◇「魔女と呼ばれた少女」を見る(その1)
(国会前の夜桜29日)
▼桜は散る速度が急に緩やかになってしまった。先週の日曜日、もう見納めかと思っていた。しかし29日も国会に向かう途中、昨日も市ヶ谷の内堀付近を見るとまだまだいける。雨さえ降っていなければ、堤通を歩きたいほどだ。みたい映画は3本ほどあるか、身体は一つ、見る時間は土日に絞っている。したがって資金力の問題もあるが、現在では一日1本に限られる。かつて一日3本も見ていた時代が懐かしく思える。
▼そして1年間お世話になったKINKINTVの「愛川欽也パックイン・ニュース」が30日で終わった。わたしは課金TVといえども2時間も座り放しで見るワケにはいかないので。だいたいMP3で録音したものをICレコーダー取り込んで毎週国会の往復に聞いていた。契約は31日に終わってしまうので、うっかりすると聞き逃してしまう。30日の再放送を2時間をかけて直接録音した。しかし今朝チェックしたらもうすでにMP3でアップされていた。
▼今朝のBS朝日ではアナウンサーの徳光が四国88ヶ所巡りで、30番札所の善楽寺を訪ねていた。その解説で実はこの寺は明治政府の廃仏毀釈で寺が廃止されてしまった。ところ再建されたとき寺は異なる名称で2つ出来てしまった。それが長い長い話し合いによって善楽寺に統一されたのは平成6年になってからだという。現在はもう一つの寺でる安楽寺は「奥の院」と位置付けられている。
(落ちた椿と桜花)
▼その後今週で終わりになる伊丹十三の「天皇の世紀」23話は、やはり廃仏毀釈がもっとも激しく行われたという佐渡島を旅していた。わたしはこの40年前のドキュメンタリーを見て始めて知ったのだが、この激しさは日本の文化大革命といってもよいような内容であることが分かった。
◇「魔女と呼ばれた少女」東京新聞の映画評を見て行こうと思って2週間。ようやくシネアート新宿にたどり着いた。部族間の紛争が続いているコンゴ(旧ザイール)のお話。両親に大切に育てられた少女コモナは、ある日のこと反政府軍の襲撃にあう。武装勢力はコモナにAK47を手渡して「両親を撃ち殺せ」と命令する。コモナは当然拒否する。「やらなければ俺たちがオノで叩き切るがそれでもいいか」という。迷うコモナに両親は「構わないから銃の引き金を引きなさい」というので涙ながらに、両親を撃ち殺す。
(落ちた花びらとスカイツリー)
▼コモナは反政府軍に拉致され、まず木ぎれを鉄砲のように大切に扱うように訓練を受ける。それに慣れると次は銃を与えられて実射訓練。だが食料に満足なものはなく飢えに苦しむ。(明日に続く)日曜日朝からアクセスして下さるみなさんありがとう。4月から日曜日はツイッターだけにして、ブログは休載しようと考えています。
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