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May 12, 2015

◇「あの日の声を探して」を見る。

▼今朝はこの時間までに10ツイ-トくらいしているので、そちらをご覧いただきたい。日曜日LINEに見知らぬ人物の名前が入っていた。かなり遠方に済んでいる古い年配の男性の友人である。いきなりメールを書いても曲がってるとやばいので、おそるおそる前と現在の住所を確認するメールを送ったら、ご本人に間違いなかった。
◇「あの日の声を探して」もう公開されてひと月以上になるが、何となく気が進まなかった。主演女優は3年前「アーティスト」にでていたベレニス・ベジョ。あのとき派手な踊りでスクリーンを席巻した同一人物とは思えない。原作は1948年の「山河遙かなり」だ。その内容は「ナチスによって母親と離れ離れにされ、恐怖のあまり失語症・人間不信になった少年が、心優しきアメリカ兵の青年に拾われ、様々な人々との交流により病んだ心を治してゆく中、行方不明になった息子を必死で探し旅をする母の姿を描いたもの。」
▼さて映画は2009年頃のロシアとチェチェンに設定を変えている。ロシア兵に両親を殺されたチェチェン人の少年ハジが主人公である。目の前であまりにも残虐な事件がおき、一人残った乳児の弟を抱えて歩き出す。しかし自分の手には負えないので、人気のある民家の前に置いてドアをノックして立ち去る。
▼チェチェンから避難民が逃れてくるイングーン共和国で欧州連合職員のキャロルに出会う。最初は逃げようとすハジにパンを分け与え自宅につれてくる。しかし恐怖のためか何を話しかけても口を開かない。この場面で停戦実現に無力な国際社会に批判的な赤十字の責任者ヘレンをアネット・ベニングが演じているが、とても良い年齢の重ね方をしている。この前はロバート・デュパルとカウボーイ風の映画にでていた。
▼もう一つ描かれるのは、ロシア軍に入隊した青年コーリャである。ここでは古参兵の旧日本軍のようなリンチの繰り返しで「鍛ええられ」殺人マシーンへと変貌して行く姿が描かれている。
▼思う様に和平が実現しないのでいらだつキャロル、皮肉っぽいヘレン、何時になったら心を開くのかと観客をイライラさせるハジ。緻密な脚本は見事現代に生き返った。

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