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May 27, 2015

◇「戦場ぬ止み」(いくさばぬ、とぅどぅみ)」を見る。

▼今週取材や執筆、それに会議が時間単位で押し寄せてきて、ツイッターで連絡しなければならない友人たちにはご迷惑をおかけしている。金曜日昼頃には一定のメドがたつので、いましばらく、ご勘弁下さい。
▼今日明日が一番ハードなのです。午前中原子力規制委員会傍聴。夕方から集会の取材。明日昼までにそれを2000字の原稿にしあげなければならない。さらにシネマの原稿を2本。
◇「戦場ぬ止み」(いくさばぬ、とぅどぅみ)」先週土曜日に緊急公開された三上智恵監督の作品である。その時間派別の集会があったので、初日の舞台挨拶は見る事が出来なかった。彼女の前回作「標的の村」は初日初回に行っているので舞台挨拶はYouTubeにアップしてある。
▼場面2年前の辺野古ゲートである。沖縄の人々は辺野古のボーリング調査をさせまいとして、座り込んでいる。中心に登場するのは、反対運動のリーダー、おばあ、されに3人の子どもを持っている家族だ。ゲート前では文字通り身体をはって資材を運び込もうとするトレーラーの下に潜り込む。おばあは「沖縄戦」で豪(ガマ)に潜っていたとき、米兵から手榴弾を投げ込まれ、さらに火炎放射器で焼かれる。一緒にいた母親は全身火傷を負い、耳が聞こえなくなってしまう。登場するおばあも下半身に大きなケロイドが残っている。カメラの三上さんにパンツを脱いで見せましょうか?」という。
▼家族ぐるみで抗議をしている人も子どもが幼い頃から抗議行動に連れて行っている。長男はいま高校生で「大集会」の時から舞台で挨拶をしている。二人の娘さんも自宅近くの金網のところに毎週一度蝋燭で抗議の灯を灯し、基地反対のスリーガンの入った横断幕を金網に結びつける。しばらくするとどこからか警察が現れ「撤去」を命令する。カメラを向けると「撮るな」と制止する。監督が「警察怖くない?」と聞くと「怖いけどにこにこしていれば大丈夫だと思う」とけなげな返事をする。
▼当然海上のカヌーによる攻防戦も出てくる。とにかく一斉にフェンスを乗り越えて台船に近づこうと申し合わせ、数十隻のカヌーは突進するが海保に阻止される。この場面を見ていると沖縄の人達は海保の職員も命令であyっているのだから正面衝突はしない。話せばわかるだろう、と言う思想で対峙していることだ。
▼おばあはゲートまえで警官に突き飛ばされ後頭部を打って脳しんとうをおこし、救急車で搬送される。このときのリーダーの警察に対する怒りは凄まじい。警官を、「お前か?お前か?」一人一人問い詰める。「お前らが何処に住んでいるかわかっているんだぞ。容疑者は名乗り出ろ。分かったらお前等の自宅に押しかけ街宣するぞ」と問い詰める。しかし警官隊は黙って後列に交代させられる。
▼涙が出てくるシーンは菅原文太さんが大集会でガンで死亡する12日前にスピーチするシーンは圧巻だ。おばあは昔米軍に追われて逃げていたとき砂糖工場の近くの岩に3人で隠れていた。弟が喉が渇いたというので、血で濁った池から水を汲んで飲ませたという。監督とその場所を確かめるため訪れる。おばあは「沖縄は再び戦場(いくさば)になった」とおもう。
▼沖縄の人達は単に海保・警察=悪とは考えない。補償金をもらって警戒船を引き受けている漁師たちに対してもそうだ。昨年11月の翁長知事の誕生の時も辺野古の人達は大きな慶びを分かち合う。しかしトンブロック沈下の仕事は今間までに増して急ピッチで進められていく。メモなので人名を調べている時間がありません。この映画を見れば本土にいるわたし達が何をしなければならないか、ヒントがあります。ポルポレ東中野で連日16:15分と21時から上映されています。

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