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February 15, 2013

グアムには自衛隊を派遣しないのかな?

▼数日前から自宅前の大通りの反対側の道路に、デスクトップパソコンが廃棄されていた。S社のVという機種名を示すロゴが書かれていた。ご存じのようにPCは所定の手続きを経て有料で引き取ってもらわなければならない。清掃事務所も当然放置してある。4日たっても誰も引き取る気配はなかった。それで昨晩自宅に持ち帰り筐体を開けて必要部品のHDDとメモリーだけを抜き取って元の場所に戻しておいた。OSはXPでHDDはシリアルSTAの250Gだった。これでは売り飛ばしても数百円くらいにしかならない。
▼グアムで起きた日本人観光客の殺害事件の被害者は3人になった。逆説的に考えて見ると不思議なことがある。たとえば在留邦人の安全が保てないからといって、グアムに武装警察隊を派遣するか?それとも日本人観光客を救出するために自衛隊を派遣するかという論議にならない。わたしにはどう考えても不思議だ。ではなぜアルジェリアにはすぐ自衛隊を派遣しようという論議になってしまうのか?元々アルジェリアの場合、石油資源を確保するために、日揮という会社が実質上国策で派遣されていた。
▼だがグアムには資源もなく殺害されたのは観光客である。それにアメリカの領土だから、親分の許可なく勝手な行動はできない。だから「容疑者」は何一つ自白していないが、現地警察の取り調べに任せるしかない。もどかしいことだと、日本の政府は思っているに違いない。方やアルジェリアの了解を得ずに自衛隊を派遣する論議を進めるという乱暴さだ。大体自衛隊が行っても言葉が通じない。たとえば一人救出するのに必要な兵力は数百人の自衛隊員が必要になる。そんな採算に合わないことをして大丈夫なのか?
▼アメリカは911の報復でアフガン攻撃をするとき、大学院でパシュトー語やダリー語の修士課程を終えたくらいの語学達者な兵士をまず派遣している。アルジェリアはアラビア語とベルベル語だが後者を教える学校が日本国内にあるのかも分からない。自衛隊では中国語や朝鮮語、そしてロシア語の簡単な会話は部署によっては教えているらしい。だがそんなの中東ではまったく役に立たない。
▼昨日の朝日では7面で集団自衛権の解釈をめるぐ歴史的な論議が元内閣法制局にいた坂田雅裕氏が解説していた。日本国憲法では「集団的自衛権」は一切認めていられない。ところが今日アメリカ軍を補完するために日本の自衛隊を派遣しようとする動きが出ている。アメリカは自衛隊に戦地に来てもらっても鉄砲を撃てなければ意味がないので、それを解釈で「現場の判断で撃てる」ようにしているのが現状である。先週の「愛川欣也パックイン・ジャーナル」でドイツ文学者の池田香代子は「中国のフリゲート艦がレーダー照射したにも関わらず自衛艦の艦長が我慢して応戦しなかったのは立派な態度でエライ」だとベタほめしていたが、それはまた別の問題である。(明日に続く)
▼今晩の国会は雪か?雨か?あがってくれると助かるが…。

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