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November 05, 2013

◇「眠れる美女」を見る(その2)

Kaedekana
(カエデの一種だと思うが…)
▼日曜日の夜中、サイレント・モードにしてある携帯が着信を示すピカピカと点灯していた。みると女性を装ったメールで「久しぶり帰って来たよ、覚えてる?」という内容だった。そういう話し方をする女性の友人はいないので、翌朝着信拒否に設定した。と、今朝8時10分にブログを執筆中にまた同様のメールがきて「アドレス登録してくれたか?」という催促である。
▼電車で移動していると車内はスマホを使ってツイッターをしている人が多い。何と時間の無駄遣いをしているのだろう。「繋がっている」証明か?わたしの携帯は古いのでツイッターでの発信はできるが、何が起きているか,リツイートも流れがわからないので、よほどのことがないと使わない。
◇「眠れる美女」を見る(その2)監督は「尊厳死」の是非は当事者の問題である。だから第三者があれこれ言うべきではない、という立場である。だから妻が人工呼吸器をつけられベッドに横たわっている。議員である夫は、妻をなるべく早く楽にさせてやりたいと思っている。だが娘と意見は違うことで悩んでいる。娘はかたくなに、父親の説明を拒みつけている。
▼一方女優は植物状態の娘を長生きさせようとしているが、長男は「無駄だ」と呼吸器を取り外そうとさえする。監督はどちらの行為が正しいかという考えは示さない。同時に監督はイタリア最高裁が「尊厳死」を認めたという判決をだし、議会ではキリスト教影響下の政党がそれに反対する議決を出そうとしている。議員は自分の所属しているキリスト教政党の党議を破って反対票を入れようとする。
▼監督は当時のイタリアでキリスト教勢力と、マスメディアが一体となって最高裁の判決に抵抗勢力としてガン状態になっていることに疑問を投げかけている。さらにここに3つめの話が入って来る。それは教会に入って寝ていたドラッグ中毒患者の女性の登場だ。リストカットををして病院に強制入院させられ、看病している担当医の目を盗んで飛び降り自殺をしようとさえする。しかし窓から落ちようとした瞬間医師に引き揚げられる。隙あらば自殺をしようとするが、真摯な医師の態度に次第に考えを改める。この女優はモロ首相暗殺事件をテーマにした「夜よ、こんにちは」に出演していたっけ。
▼わたし的には、この麻薬中毒患者と若い不眠不休で看病にあたる医師が、次第に心を通わせていく場面がもっとも良かった。上映終了後のトークショーでイタリアに詳しい女性教授(名前は忘れた)が話していたが、イタリアではまだ尊厳死の可否に結論は出ていないという。それに引き替え、我が日本国では医療マフィアの言いなりになって、国民的合意ができないまま、お涙頂戴式の話をマスメディアに垂れ流し、事だけは先走っていく。

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