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May 10, 2013

「オリバー・ストーンもうひとつのアメリカ史」5話、6話

▼「オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史/第5回アイゼンハワーと核兵器」第二次大戦後のアメリカはドルが強かった。一方核開発で遅れていたソ連はミサイルから人口衛星の開発に国力を注ぐ。同時に衛星国だった東欧の締め付けを強める。その代表的だったものが、ハンガリー事件であった。フランスはインドシナに利権を持ち、ポルトガルはアフリカに権益を持っていた。アメリカが目をつけたのはインドシナのフランスでこれを援助することにした。
▼だがそれは次第に代理戦争の形となっていく。つまりソ連は衛星国以外にも手を出し、アメリカも社会主義国がドミノ式に拡大するという論理を組み立て、ベトナムに「援助」の将校団を派遣する。そして両国とも「脅威」をあおった結果が軍備拡大の一方をたどる。アイゼンハウワーが引退するとき「軍産共同体」批判をするが、自分では手がつけられなくなるほど巨大化した、それに自責の念を感じたからだろう。しかしそれはもはや手遅れだった。
▼「オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史/第6回J.F.ケネディ ~全面核戦争の瀬戸際~」冷戦という考え方から軍拡競争に突っ走る米ソ両国。そのとき1959年アメリカの膝元キューバがカストロによってアメリカの支配から脱却する。そこに目をつけたのは、ブルガリア旅行中のソ連のフルシチョフだった。キューバを使ってアメリカに脅しをかければ有利な立場になる。そしてキューバの経済援助と引き替えに中距離弾道弾を持ち込む。緊迫状態が続き、アメリカ沖に潜伏していたソ連のミサイル原子力潜水艦は、本国と無線連絡が取れなくなってしまう。艦長は核戦争が始まってモスクワは消滅したのかも知れない、と部下にミサイル発射を命令する。しかし冷静な一人の部下が「確かめる迄待ちましょう」と言ったためにワシントン攻撃のミサイル発射ボタンは押されなかった。
▼ケネディの評価は政党レベルで言うと、いろいろある。しかし彼はキューバ危機を通じて、このまま軍拡競争を続けたら大変なことになると思案し、今まで政権に影響力を持って来たCIAや好戦派軍部のトップをすげ替える。つまり利権構造の流れを一気に変えようとした。それが軍産共同体の怒りを買って、ケネディを続投させたらエライことになってしまうと考えた。それがダラスの暗殺事件を引き起こす。次に大統領として登場したジョンソンやニクソンらの軍備拡大、戦争拡大路線を歩ませることになる。

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