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June 24, 2014

◇「罪の手ざわり」を見る。

Kyuden623
(九電東京支社の抗議6月23日、ビデオカメラは持参しなかった。)
▼昨晩は恒例の有楽町駅前の九電東京支社の抗議に行った。地下鉄で向かったのだが、車内の広告に薩摩霧島市で移住する人を募集していた。山間部に定住して家を購入したら100万円という。しかし川内原発が爆発したら、ここも間違いなく避難地域になるだろう。だがそういうリスクは何も書いてなかった。月曜日は定例会で、その後引き続き午後7時から内幸町の関電、中電、プレス・センターの抗議がある。しかし睡眠不足で体調が今ひとつだったので帰り、自宅にてツイキャスを見てツイートで応援した。今晩は官邸前、明日は信濃町党の包囲が待っている。
Tag623
(荷札風の原発抗議タグ。友人に貰ってパウチ加工した。非売品。)
▼都議会のヤジ問題では我が家は全員で抗議メールを送った。しかし土曜日あたりから議員の名前は特定されており、彼は自民党本体を守るため、トカゲの尻尾切りにあっただけだ。現実にはあのときもっとえげつないヤジが飛んでおり、それらの人物も特定し責任を追及しなければならない。
◇「罪の手ざわり」この映画を撮った監督のジャ・ジャンクーの作品はベネチア映画祭金獅子賞受賞作「長江哀歌」(2006年)を見ている。この映画もまた昨年第66回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した。中国では「社会主義」という名の下に進む「市場経済」が急激に進み、様々な矛盾が噴出している。4つ話から成り立っている。人が歩かない道を疾走する一台のバイク。突如行く手を3人の男が「カネを出せ」と行く手を阻む。若い男は懐からブローニングハイパワーを引き抜き、次々相手をなぎ倒し去っていく。どうやら彼は殺人を生業としているようだ。場面は転換して炭鉱の飯場で村長がやってきて、「近くの山で殺人事件が起きた、ついては警察が来る前に全員の出身地を調べたいから、身分証を持って並べ」と責任者に命じる。そこで、身分証を持っていない男がつかまる。
▼村長は炭鉱の社長が村の所有地を炭鉱に売却して、カネを横領している筈だから返してもらうと怒っている。専用機で古里に帰ってくる社長に「土産の小麦粉をもらえる」と職員を空港に並ばせ鉦や銅鑼で熱烈歓迎する。タラップをおりる社長夫妻は村長の言うことに耳を貸さない。そこでくだんの殺し屋を雇って社長夫妻を殺害させる。
▼場面は展開して某接待所。少女たちにナチスの制服を着せ、ラウンジをインターナショナル風の曲を演奏して行進する。接待を受けた客達はその中から少女を選ぶ。古里では仕事がなくて食えない青年は、一時ミシンの縫製工場で働くが、同僚と無駄話をしていたとき、相手は手のひらを大けがをさせてしまう。経営者は相手のケガが治るまでお前はただ働きだ、というので逃げ出して、接待所のウェイターをするが、ブラックな裏側に驚愕し、先が見えない。古里の母からは「カネを送れ」と矢のような催促電話が掛かるので、自死してしまう。
▼いずれもカネがモノをいう世界ばかりで、生活している人たちは、日本の江戸時代のような、苦しい生活を強いられている。4つの話はいずれもカネを巡る人間関係のいざこざだ。古い人間関係を重視した時代から新しい波に乗り遅れ、もがきながらも必死に生きる人々の姿を描いている。渋谷Bunkamura。

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