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January 13, 2015

◇「毛皮のビーナス」を見る。

▼今週の連休は休養できた。中でも鎌田慧著「反骨/鈴木東民の生涯」(講談社文庫)を読み終えた事は大きかった。この期に及んでツイッターで呟くだけのジャーナリストが多い。一昨年12月に参議院会館前の「特定秘密法反対集会」に来た現役ジャーナリストも数人しかいなかった。わたしは来ていた全員の名前を言える。立派な事を書いても「本」を出版しても、口先だけで済む時代は既に終わっている。また「戦前」を繰り返すのを許すのか?今度は「原発」だから「次回」や今度という「後」はない。
◇「毛皮のビーナス」もう80歳になるロマン・ポランスキーの最新作。主演女優は「フランティック」の主演女優で、この映画を作ってポランスキーと結婚した女優だ。雷雨が響く道路を一台のタクシーが「会場」に向かう。そこでは次の作品のオーディションをしている。ドアを開けると、舞台監督は帰り支度をしている。「頼むから」と言われ、仕方なくたった一人のオーディションを始める。彼女は既に脚本は何処かで手に入れて持っていた。ちょっと5分くらいテストしてみるかと、やるが意外に筋が良い。実は終わってしまったオーディションでは「合格者」は一人もいなかった。もしかしたら、この女優はモノになるかも知れない。ワルキューレの呼び出し音で「妻?」からの帰宅を促す電話も次々掛かってくる。「寿司でも買って帰るから」と軽くいなす。
▼脚本どおりにテストをするのだが、舞台監督は自分の知らなかった面を女優に引き出されていることに気づく。それは自分の内部に潜んでいたマゾヒズムだ。気がつくと監督は女優によってその隠れた才能を引き出されていた。(ヒューマントラスト有楽町)
▼昨日「東京新聞」の「箱根駅伝」の記事は面白かった。わたしは常に何事も熱中して見てはいない。

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