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February 09, 2013

「遙かなるキューバ」(その18)

▼今朝のNHKラジオでマイペースの「東京」をやっていた。♪「東京へは もう何度の行きましたね」という曲。わたしはの場合♪「国会へはもう何度もいきましたね」になる。わたしは低温やけどが怖いのでホカロンは使ったことがない。1月の一番寒い時期よりも一枚多く着込んで出かけた。抗議行動はやはり「鳴り物」の方が迫力がでる。昨晩は山伏が使う「ホラ貝」を持って来た人がいて驚いた。昨晩も新しい人と知り合いになって握手をして別れた。
Hurubonta
(青空の古本屋さん、これも国営)
▼「遙かなるキューバ」(その18)貧富の差ができると、支配と被支配の関係がうまれ、その結果として階級社会ができることは歴史が証明している。みたところ生産手段を持たない庶民は「小銭」を稼ぐことに頭を使っている。歴史的建造物がある地域を歩いていると、かなり高年齢の女性たちがフラガールの様に派手に着飾って「ピクチャー?」と突っ立っている。観光客と一緒に写って、その並ぶポーズによって値段が違う。どうやらほっぺたにキスをするのが一番高いようだ。堀田善衛の「キューバ紀行」の中にも革命後3年のハバナにも数万人の商売をする女性がいたが、今は2千人くらいだ、という表現がある。着衣と身のこなしかたから、そういう雰囲気を持っているように感じた。
▼小銭の2は旧市街ではパレードが多い。10人くらいで店の宣伝もかねて竹馬などにのって鉦や太鼓で練り歩く。これも無料かと思ってカメラを向けるとお金をせびられる。さらに全身に金粉を塗りたくって銅像もどきをしている人も同様だ。一番傑作だったのはホテルの前で愛犬に洋服と眼鏡をつけてザルに入れている男性がいて、カメラを向けると「2ペソ〔日本円にして100円くらいか)」だと叫ぶ。あとわたしは出会わなかったが、外国人観光客を見つけると酒場に連れて行って「酒を奢れ」というのもあるという。
Sieibijjutukan
(市営美術館のエントランスにもフィデルの言葉が)
▼いずれにしても旧市街は警官が30mおきに立ってそういう行為を取り締まっている。大体すっきりとした身なりでL字型のバトン〔日本でいう警棒)を腰につけている女性警官が多い。中には拳銃を腰にしている警官もいる。ガイドにその違いを聞いたところ、肩の肩章を指さし「階級の違いで拳銃を持つのだ」ということだった。拳銃の種類はホルスターにしっかり入っているので特定できなかったが、9ミリのベレッタ系の小型自動拳銃だと思われた。警官は観光客に「キューバは安全なところ」とイメージを持ってもらうように配置されているのだろう。それが証拠にトロピカルショーが終わってホテルに戻ったのは午前1時頃だったが、国営ホテルの入り口にはちゃんと婦人警官が立って警備していた。
▼そういう限られた空間にあっても女性たちはおしゃれである。最終日に集合型マーケットの貴金属コーナーに入った。すると母親が5、6歳の女の子を連れてやってきて、ピアスを選んでいた。だがいきなり耳に針の部分を突き刺すのだ。女の子は「痛い痛い」と涙を流してわめく。おお、これを虐待と言わずして何というのだ。それは当然だ、しかし母親はそれに構わず突き刺す。日本ならば専門の医師が「耳の穴開け」をやらなければならないはずだが、おしゃれのためならそんな余計なお金を使えないというのが実態なのかも知れない。あと1回で終わる予定です。ご質問などありましたらお寄せ下さい。

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