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April 17, 2015

「孤立と独善を戒める」という規制委員会だが?

▼15日に開かれた第三回原子力規制委員会の補足。高浜3号機4号機の行政不服審査だが、これはツイッターの文書を見ていただければ分かるが、原子力規制委員会が、国(福井地裁)に対して行ったものだ。辺野古の防衛省と農水省で明らかなように、行政不服審査とは立場の弱い国民が国に対して行うものだ。電力会社は四国電力などでお分かりのように、反対運動をしている住民に対して、億単位の巨額のスラップ裁判を起こしている。
▼一方住民は裁判をするにしても、カネも時間もない。泣く泣く裁判を取り下げるしかない。こういう無法が許されて良いはずはない。原子力規制委員会に戻ると、不服異議申し立ては第三回会議の議題4である。ところが第三議題は「原子力安全文化に関する宣言」であった。その「組織理念」の(3)に「透明で開かれた組織」という項目があり、「意思決定のプロセスを含め、規制にかかわる情報の開示を徹底する。また、国内外の多彩な意見に耳を傾け、孤立と独善を戒める」とあるが、第三議題と第四議題はまったく矛盾しているのだ。
◇「マジック・イン・ムーンライト」ウディ・アレンの最新作。1920年代のドイツ。奇術師の男スタンリーは舞台から象を消す中国人を演じている。舞台では拍手喝采を浴びるのだが、友人から「霊界と交信ができるマジシャンの女性ソフィがいるから会ってみないか」と進められる。「どうせいかさまに決まってい」と魔術師は高を食って会う、しかしソフィは、次々とスタンリーの過去や経歴を暴いて見せる。
▼最初は女のイカサマを暴く目的で接近した英国人の魔術師スタンリーだが不思議にあたるsフィのあまりにも見事な透視術に「もしかしてこれはホンモノに違いない」と思う様になる。ソフィに透視パワーがあると信じ始めたとたん、疑うことしか知らなかったスタンリーは人の言う事を素直に信じる男へと変わっていく。やがてスタンリーはsフィに淡い恋心が芽生えていく。
▼つまり信じられない事が、いやいままで信じる人間に出会えなかったから、こそ「運命の人にで会えた」と錯覚してしまうのだ。一度はプロポーズするのだが、スタンリーの親友が仕組んだ冗談だと分かると、ソフィから去っていく。スタンリーは作り上げられた「事実には興味はなかった」。このウディ・アレンが何かを無条件で信じる経験をしたからこういう脚本を書けるのだろう。つまるところ「恋愛とは自己の思い込みがなせる想像の産物」なのだ。マジックがあろうと手品、奇術があろうが関係ない。

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