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October 08, 2014

◇「物置のピアノ」を観る。

◇「物置のピアノ」わたしも実は桃栽培農家を継がなければならない運命にあった。映画の場所は福島県中通りにある桑折(こおり)町。美しい桃の花の開花に始まり、収穫する年老いた祖父の姿が紹介される。映画の撮影を始めたとたん311がおき、撮影を中断してテーマを変えなければなくなる。そこに住む宮本一家には両親と姉妹、祖父が暮らしている姿がメインに描かれる。夏に蛍採りりをしている最中、弟は水死してしまう。一家はその負の遺産を引きずりながら生きている。東京の大学に通う姉秋葉と妹の春香は折り合いが悪く、諍いを起こしたとき妹の春香は物置に引きこもりピアノを弾く。夏祭りの最中物置小屋が祖父の煙草の火の不始末で火災を起こしてしまう。燃えて音が出なくなったピアノを弾こうとする春香。姉は一度は海外留学しようとするが長女として家業をつがなければ思い直す。苦労 して作った桃が風評被害で中々売れない。桃生育が進むなかで復興は思う様に進まない。さらに仕事がにまま復興住宅に住む人たちの気苦労と、祖父の介護と認知症の発症までが描写される。そして村人が集まる夏祭りに希望の光が見えてくる。文化祭で村人の前でクラシックを演奏するが「分からない」と不評だ。祖父が「ふるさと」を所望し学生たちと村人たちが、一つになって苦労を乗り越えようという一縷の希望の光が見えてくる。ポルポレ東中野で。
▼NHKや民放は相変わらずノーベル物理学賞とそれを称える安倍のコメントで溢れている。

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