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March 17, 2015

◇「イミテーション・ゲーム」を見る。

▼これは一言でいうとナチスドイツの暗号作成機「エグニマ」を解読する話だ。しかし話はそれほど簡単ではない。天才数学者チューリングは内務省の密命を受けて解読チームのメンバーを集める。方法は試験会場で「クロスワードを規定の6分の時間内で解ければ、良い仕事を与える」というものだった。8分ないと解けないはずの問題をジョーン(キラー・ナイトレイ)は6分で解いて採用される。
▼莫大な予算をつぎ込んでいるにもかかわらず、解読の糸口すら見つからない。政府の別の部署では「研究所は金食い虫だから閉鎖せよ」と言う圧力もかかる。あるとき仕事が終わって居酒屋に行くと、ドイツのモールス信号を傍受している部署の女性が会話をして「自分が傍受している送信相手は女性であるに違いない」という。その証拠に出だしは相手の名前、次は日時、次はハイル・ヒットラー」だという。
▼暗号文もそれに違いないと巨大な解読器にインプットすると見事それは当たっていた。解読に成功すると、ドイツ潜水艦の位置はすべて分かった。内務省に相談すると、いま回避行動や攻撃をすれば「暗号が解読された」ことがナチスに知られてしまう。そのまま攻撃されるままに作戦を続ける。まさに山本五十六が撃墜されたときと同じ方法が取られる。あのとき日本軍は軍艦を沈められ暗号書を紛失する。アメリカ軍はそれを拾って写真に撮り、再び海に暗号書を流す。日本軍は「暗号は漏れていない」と「確信」してしまう。
▼暗号解読チームで解読されないふりをすると主張するチューリング、それを理解するのは内務省のトップだけ。解読チームに「今晩攻撃される護衛艦には親友が乗っているから知らせてくれ」と懇願されるが、それも無視される。この「エグニマの解読に成功していた」ことが発表されたのは戦後50年たってからだった。チューリングもある事件逮捕され「治療を受け、自殺する」しかし名誉回復されたのは、ずっと後になってからだった。国家の利益のためには個人・国民の幸せ、生きる権利は無視されるのは、国は違っても共通している。

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