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April 16, 2014

ETV「神聖喜劇ふたたび」(再放送)を見る。

▼最近のNHK、民放TVは見るべき番組がない。わたしは主としてNHKETVを録画して見ている。水曜日の「名著で100分」(伊集院光)は今月は「万葉集」入門でかなり面白い。今晩はその3回目なので、お時間があったらぜひご覧いただきたい。先週再放送された番組では、レイチェル・カ-ソンの「沈黙の春」で物理学者だった彼女が自然界にない化学物質DDTがいかに環境を破壊するか明らかにしていく。わたしも戦後小学校に入学するとき背中からDDTを噴霧されたクチだ。
▼業界団体は彼女に反論をしていくのだが、「原発は安全だ」と主張する人たちの顔とかなり似通って見えて来る。
▼もう一つ13日夜にETVで放送(6年前の再放送)された、「神聖喜劇ふたたび/作家大西巨人の闘い」だ。わたしは全5巻のこの本に何度かトライしているが、難解で50ページ常に挫折している。この1時間半の番組をご覧になれば、大西の考え方はいちおうおさえることが出来ると重う。わたしは社会を凝縮した形での、旧日本軍の中で行われていた「不条理」が、実は現実の社会の逆説的に表現していると思えた。大西はNHK記者の現代の報道機関のスタンスにあからさまな弾圧はないが「自己規制」で「書かなくなってしまった」と指摘する。
▼実はこのことは「週刊金曜日」4月11日号で辺見庸さんが佐高信さんと「戦後民主主義の終焉、そして人間が侮辱される社会へ」という3回の連続対談を行い、1回目が掲載されている。辺見は「トラブルの要因になりそうなものは自動的に消していく。支配権力ではなく、メディアの内部が無言で自己検閲と監視をしている」と、大西とほぼ同じ指摘をしていることだ。
▼さらに辺見はさらに「戦後の新旧左翼は自己崩壊していったか。それはいまのファシズムの隆盛とどこで表裏をなすものがある」「ああいう朝日的な戦後民主主義がいかにインチキだったか」著作権法違反にならない引用をさせていただいたが、詳しくは「週刊金曜日」を3号連続で購入してお読みいただきたい。
▼佐高信は「インターネット上の、相手と対面しないで得た情報を情報だというでしょ。あれは情報ではないです」と言い切っている。このブログを情報端末やスマホで読んで下さっているみなさん、身体を張って取材しなければ、無料の情報は情報とはいえないのですよ。

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