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May 20, 2013

NHK「暴力に立ち向かう元ギャングたち」を見る。

▼今週も忙しい。5月は新聞の発行が変則的になっているので、「シネマ」も2週連続で書かなければならない。そのため土日と映画館に通った。イギリスの「カルテット」とデンマークの「偽らざる者」の二本だ。後者は土曜日の初回は11時半の上映だった。日曜日、朝食を済ませてからネットで確認すると9時半に繰り上がっていたので慌てた。
▼木曜日は午後から原子力規制委員会の「第7回大飯原発3,4号炉の現状に関する評価会合」があるので傍聴を申し込んだ。国会前で拳を振りかざしているだけでも原発は止まりそうにない。今朝の東京新聞の1面を見て驚いた原電は原子力規制委員会の調査チームの専門家に対して個別に「厳重抗議」文書を送ったと報じている。委員会の文書を熟読すればわかるが、原電の仕事の倫理観を疑われているのだ。まったく懲りない原電だ。
▼原子力規制委員会は国会前と違って椅子に座っていられる。交通費を節約しようと思えば、新橋から六本木の委員会まで徒歩30分で着く。片道、地下鉄を利用した時の半額のなんと160円で行くことが出来る。国会も有楽町から歩く方法もある。しかし抗議行動は屋外で2時間の長丁場なので地下鉄のトイレに立ち寄らなければならない。
▼土曜日深夜のNHKBS「暴力に立ち向かう元ギャングたち ~犯罪都市 アメリカ・シカゴ~」を見た。シカゴでは年間2364件の銃撃事件が発生し、515人もの犠牲者を出した。被害者の半数以上が25歳までの若者だ。NPO「シース・ファイア(発砲をなくせ)」は、9年前から、刑期を終えた元ギャングたちを「自警隊」として雇い、彼らの力と経験を生かしたパトロールをさせている。彼らのジャンパーには「セキュリティ」と大書した文字が入っている。
▼夜間パトロールでは喧嘩で蝕一発状態で感情で高ぶっているギャング予備軍の若者たちは、警察の言うことは聞かない。しかし人を殺したら刑務所が待っていて貴重な人生が暗闇になってしまうと説得する、大先輩たちの意見には耳を傾ける。シカゴは行政区によって銃の種類によって所持が禁止されたり、許可されたりまちまちである。警察が介入すると逮捕、起訴、裁判、刑務所という手順が待っている。シカゴに犯罪が多い理由は手に職を持っていないので、銃を使って他人を脅してカネを巻き上げるのだ。シカゴの失業率はなんと19%もある。リーダーが考えたのは自分がもっている銃を持参すれば匿名で受け付け警察に銃を提出する。その変わり仕事かその訓練させるという方法だった。
▼ある青年が持って来たショットガンにNHKの字幕は「最新鋭の突撃銃」となっていたがそれは間違い。伊勢崎賢治さんがアフリカなどで武装解除をやった方法とまったく同じだった。

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