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March 06, 2013

◇「フタバを遠く離れて」を見る。

▼夕方から午後8時頃まで連絡の電話が次々にかかってくる。マンションの管理組合の件で、理事長になってから管理会社からの連絡業務がものすごく多い。金曜日の午後か地元消防署から抜き打ちで立ち入り検査があるので立ち会って欲しいという。国会に行く時間に間に合えば立ち会うことにした。今週は日曜日10日の大集会を控えている。そのため首相官邸前抗議行動と国会前集会は中止で、ファミリーエリアだけ、「10日に参加できない人のための小規模集会」を開くという。わたしは9日のように動員されて労働組合や政党の旗を持って集まる集会は嫌いなの、9日の集会には行かない。おお、たったいまベネズエラのチャベス大統領が亡くなったと、NHKが報じている。
◇「フタバを遠く離れて」この映画を見ようと思ったのはツイッターに書いたが、1日の首都圏反原連の国会前集会に監督がいらしてスピーチをされたからだ。その模様はYouTubeにアップしてある。(雨粒がレンズに当たって一部見えにくい部分があります)
▼福島第一原発一号炉は年3月12日水素爆発を起こした。NHKは遠景で「30km離れた安全な場所から撮影しています」というだけで爆発の瞬間の映像は流さなかった。しかし双葉町の町民は1号機の水素爆発の音を耳にした。それどころか「避難せよ」の連絡もないまま「死の灰」を浴びた。双葉町は全面立入禁止の警戒区域となり、1400余人が双葉町から250㎞離れた埼玉県加須市の廃校となっていた騎西高校に避難移動した。
▼騎西高校へは町役場から地域社会丸ごと移転したこの高校は、避難生活が長引くにつれて住民からは諦めや、生きる希望すら失っていく。それはそうだ。プライバシーもなく3食冷たい弁当を支給されるだけだ。人間は生きて食っていくだけでは希望は見いだせない。双葉町長井戸川克隆氏は、40年前に財政破綻した町を救うために7、8号機を誘致した。後半当時の海江田や細野を呼んで原発を推進する自治体の会議が開かれる。大臣は挨拶するだけで「公務」と称してそそくさと席を立って去っていく。しかし井戸川は、「どうすれば良いのだ」と早急な対応を求める。2011年夏には中央官庁に要請に町民らはバスを仕立てて上京する。自民党議員団も国会議員面会所前で、実に空々しい対応をする。
▼そして一時帰宅。2時間では何も出来ない。妻にプレゼントしたブレザーだけを持って、祖先の墓参だけして帰る人がほとんどである。町長は後半「双葉町は放射能にまみれて、どうしようもなくなった。しかし東京の人たちは福島の電力のおかげで豊かな生活を享受したのでしょう」という言葉を突きつける。町長は避難生活をしている人たちの中で「福島に帰って双葉町の近くで町を再建」するのではなく、「補償金を受け取るべきだ」という意見が強くリコールで失職した。福島の「被曝」はマスメディアによって「風化」させられようとしている。しかし家に帰れない人たちが、まだ全国に15万人もいる事を忘れてはならない。
▼映画は8日までディトリウム渋谷でご覧になれます。後は地方での自主上映に切り替わります。5日に見に行ったが観客は5人だった。テレビは消してこの映画を見に行こう。昨日ご紹介した「ビッグデータ311」はNHKで今晩深夜に再放送されます。

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