮨を握る瞬間以外、常に特注の手袋をして生活をする。極上の物を作るには仕事に誇りをもち、かつ好きにならなければという。客に食べてもらうという仕事で自らを鍛えた達人の言葉である。(ヒューマントラスト有楽町)

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February 06, 2013

▼「遙かなるキューバ」(その16)

▼先日都内の地下鉄に乗っていたら30代の若いカップルに席を譲られた。毎週国会前で2時間突っ立って抗議活動に参加しているわたしは「あと一駅ですから」とお断りした。しかし男性の方は「いったん立つと引っ込みがつかないので、座って欲しい」にこやかにとおっしゃった。それもそうだなと思って家族だけありがたく好意をお受けした。今後、好意はありがたく感謝して受けなければいかんと思った。
Goymin
(民謡を演奏してくれた漁民のアーチスト)
▼「遙かなるキューバ」(その16)ヘミングウェイの家から車で5分ほど行くと、現地速報でご紹介した要塞跡に着く。ギターを持った老人が2人来て「ハポネ」と言って曲を弾き語りする。MINさんは何ペソか寄付する。海は汚れているし村はかなり貧しそうである。ガイドは生前ヘミングウェイは漁師と友達になり、彼が死んだとき漁師たちは船のスクリューを売ってモニュメントを建てたという。金持ち作家と貧しい漁民の間に友情は存在するのだろうか?お金持ちの作家はおそらく漁民たちに何らかの寄進をしていたのだろう、と思った。要塞は現在ではキューバ軍の監視所になっているという。だが兵士の姿は見えなかった。
Douzo1
(漁民のカンパで作られた胸像)
▼それから海岸通りに政府が作ったという、巨大マーケットに案内してもらった。家族に土産を買わなければならない。何を売っているのかと期待して入ったが一軒3坪くらいの民芸品の個人商店が寄せ集まったものだった。ある店ではゲバラの似顔や写真、置物それに缶バッジ等を売っているが、ゲバラの顔とは似ても似つかない商品が多かった。ネコグッズなどを買って早々に退散する。
Ajende
(右がアジェンデのサイン、左は有名なフランスの作家サガンとある)
▼まずヘミングウェイの行きつけの酒場だ。ここでは初日に来た小さな店だったがラム酒を飲んだ。観光客が自由に自分の名前を水性ペンで落書き出来るようになっている。客は全員観光客で地元キューバの人たちはいない。高いから地元の人は自由に入れないのだろう。壁を見るとある有名人のサイン入り色紙のようなものがあった。サルバドール・アジェンデとある。おおチリの元大統領でアメリカのCIAに唆された軍部のクーデーターで殺害(近年では自殺といわれている)された。その最後の瞬間キューバを訪れたときフィデル・カストロからプレゼントされた、旧ソ連製AK47突撃銃を持っていた。アジェンデもこの店に来ていたことを知りジーンとなる。
Daikiri
(これがヘミングウェイが愛したダイキリ)
▼もう一軒先日のNHKBSプレミアムでも紹介された店で、ヘミングウェイのブロンズ像がある。店に来た人は皆その脇に座って写真を撮って帰る。ここで飲んだのは雪状の細かく砕いた氷の入ったダイキリで、大きめのカクテル・グラスに入っている。しかしこんなの一杯飲んだだけで原稿など書けなくなる。彼は毎日数杯飲んで帰ったらしいが、飲んだらもう寝るしかない。わたしたちは夕食も食べずに眠ってしまった。

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February 05, 2013

「遙かなるキューバ」(その15)

Nagame
(ヘミングウェイの家からの眺め)
▼「遙かなるキューバ」(その15)ブログで公開できる部分はあと2日ほどで終わる。あとは非公開で2ヶ月後くらいにメルマガに掲載する予定だ。サンタクララからハバナに戻ったのは午後7時頃だった。ドライバーに「わたしはサンタクララを訪れてゲバラ廟を詣でるのは30年(実際ボリビアで殺害されて46年、遺体がキューバに戻されて16年)来の願いだった。きょうはあなたのおかげでその夢が実現した。あなたはもっとも優れた安全なドライバーだ」と英語(スペイン語は数個の単語しか知らない)で謝辞を述べると喜んで握手をしてくれた。
Dogboti
(4匹のペットの犬の墓)
▼翌朝はサンタクララツアーの支払いで手持ち現金が少なくなったので両替所に立ち寄ってもらう。町中(まちなか)の両替所で円がペソ換金できるなんて不思議だた、その施設に入って分かった。まず並んで一人ずつ呼ばれて指定の番号の窓口へいく。すると詳細は書けないが、本物かどうか調べる偽札チェック機があるのだ。換金業務ができるかどうかは、その偽札チェックマシンがあるかどうかにかかっている。
▼昨日と同じドライバーで、車で30分余走った場所にあるヘミングウェイの家に向かった。ヘミングウェイは「誰がために鐘は鳴る」を1939年3月からアンボス・ムンドスホテルの511号室という狭い部屋で執筆し始めた。わたしもどちらかと言うと、狭い部屋の方が集中できる。橋をわたり細い道を走っていくと、坂道の右側にかなり古いアパートがある。ガイドは「ロシアアパート」と言い、昔ロシアがキューバ「援助」にやってきたとき建てられたもので、いまは誰も住んでいないという。かつての「友好のあかし」である。
Hheta01
(ヘミングウェイの書斎の一つ)
▼ゲバラはあるとき演説のなかで「キューバのサトウキビを安く買いたたいて国際市場で高く売っている国がある。どことは言わないが…とても同志的な国とは言えない」とやんわり当時のソ連を批判していた。ヘミングウェイは「他が為に鐘は鳴る」を1年かかって完成させ700万冊の大ヒットさせる。その金で元フランスの貴族が住んでいたという、この広大な別荘を買い取る。乗っていた車も、使っていたクルーザーも陸に引き上げられて展示されている。
▼部屋の中には入れないが動画でご紹介した通りで、数え切れない部屋数である。そしてわたしにとっては趣味が悪いとしか言えないトロフィー(撃ち殺した動物の首)の数々。そのくせ飼っていた4匹の愛犬の立派な墓があるという矛盾。豪邸が庭を掃除し、部屋を磨いて雇用に貢献していることは分かる。しかしはっきり言ってもうヘミングウェイで外国人を呼べる時代ではないということをキューバ政府が一番知っているに違いない。
▼わたしはゲバラのことをずっと書いて来たが、本当はどちらかと言えばカミロ・シェンフェゴス(英文)が好きだ。フィデルやゲバラと一緒に戦ったが、革命後飛行機事故で亡くなってしまった。しかし誕生日が同じ、それに考え方が同じという点ではより彼に共感する。(キューバの連載は禁無断転載)
▼インターネットTV「愛川欽也パックイン・ニュース」は3月で終了する、と土曜日の番組中で愛川欣也が発表した。

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February 04, 2013

「遙かなるキューバ」(その14)

Cubasl
(レストランで野ざらしになっていたミニSL)
▼NHKは朝時代から市川團十郎の死が延々とトップニュースである。NHKは大相撲とか歌舞伎に中継利権を持っているから勢い扱いが仰々しくなってしまうのだろう。アナウンサーは「歌舞伎18番を復活させた」と言っていたが、実は「歌舞伎18番とは何か」すべての外題は解明されていない。
▼「遙かなるキューバ」(その14)サンタクララの帰りに洒落たドライブインに立ち寄った。これもおそらく外国人しか立ち入れそうにない作りである。ここでキューバ初めてのネコちゃんに出会うことができた。今回の旅もいつものように日本からキャットフードを空輸してきた。レイモンド・チャンドラーの「ロング・グッドバイ」という73年に映画化された。主人公のフィリップ・マローは眠っているがネコに起こされて冷蔵庫を探すがネコ缶がないのであり合わせの材料でエサを作る。ネコはそれを見向きもしないので仕方なく着替えて近くのスーパーに愛猫が好きな「スプーン印」のネコ缶を買いに行くシーンがあり、それを思い出す。
Clasiccar3
(レストランのクラシックカー)
▼今回はかなりのネコエサを持って来た。一握り与えるとその子猫は喜んでむさぼるように食べていた。ハバナに戻る車中、ガイドさんとキューバの歌について話した。「キューバはやっぱりサルサ?」「いや若い人は興味ないね、レゲエかな?」日本で流行った「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ」とはユニットの名前で、そういう店があるわけではない。生演奏を聴いているとメキシコの曲のベサメムーチョなどとともに「chanchan」が流れて来る。歌っていたのはフランシスコ・レピラドで今はもう亡くなってしまった。♪「アルトセドロからマルカネーへ クエトからマヤリーへとオレは向かう」このサビの部分を聴いていると「タラバガニ」と聞こえて仕方なかった。動画(映画)でサイドカーに乗っているのは映画を作ったヴィム・ヴェンダース監督父子である。
Cubacat
(可愛いキューバの子猫)
▼海岸堤防は映画「苺とチョコレート」にも出てくるが、7kmもある長いマレコン通り(防波堤通り)で、わたしは帰国するため早朝空港に向かっているときに通った。ちなみに堤防を作り始めたのは1901年で完成したのは1957年だった。もっとも好きな曲は?と聞くと「ソハ」という返事が返ってきた。言ってみれば若い人たちにとって「ブエナビスタ」はあまりにも古めかしく、サルサのリズムもぴったり来ないのだろう。
▼翌日ヘミングウェイの別荘を見に行った帰りにラム酒を飲ませる店に連れて行ってくれた。そこでは3曲目にこの曲を生演奏していた。「Comandante Che Guevara」 耳を澄ませてよく聴いていると「Comandante Che Guevara」を2度繰り返していることが分かる。「あれ?『コマンダンテ』って、カストロのことじゃなかったっけ」。実はキューバ軍の最高階位は少佐(コマンダンテ)で二人とも軍の階級は同じだったのだ。しかしキューバの若者たちにとっててこの曲も日本の「うた声の歌」か「ロシア民謡」にしか聞こえないのだと思う。(禁・無断転載)

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February 03, 2013

◇「東京家族」で感じたことなど。

Ajifry
(京橋の居酒屋で食したアジフライ定食、フワフワで美味850円)
▼有楽町ヒューマントラストへ「二郎は鮨の夢を見る」初日2回目を見に行った。偶然映画にも出演している料理評論家の山本益博さんの舞台挨拶があり、「撮影の裏話」を聞くことができた。詳細は後日ご紹介する。「塀の中のジュリアス・シーザー」も見ている。執筆している新聞の「シネマ」は締め切り日が今週なので、そろそろブログに下書きを書き始めないと。
◇「東京家族」知られているように小津安二郎の「東京日和」のオマージュである。小津作品が公開されたのは1950年で太平洋戦争が終わってまだ5年しかたっていない東京だ。当時の蒸気機関車は一昼夜かけて広島の尾道から東京まで走る。老夫婦は下町荒川あたりで医者をしている医者の息子を訪ねてくる。久しぶりの再会に喜んでくれるかと思った息子は往診で忙しい。美容師をしている長女も同様。この辺の設定はあまり変わらない。前作では箱根の旅館で客の麻雀の音がうるさく、今回は横浜のホテルで中国人観光客がうるさく1泊で逃げ帰る。
▼しかし居場所がない。そのあと前作では母は戦争未亡人の原節子の家に泊めてもらう。今作では次男の妻夫木のアパート。このとってつけたような設定に無理がある。舞台の大道具のアルバイトで食いつないでいる彼が、なぜ都心にイタリア製フィアットの中古車に乗れる身分なのか?さらに東日本大震災の復興支援にかけつけば場所で蒼井優と知り合って、その場でプロポーズという設定。
▼前作では杉村春子演じる長女で芝居は成り立っていたが、今回の長女中島朋子では、その演技に差がありすぎる。今回の監督は山田洋次だから、映画作りの押さえどころはちゃんとツボを押さえている。だから泣かせる場面はたくさんある。親しい人との別れと再会、それに知り合えなかった人と心から信じることができるようになる場面。青井が家族の一員として認められる場面。これはもう映画作りの泣かせどころの基本だからソツはない。
▼しかし見終わって、「そんなことあり得ないよ」という場面が多すぎる。特に瀬戸内海の島に一人で生きて行くという橋爪功。妻を演じた吉行和子が68歳で死んだという設定である。ということ彼は75歳くらいだ。隣近所が、洗濯物をして協力してくれるのも、おそらく半年で終わるだろう。口さがない田舎では息子、娘が東京にいながら何をやっているんだろう。と白い目で見られるのは時間の問題だ。橋爪は教師をしていたから年金は高い。長男は医者をしていてカネがあるから遅かれ早かれ介護施設に入れられるのは目に見えている。そういうジレンマで悩んでいる人たちが日本では溢れている。そこかれ逃げてしまって綺麗事で終わっているように思えてならない。

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February 02, 2013

2月1日国会前のスピーチの概要です。

Duke
(2月1日国会議事堂前でスピーチする筆者:撮影Tさん。)
▼1日朝のNHK「朝イチ」を見ていたら俳優のE口Y介が、キューバに行った話をしていた。そこで彼は古いニコンのF3で撮った写真を披露した。実は彼がキューバに行ったときガイドを務めた人物が、わたしたちのガイドは同一人物だった。E口は別れるとき「日本に来ることがあったら案内するから連絡してくれ」と携帯の番号を教えて帰ったという。もしかすると彼は6月頃に日本に来るかもしれない。「餃子がすき」といっていたのでわたしも名刺を渡して「近くの餃子の美味い店に案内する」と言ってきた。
▼さらに夜はNHKBSプレミアムで、「キューバの旧市街の歴史遺産を修復する」というテーマで職業訓練校を学ぶ学生たちを紹介していたので、これも行ってきたばかりの場所が次々出てくるので、つい見てしまった。「遙かなるキューバ」も連載を早く終えたい。映画もこの間2本見ている。さらに昨日は国会前でスピーチをした。最初は一番目にする予定だった。しかし北海道出身の某女性参議院議員が「後の予定があるので、先にスピーチさせて欲しい」と言ってきた。美人には弱いので順番を譲る。彼女は自分の出番が終わっても、ちゃんとわたしのスピーチを聞いてから帰っていった。昨日はTさんも近くにいたので最初から参加した。水玉文庫さんも研究で国会図書館に来ていた。調べ物が終わった外にでるとなにやら叫び声が聞こえて来た。彼女は「これがdukeが言う国会前の抗議行動か」と思って、わたしに携帯メールをおくって来た。彼女も合流して3人になった。
▼1日のスピーチ要旨。みなさんこんばんは1週間前に比べてかなり気温が和らいで楽になりました。27日深夜というか28日午前1時に日本テレビ系のNNNNで「活断層と原発、そして廃炉」という1時間のドキュメンタリー番組がありました。そこではアメリカ、ドイツ、それに日本の対応が紹介されていました。一番遅れているのははっきり言って日本です。ドイツはご承知のように廃炉を決め、停止した原発は順次解体されています。
▼細かく裁断されたパーツは除洗された後、放射能測定をされ、パスした物だけが、海上に浮かぶ風力発電所の基礎や土台になる部品として再利用されています。その解体技術ももう輸出できると言っていました。ところが日本は廃炉どころではなく、「再稼働」と言っています。数日前に驚いた報道がありました。それは警察庁がテロリストから原発を守るための装甲車と機関銃を買うための予算として17億5千万円要求したことです。廃炉にすればこんなお金は使わなくて済みます。
▼それに昨年この場に「希望の国」を作った園子温監督が挨拶に見えていましたが、一言もお話しませんでした。しかし彼はこの映画を作るための資金を日本国内のファンドからはすべて拒否され外国ファンドの力で作ることができたのです。映画の資金はあの映画fだったら10億円もあれば作れるはずです。それに引き替えドイツでは06年に「見えない雲」という優れた映画を作っています。内容は原発の燃料棒を交換するときに事故を起こしてしまう。そして福島の原発事故を予測するような内容になっています。これは「通販生活」という雑誌の最近号の付録してついていますのでご覧下さい。どうも日本のお金の使い方と原発のあり方はますます間違った方向に向かっているように思えてなりません。寒さの峠は先週終わったと思います。まだ寒い日はあると思いますが2月もがんばっていきましょう。
▼スピーチが終わったら、いつも聞いて下さっている年配の方から「だんだんうまくなってきた」と言って下さった。

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February 01, 2013

「遙かなるキューバ」(その13)

Matecha
(右:キューバのコーヒーと国内産粉末マテ茶:左)
▼きょうの国会前は1週間前よりも寒さは和らぎそうだ。我が家にはホカロン類は一つもないので、「買わなければ」と思っていたが、14度というから大丈夫だ。きょうは2月なので「スピーチ」をしてこようと思う。原稿はすでに準備してあるので、明日のブログにはその概要をご紹介する。
▼昨日はユニット型の浄水器が故障して、メーカーから修理に来てもらった。同じメーカーのエアコンも動かなくなったので来て修理してもらった。メーカーは同じでも修理部門はそれぞれ別会社だ。両方で3万円くらいかかった。家電製品はうまい具合に保証期間が切れる5年前後で壊れるように作られている。
Rosoriet
(中央でM1ガーランド銃を担いでいるのがバケリード)
▼「遙かなるキューバ」(その13)ガイドは装甲列車の展示の場所に貼られていた一枚の写真を指さして、この男は僕と同じ村の出身でね。この戦いで「自殺隊」(?)として参加して誇りに思っているという。彼の名は「エル・バケリード」でふつうバケリードと呼ばれている。がっしりとした体格のバケリードは銃を右肩に担いで「これから行ってくるぜ」という不敵な面構えだ。それにしても「自殺隊」とは聞いた事がない。同行のM氏は日本後の「特攻隊」ではないかという。サンタクララの戦いについては以下のサイト(英文)が詳しく、バケリードの奮闘ぶりについても若干触れている。)
Hunsui
(少年が持っている靴から水が漏れている、変わった噴水)
▼しかし特攻隊は上官によって死を強制されいる。この場合上官から強制されたものではなく、自ら志願した「死をいとわない」隊。つまり「決死隊」(death squad)が正しいだろうと話した。サンタクララのレストランは外国人専用のようで入り口には二人のガードマンがいて「予約証明書」がないと入ることができなかった。そこで食べた料理は今回のキューバの旅で一番豪華な内容だった。
Ringouri
(サンタクララのリンゴ引き売り)
▼キューバのバナナは美味しいとガイドからずっと聞かされてきた。日本では輸入されたフィリッピン・バナナかエクアドル産がメインとなっている。柱にくくりつけられたバナナの房から1本もぎ取って食べたが、あいにくスイーツを食べた直後だったので、甘さは感じることはできなかった。食後はサンタクララの町の中心にある公園で一休みした。この町にあるラス・ビジャス大学は、ハバナ大学に次いでレベルの高く、全国から学生が来ており、日本人学生も一人留学しているという。町の様子はのどかで移動手段は車よりも馬車のタクシーがメインである。おそらくこれは燃料であるガソリンが入手しにくいという問題もあるのだろうと思った。
Dankon
(ホテルの右下が弾痕)
Uenoshougitai_2
(上野戦争の弾痕が残る上野経王寺山門)
▼午後2時頃だったが、人々は公園を散歩している。すると老人がタブロイド判の「グランマ(キューバ共産党の機関紙)どうですか?」と売りに来た。「みんな仕事をしていないの?」「キューバの人は仕事をしている最中でも、ちょっとそこまで」と散歩に出るという。馬車のタクシー運転手(馭者)さんたちは客待ちの間、たまり場で野球中継をひいきの選手に声援を送りながら聞いていた。野球を昼間に中継するというのも考えられないことだ。町唯一のホテルには、サンタクララ戦の弾痕が残っていた。しかし日本にはこれより古い上野彰義隊の弾痕が日本の寺院には現存している。サンタクララはどこかスペインの田舎町のような風情が残っていた。

*お詫び 昨晩1月31日9時以降から本日2月1日午後2時までにメールを下さった方にお詫び。夕べしつこい迷惑メール(ウィルス対策ソフト会社のMフィー)が来たので「一通だけ拒否」にしたら間違って「全メール受信拒否」になっていました。もしメールを下さった方がいましたら恐れ入りますが、再送信をお願いします。

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