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January 02, 2015

◇「ヴェラの祈り」を見る。

◇「ヴェラの祈り」これは昨年12月27日に2014年度最後の映画として、ユーロスペースで見た。結婚前の狂おしいような情熱はいつまでも続くものではない。当然結婚すれば子育てがあり、親戚のつきあいがあり、内容は変化していく。あるひと夏を過ごすため、アレックスは美しい妻ヴェラと2人の子どもを連れて、父が遺産として残してくれた田舎の家にやって来る。コンクリート建ての豪華な城のような家だ。周りに家はなく遠くに羊の群れが見える。子どもたちを友人の家に預けて夫婦で話していると、ある日、妻のヴェラが「妊娠した。それもあなたの子どもではない」と衝撃的な告白をする。アレックスは妻からの突然の告白に不安でいたたまれず、兄のマルク(アレクサンドル・バルエフ)に相談する。
▼ヴェラは「愛していないあなたの子どもは産んでよいのかどうかと悩んでいる」という。兄は二人の問題だが「産むべきではない。知り合いの医者がいるから処置するように」弟に勧める。二人の医者が子どもたちが友人の家に遊びに言っている間、別荘で手術することにする。手術は終わって医師は「今は眠っているから、静かに寝かせておけ」と帰って行く。しかしいつまでたっても妻は目を覚ます気配はない。別の医師を捜して来てもらうが「意識不明だから救急車を呼べ」と勧められる。だがそのとき妻の意識はすでに混濁している。医師の言葉によればヴェラは何か現実を逃避しようとして麻薬を常習していたのではと推測する。愛しあっていた二人なのに、心底から二人は愛しあう関係になることが出来なかったのだろうか?ヴェラはその想いを身体の奥深くしまい込んでいたのだ。渋谷ユーロスペースで。
▼年賀状をいただいたみなさん、ありがとうございました。元旦の段階では、わたしが出さなかった方は一人もいませんでした。

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