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April 09, 2014

◇「フルートベール駅で」を見る。


▼昨晩も夜になったら寒くなってきました。午後7時から有楽町駅前にある、九州電力東京支社が入っているビルの前で、「川内原発再稼働反対」の抗議集会が開かれました。近くの日比谷公園でも、「改憲反対」集会がありました。しかしわたしは政党主導のアリバイ作りの動員された集会は嫌いなので、こちらに来ました。7時ジャストに到着すると火焔瓶テツさんのスピーチが始まったばかりです。

(ママデモさんは今晩も訴えます)
▼道行く人は怪訝な顔をして通りすぎます。あるアルコールが入った若者は「九州電力だって、こんなところで何やっているんだい」という詞を聞こえよがしに投げつけていきます。しかし中には「福島から避難して東京で生活しています。頑張って下さい」と小さな声をかけて下さる方もいらっしゃいます。大体国会前は一般人の通らない場所なので、抗議をしていても反応が分かりません。経産省前はいかにも官僚といった風情の人たちが「フン」といった顔つきで、時には罵声を浴びせて通って行きます。暖かい場所にいるみなさん如何ですか?明日は首相官邸前で、午後6時半から「総合エネルギー政策転換に反対する集会」が開かれます。わたしは雨が降らない限り行く予定です。

(迫力満点久しぶりのマコさんの登場です。)
◇「フルートベール駅で」2009年の元旦。サンフランシスコのフルートベール駅でニューイヤーパーティから帰る途中、22歳の黒人青年が警察官に射殺される事件が起きた。映画は乗客が事件をスマホで撮影していた、現実の動画で始まる。主人公のオスカーは妻と5歳くらいの娘と暮らしている。だが仕事に身が入らず、マリファナに手を出し、その売買で生計を立てているようだ。遅刻の連続でスーパーマーケットからは首になってしまう。年末は愛する母親の誕生日だ。ここは良いところを見せて、カニでもプレゼントしなければと、昔の職場に行く。昔の相棒に頼んで身の詰まった足を3本ほど見繕ってもらう。
▼買い物に来ている白人の客には、親切に祖母に電話してやり、「料理の仕方」を教えてやる。店の経営者に「前にやっていた仕事に戻りたい」というと、「遅刻ばかりするから、他の人を雇ってしまった」とつれない返事が返ってくる。
▼妻もオスカーがブラブラしていることを快く思っていない。仕事に行くときは一人娘を姉に預かってもらっている。時々オスカーが姉のところに引き取りに行くが、この日は全力疾走で娘と走って見せるので、大喜びだ。しかし何はともあれ母親のところに挨拶に行かねばならない。乾杯をして新年はサンフランスシスコ湾の花火を見ようと、妻と友人たちを誘って出かける。母は「車は混雑して危ないから電車で行くんだよ」と念を押すが、これが仇となってしまう。
▼電車はニューイヤーパーティで花火を見よう、と言う客で大混雑している。混雑の中、不良グループに目をつけられていたオスカーは喧嘩を売られてしまう。売られた喧嘩は買わなければならない。電車は「暴行事件が発生した」と「緊急停止ボタン」が押される。そこへ警察官が乗り込んで来て、シャツに喧嘩の血液が付着していたオスカーを逮捕しようと詰問している途中、怯えた警察官が拳銃を発砲してしまう。手当甲斐なくオスカーは死亡し、裁判になるが、発砲した警察官は懲役2年の判決を受ける。しかしテーザーガン(スタンガンの針が飛び出すもの)と間違えて発砲したとして11ヶ月で釈放されてしまう。22歳の青年は、警官の勘違いで家族と人生を一瞬にして失ってしまう。何と言う不条理なアメリカという社会であることか?
▼繰り返します。10日は首相官邸前で、午後6時半から「総合エネルギー政策転換に反対する集会」が開かれます。来れない人は首相官邸のホームページから抗議して下さい。

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