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April 17, 2014

◇「ダブリンの時計職人」を見る。

▼韓国のフェリー転覆事故は、映画「タイタニック」を見ているような気分になった。もう一つ事故が起きた場合、日本は会社関係者が雁首を並べて「謝罪」して見せる写真が出てくる。しかし韓国にはそういう映像はなかった。日本には事故が起きたとき支援する会社が存在する。だから「謝罪の文言」は民間会社も警察もまったく同じである。これさえ済ませれば「禊ぎ」は終わったと彼らは思っている。
▼毎日のように起きる東電フクイチの汚染水事故。原因は何も分かっていない(とNHKは言う)。汚染水がタンクがない棟屋に流れ込んでいた事故もエアコンのスイッチとポンプのスイッチが同じ場所にあって、何も電源なのか表示がなかった。一般家庭では決して起こりえない事故が東電では頻発する。一般企業や人の命を預かる会社ではやっている「ハット」「ヒヤッと」もしくは「指呼確認」という点検が毎日やられていない。書きだして、社員全員で問題を共有していない。頭が悪かったら東電には入社できない、と思う。しかし現実には、それがどういう結果になるか自分の頭では考えず、言われたことだけやる。もしくは事故を隠す技術だけには長けた人間の集団になってしまっている。今年東電に入社した新入社員は、初任者研修はフクイチを選び、自分が率先して除洗・廃炉にする覚悟で頑張って欲しい。
▼来週はオバマ米大統領来日で、連日国会周辺で抗議行動が予定されています。楽しいな-。
◇「ダブリンの時計職人」アイルランド、ダブリンの海の見える公園でホームレスをしている一人の中年男性フレッド。隣りにあった廃車はクレーンで持ち上げられ、破砕される。彼の車ももう動かない状態でトランクのボトルから水を汲んで、コーヒーを飲み、海を眺める毎日だ。ダブリンには時計職人の腕を生かす仕事がない。年金を受け取るために社会保険事務所に行くと、「住所不定だからダメだ」と窓口の対応は素っ気ない。何度行っても追い払われる。そんなある日小さな車に乗った青年カハルが駐車場にやってくる。彼はどうやら麻薬に手を染めているようで、時々集金人がやって来て「カネを返せ」と痛めつけられている。
▼引っ込み思案なフレッドと違ってカバルは何にも前向きで積極的だ。車を動かしたことがなかったフレッドは山路でスピードを出すことの楽しさを覚える。同時にスイミングプールへも行くようになる。そこで水泳エクササイズをしているピアノ教師ジュールスと知り合いになる。フレッドを食事支援したり、年金がもらえるように援助する人たちもいる。新聞記事してもっと多くの人に知ってもらったらと言われる。フレッドは自分がホームレスであることを隠してビュールスに接近しようとする。自宅を訪問して亡き夫が残した壊れていた時計を修理したころから打ち解ける。
▼もう彼女とは身分違が違うのでからとつきあうのをあきらめようとする。カハルの後押しでジュールスが通っている水泳教室に入ることになるのだが、カハルはカネを作れなかったため、売人からリンチを受けて瀕死状態になってしまう。今年4月まで見た映画でベスト1の作品だと思う。渋谷アップリンクシアター。

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