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June 30, 2015

◇「沖縄うりずんの雨」を見る(2)

▼この映画を見て3人ほどの女性の生き方が気になった。一人は父が出征して60日目に生まれた女性。父が死ななければ普通の人生が待っていたに違いない。ところが彼女の母親は,古典的な「結婚もせずに一人で娘を育てる」という道を選ばなかった。主人公には妹や弟が生まれるのだ。最初は兄妹が増えて楽しいと思っていた。ところが思春期になると、色々な噂が耳に入ってくる。一瞬だが彼女が母親と一緒にいるときの写真が一枚出てくる。
▼ヨーロッパの映画女優のような美しい人だ。悪い意味ではなく、母親は男ならほおって置くはずのない美貌を最大限に生かそうと思ったのだろう。だから自分が産んだ子ども達は全員立派に育て上げた。孤閨を守るではなく、逞しく生き抜いたのだ。主人公は最初それが分かったときは辛かったが、いまはすべて受け入れられると語る。
▼もう一人は高校生時代にベトナム反戦運動をしていた女子学生である。この人も現在60歳近くになっているが,沖縄は本土の犠牲にさせられたという,強い信念をもって現在も基地を無くす運動に取り組んでおられる。なぜ「基地負担を沖縄だけが負わなければならないのか?この考えが彼女の生きるバックボーンになっている。もう一人は女性カメラマンで沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落したとき、たまたま近くにいたのでインスタントカメラを買って駆けつけ、撮れるものはすべてとる。そのときマスメディアのカメラマンは若い米軍兵士の「OUT、N0」の声と手に遮られて何も写せない。彼女は一旦帰宅して普通の一丸レフカメラを取りに行って写しまくる。当事者でないと死ぬきになってシャッターを押せない。彼女はいまも沖縄で起きていることを写し続けて個展を開いて訴え続けている。
▼この映画ではあの12歳の少女レイプ事件の3人の犯人のその後をアメリカに追っている。さすがユンカーマン監督だ。一人は取材拒否、一人は女性レイプ事件を起こしたあと自殺している。もう一人の黒人兵は取材に応じた。暇つぶしに飲んでいてレンタルレコードショップで女性を物色するのだが、まさか本当にレイプするとは思っていなかった。彼らはいずれも6~7年の実刑を受けていた。3番目の男性はトラックの運転手をしたかったがそれも出来ず人生が狂ってしまった。被害者には深く反省してるという。
▼さて沖縄の米軍基地の中では女性兵士に対して性犯罪はないのか?AP通信が情報公開したところによれば過去10年間に180件の被害があったという。さらに現実には1年に200件くらいの事件が起きているという。つまり戦争する場所では言論の自由も、女性が男性と対等に発言する場も存在しない。2時間半の長い映画だが最後はいま最大の暴力の場となっている辺野古の海で「平和丸」が監視、運行する場面が出てくる。監督は鉄条網の清掃をしている女性米軍兵士に聞く、「貴女の敵は何ですか?」と,彼女は「我々は即応舞台だから要請があれば何処にでも行く」という返事が返ってくる。つまり自分の頭で考えるすべは失い、命令だけで動く人間にされてしまっているのである。

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June 29, 2015

「沖縄うりずんの雨」を見る。

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(岩波ホール前のポスター)
▼昨日まで書いた「資源エネ庁原子力小委員会」はあまり評判が良くなかったので、一応2回で中止します。もしも今後28日のツイートがあと3つ増えたらその時は再開します。
◇「「沖縄うりずりんの雨」通常岩波ホールの初回は午前11時半である。そのつもりで出かけようとしたら、11時スタートだった。30分あれば間に合わなくもないが、2時半の回にした。
▼沖縄はペリーが初めてやってきたとき、琉球政府に上陸を拒否されたにもかかわらず、上陸を強行する。そして将来を見据え、本土を支配するには、どうしても沖縄を手に入れる必要があると考えた。わたしは「東方見聞録」でマルコポーロが「日本の家は金で出て来ている」と書いたのは、おそらく平泉中尊寺を見た人物の情報が「日本全体が金で出来ている」と誤って伝わったと思っている。だからアメリカやヨーロッパから日本めがけて押し寄せて来たのだ。
▼沖縄はその後薩摩藩によって収奪の対象となる。そして第二次大戦では、この島を支配すれば日本本土を空爆する拠点として便利になると、占領しようとする。その時の作戦で沖縄はアメリカによる地上戦の舞台となる。その時も日本の軍部は沖縄の人々を盾てつかう。もしくは米軍に投降したら耳や鼻を切り取られると教え込む。証言する一人は太田昌秀元沖縄県知事である。太田氏はそういう教育を受けてきたから死ぬのは怖くなかったという。また多くの人々はガマ(小さな自然の洞窟の中で生活する。
▼迫って来た米軍に投降するかどうか考えるまもなく、互いを殺しあって自決する。米軍はまず手榴弾を放り込んで抵抗できなくし、次は火炎放射器を使ってガマの入り口から内部を焼き尽くす。この模様は米軍側とガマの中にいた側の証言を紹介している。生き残った人々は「外は死体累々で足の踏み場もなかった」と証言する。
▼占領した米軍がまずやったことは土地を取り上げて滑走路を造ることだった。行き場を失った住民たちは収容所に入れられる。沖縄の基地は戦後まず朝鮮戦争で爆撃するB29に使われる。その後はB52がベトナムを爆撃する基地として使われる。(続く)

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June 28, 2015

第12回原子力小委員会を傍聴する。(2)

▼(承前)新基準でないと原発は再稼働しないと大臣は言っているがそれも現実にはないがしろにされている。従って意味はなくなっている。部会では自主的安定向上と言いながら事業者の自主性に任せているのはおかしい。性善説にたよるのは間違いである。結局新しい規制基準はペーパーだけになるのではないか。
▼原子力規制委員会は活断層も、火砕流も無視して震源地も特定しない。さらに地質地層問題は排除している。最低限人間を守るだけでも、事業者に任してしまっていいのか?新しいワーキンググループを設置した意味はない。再処理にしても新基準には適合していない。100点満点の10点くらいである。事業の評価をしていない。
▼リサイクルにしても相当の理由が必要だし、続ける理由を理由を示す必要がある。これが根本的なことである。国民の存在を他人ごとで考えてはいけない。CO2削減問題も各エネルギーを対等に考えなければならない。原発のエネルギーコストを安く設定してあるが、事故対応のコストが入っていない。原発50基が40年稼働するので2000年に一度の事故と計算されてるが、これもおかしい。数字をいじるだけで事故が下がる筈がない。
▼国と民間のあり方を考えずに、単に原発の依存率を20から22%になるとも思えない。こんなのは画餅である。損害賠償法も複合的課題がある。稼働する原発を20~22としてもかなり重い数字できちんと守ることが重要である。総括原価方式も大きく変わって行かざるをえない。原発22基は果たして公益性があるのか?2000年に一度の事故がになったとしても、核廃棄物の地層処分のメドはまったく立っていない。15年前に決めたことが何故実行できないのか?実施主体の乗り切る気構えが感じられない。仕組みを作っただけでは動かない。民活を使ってで死にものぐるいでやる気構えが必要だ。(国際的なCO2の論議は原発とあまり関係ないので省略する)
▼25%のエネルギー自給率は画餅である。原発の稼働だけではなく、再生可能なエネルギーも含めてCO2を下げる方法を考えなければならない。バックアップをどうするかは、どのタイミングで何を決めるのかをクリアしなければならない。原発のセキュリティは原発に働く人材をリプレイス(筆者注:交換(する)、置換(する)、元に戻す)するかが重要なポイントになる。
▼エネルギーミックスは徴税のしやすさが信頼を失われているので、猜疑心の中で行われている事が問題。1)情緒的でなければならない。2)法令遵守3)共働
▼地域産業がバラバラ。どういう立場でも負担の押しつけになって、アンタッチャブル。原発が安いという計算方法が分からない。安価と矛盾する。コストの計算方式が分からない。数字だけが一人歩きしている。話しが混乱するばかりである。
▼豊橋市長の発言:住民に説明するとき矢面に立たされるのは自治体職員だ。自分はむかし首長の言葉が難しいのは住民を騙そうとしている体と言われた。ロジックは小学生でも分かるようにして欲しい。そしてもしそればだめならせめて、中学生が分かる言葉で。そうでないと、出席した人は「こんな書類を貰ってきた」で終わってしまう。(市長ここまで)
▼もしこの続きがお読みになりたければ、左下の「ツイート」ボタンを押して下さい。5人以上になったら続きを書きます。はっっきり言ってビデオ撮影よりも、数倍のエネルギーが必要です。

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June 27, 2015

第12回原子力小委員会を傍聴する。

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(原子力小委員会第12回会議の様子。経産省地下2階会議室)
▼26日朝から経産省地下会議室で「資源エネ庁主催の原子力小委員会第12回会合があった。申し込みをして傍聴許可証が届いたので、出かける。経産省正面入り口は、6月始めにアプローチに入っただけで逮捕される事件があったので、念のためアプローチから「許可証」を目の高さに掲げ守衛さんに見える様にして入った。ここはいつも荷物検査があってバッグを開けさせられ不愉快な思いをする。バッグの中身を見せろという官庁は他にはない。
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(経産省のIDカード)
▼検査が終了して地下2Fの会議室に行く。事前に「紙の配布は資源の無駄になるのでPCかタブレットを持参するように」と案内にあったので、家族のタブレットを借りていった。しかしプレス席の前2列と一般傍聴席の椅子の上には資料が隙間なくおかれていた。つまり「省資源」とは口先だけの事だったのだ。一般席はスーツ姿の電力会社の社員が30名ほどいて、「反原発」のらしき人は筆者一人だった。
▼26日の小委員会は実は昨年の12月末に開かれて半年ぶりだった。議題は1)長期エネルギーの需給見通し。2)原発再稼働の状況。3)円滑な廃炉に向けた課題、4)自主的安全性向上・技術・人材。5)高レベル放射性廃棄物の最終処分、6)使用済燃料対策、7)原子力発電の事業計画だった。
▼一般傍聴者のたった一人の反原発派だから皆さん詳しく書いてもおそらく興味がないと思う。昨晩は「希望のエリア」で5分ほど話をさせていただいた。こちらにはツイキャスがあった。しかし夜の経産省前はスピーチした時点で10名もおらず、ツイキャスもなかった。ランダムに書くと次のような発言があった。発言者の名前は省略。
1)このままでは若い人が、他人のために原子力で役にたたないとおもって勉強をしようという人材はなくなってしまう。
2)核燃料サイクルに国を関与させ電気事業法を改正して、国の責任を明確にすべき。(電力総連)全国の原発で働く労働者の労働条件をしっかりさせ、運転期間を慎重に決めるべき。(同)
3)エネルギーミクスで将来まで展望するとき原発の分母をいつまでも50にしておくのはおかしい。
(後はご3人以上のご希望があれば書きます。なければこれで終わり。)

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June 26, 2015

▼今は経産省地下二階にある会議室

▼今は経産省地下二階にある会議室に座っている。原子力小委員会を傍聴するためだ。会議は9時半からだが、8時半からあいているというので良い席をとるため、すでに着席している。しかし忙しくて朝のブログ更新はできなかった。会議が始まるまでの隙間時間を使った超小型ワープロを打って携帯を使って投稿する。
▼今朝の新聞を読んで驚いたのは、NHKの経営委員を辞めさせられた、作家の百田尚樹が「沖縄の琉球新報と沖縄タイムスを潰せ」と自民党の会議でしゃべったことだ。百田は「永遠のゼロ」を書いた作家として知られている。しかし「沖縄のメディアを潰せ」などこれほど露骨な発言をする人物だとは思わなかった。自民党の部会では文化人を通じて新聞社に広告の出稿を止めさせろとかいろいろ意見がでたという。
▼これはおそらく安保法制の会議で3人の参考人が「安保法制は憲法に違反する」と証言したことから、メディアを中心に「潮目」が変わったことを意識しているのだろう。こういう横暴は何としても止めなければならない。
▼このニュースは東京新聞なのだが、その下に「教科書問題」がでていた。それによると「侵略」という言葉を他の言葉に置き換えるべきだという意見がでているというのだ。「侵略」は「侵略」で置き換える言葉などありはしない。戦前の軍部のように「進出」か?そのうち「転進」「玉砕」まで次々復活するように思えてならない、
▼今日の原子力小委員会は出席者の顔ぶれを見ると、福井県知事が「原発の再稼働」と言っているのを受けて、エネルギー政策をそれにあわせる方向で会議が進められるに違いない。それそろ会議が始まるので終わり。


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経産省地下にて。

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June 25, 2015

3万人が「戦争法案反対」で国会を包囲した夜のこと。

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(参議院議員会館前、地下鉄乗り場、右後方が自民党本部の様子)
▼昨晩は安保法制の審議延長に反対する国会包囲に出かけた。この予定は先週には決まっていたため、政府は予定を繰り上げ、前日に90日間の延長を決めてしまった。わたしはいつものように内幸町から歩くのだが、経産省テント脇から人は歩いていた。さらに首相官邸前までたどり着くとかなり歩道は渋滞している。詳しくは動画をご覧いただきたい。
▼国会図書館方向に渡ろうと思ったが、既に警察によって規制されて渡れない。仕方なく自民党本部側に曲がって並ぶ。周囲にいたのは連合系の某自治体労働組合のグループだった。何処かはあえて書かないが関東の某労働組合だ。いわゆる組織動員というやつで、腕章を受け取って並んでいるだけ。スピーカーの配置は良いので主催者の声は良く聞こえる。しかし動員されて来た人たちは、それに呼応しない。シュプレヒコールも一切しないで私語だけである。カンパの要請に来ても,誰も応じない。青年はスマホをいじっているだけ。
▼5月中旬に開かれた大包囲よりも人数が多く感じたので,ツイッターに3万人と書いたが、集会の解散直前に「3万人」と発表があったので、間違いはなかった。あれだけ呼びかけても、わたしの知り合いは来ていない。自宅でテレビ鑑賞か?それに比べれば、政治にさほど関心がなくても、現地に来ているだけで「よし」としなければならないのか?出席発言を予定していた人で体調不良で欠席したのは、落合恵子さんと、鳥越俊太郎さん。鳥越さんは日曜日も来ていたので無理だと思う。
▼現地で発信したツイッターに約100名の方々がリツイートして下さった。わたしの身の回りにいた方々はあまりにも静寂というか私語に夢中だったので、わたしは配布されていた、ボール紙のプラカードをメガホンにして静寂を破りように一人大声を上げていた。毎週木曜日は午後6時半から国会衆議院議員会館前に集まろうね。テレビやPCのツイキャスに向かっていても絶対世の中は変わらない。

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June 24, 2015

◇「グローリー 明日への行進」をみる。

▼先週起きたアメリカの教会で黒人6名が射殺された事件は、この映画とアメリカはまったく変わっていないと思う。しかも今朝の新聞を見ると「南軍の旗は差別を助長するので使用禁止にする」という記事を見ると、その感覚の古さに驚いてします。およそアメリカ南部に住んでいる人たちは、アメリカ国外を旅行したことがないのだろう。月に人間が行って帰ってくる時代なのに、彼らは同じ人間である黒人を,人間としてみていない。こんなのは日本にたとえれば新撰組の「誠」の旗をもって銀座4丁目を歩くのと同じ感覚としか思えない。
▼キング牧師は1960年代半ばのアメリカアラバマ州に黒人の選挙権を求めて戦った人である黒人というだけで,警察からは痛めつけられ、満足な仕事にもありつけない。こんな事があって良いのだろうか?彼は路上を大勢でデモ行進して訴えようとした。ただそれだけである。この運動の焦眉の的となったのは1965年3月7日のワシントン大行進である。、その前の年にノーベル平和賞を受賞したマーティン・ルーサー・キング・Jr.牧師の指導の下、アラバマ州セルマで黒人の有権者登録に行こう妨害に抗議する600人が立ち上がる。
▼橋を渡ろうとすると白人知事(ウォーレンを演じるティム・ロスはとても上手い演技だ)率いる警官隊は力によってデモを鎮圧する。しかし、その映像が全米のラジオやTVに流れると大きな反響を生み出す。さらに、2週間後に再び行われたデモ行進の参加者は白人の良識的な人をも巻き込み2万5000人にまで膨れ上がる。事態はやがてジョンソン大統領をも巻き込み、世論を動かしていく。大統領は「わたし達は20年後には死んでいる、歴史に名を残すにはここで彼らの要求を受け入れるしかない」と知事を説得する。
▼この映画で勝ち取った「黒人の公民権」は,現在のアメリカでは事実上有名無実になっている。

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June 23, 2015

NNNN「ガマフヤー 遺骨を家族に 沖縄戦を掘る」をみる。

▼日曜深夜の放送。一人の男性が木の根っこを掘っていると一体の人骨が現れる。足は曲がってねじれている。腕の骨を自分の腕に当ててみると、少々長い。というと自分よりも大きな人だったのだろう。地道な作業をしている人は具志堅隆松さん(61)で33年前からボランティアとして遺骨収集に取り組んできた。
▼70年前日本で唯一の地上戦が行われた沖縄戦の死者は民間人を含め20万人以上だと言われている。しかし遺骨となって発見されても、自分の墓に帰れる人は少ない。なぜならアメリカ軍の艦砲射撃は「鉄の暴風」と呼ばれる激しいものだった。猛攻撃のなか、兵士も沖縄の民間人も、身元を示すものを身に着けないまま最期を迎えているからだ。ドキュメンタリーではたった一人印鑑を所持しており、DNAから遺骨の本人の身元を特定できる。遺骨が返還されると,遺族は「良かったねお父さん」と涙を流して抱きしめる。
▼戦後70年、具志堅さんは遺骨を掘り起こし、家族の元に帰そうとする「ガマフヤー」(沖縄の方言で「ガマ(壕)を掘る人」)している。しかし厚生労働省が行う遺骨のDNA鑑定で身元が判明したのは日本兵の4遺体だけ。具志堅さんは、政府や県に「希望者は誰でもDNA鑑定できるようにすべきだ」と訴える。ようやく全遺骨のDNA鑑定をする道が開かれる。

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June 22, 2015

「マーガリン」は元々代用食だった。

▼土曜日は午後から国会包囲女性デモがあった。行くかどうか迷っていたら金曜日の夜、国会周辺で5人くらいの女性から「よかったら来ない?」と声を掛けられた。ご存じの様にこの一ヶ月くらい金曜日の夜は必ず雨が降って寒い。Tシャツを2枚重ねにしていったが、それでも寒い。雨が降ったら,行くのを止めようと思っていたが,快晴で暑かった。余力があったらデモの前に映画を1本見ようと思ったが、その元気は残っていなかった。
▼先日マーガリンが全面的に禁止になるという報道があった。マーガリンに含まれている、「トランス脂肪酸」が血液を凝固させる役割を持っているというのだ。わたしは高校生の頃学校の「購買部」で売っている「アンバタ」というパンが好きだった。コッペパンの片面にバターならぬ,マーガリンがたっぷり塗ってあり、片面が餡だった。今でも一部のパン屋さんでは同様のパンを売っている。ホンモノのバターかマーガリンかは、食べてみないと分からない。おおよその判断の基準としては安価なものはマーガリンと言って間違いない。
▼そういえば2年前に亡くなった飼い猫のピーちゃんもマーガリンが好きだった。個体の大きさにはふさわしくない量のマーガリンを大量になめていた。
▼元々マーガリンはアメリカで戦争中物資が不足してしまったので「代用食」として開発された経緯がある。コーヒーのアメリカンも同様で、コーヒー豆が不足してしまったので、薄めて飲む習慣を作った。事々左様にアメリカ発の食料開発には何らかの裏があるのだ。あのコカコーラも朝鮮戦争の時、兵士の性的興奮を抑える目的で開発されたという。日本だけで発売されている「ストロング」を喜んで飲んでいる時ではない。

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June 21, 2015

NHK「沖縄戦全記録」を見る(補足説明(3)

 更に問題だったのは、台湾沖航空戦で、日本軍は300機以上の航空機と大量のパイロットを失い、
台湾・南西諸島・フィリピン方面の航空戦力が枯渇した事です。
 この戦力不足が、後に、神風特別攻撃隊が生み出される背景となります。

 戦果誤認は、大本営の「粉飾」もありましたが、一番の原因は、搭乗員の練度低下でした。
 本来なら、経験を積んだ中隊長・大隊長機が全体を見ているものですが、そのような搭乗員は少なくなっており、爆弾一発の命中を5人が目撃すれば、それぞれが報告し、報告を集計すると、「5発命中」となってしまいます。

 大本営は、第9師団を引き抜いた事に責任を取らず、航空作戦も、特攻作戦以外は遂行できない状態で、第32軍に作戦を命じます。まさに、「時間稼ぎ」でした。

 喜屋武まで後退したことで、第32軍は更に1ヵ月間、抵抗を続けられました。
貴重な戦力を取り上げられ、孤立無援に陥りながらも、第32軍は「本土防衛の時間稼ぎ」という役割は充分に果たしたと言えるでしょう。

 沖縄戦の最大の特徴は、陸海空全ての面に於いて、住民も含めた「特攻」が前提となったことです。
 神風特別攻撃隊・義烈空挺隊・戦艦大和・第32軍・住民、全て、生還は有り得ない前提でした。
 対馬丸の撃沈も、未成年者が戦闘に動員されたことも、住民の集団自死も、悲惨で怖いことなのは当然ですが、私が一番怖いと思うのは、住民も含めた、そこに存在する命を全て「殺す」ことを前提としたマネジメントを、平然と遂行した
日本の官僚システムです。「二段底の怖さ」とでも形容できるでしょうか。

 因みに、台湾沖航空戦の戦果誤認による計画変更に振り回されたのは、フィリピンの第14方面軍(長・山下奉文大将)も同じです。ルソン決戦を前提として計画や陣地構築を進めていましたが、レイテ決戦を命じられ、全て、やり直しを余儀なくされました。連合軍に比べて少ないリソースを更に無駄遣いさせられたのです。第32軍が、第9師団の抽出で、途中まで進めていた計画や陣地構築を変更させられたのと同じ構図です。
「エリート」の集まりであった筈の参謀本部作戦部(広い意味では、大本営)が、どうして、現地の意見も聞かずに、そのようなマネジメント(情報誤認・リソースの無駄遣い・命の使い捨て)を行ったのか。又、行えたのか。3.11にも通じる問いかけだと思います。

 最後に、私が持っている沖縄戦関係の書籍のご紹介です。

「第二次世界大戦史・日本本土への道」(タイムライフブックス)「沖縄県民斯ク戦ヘリ~大田實海軍中将一家の昭和史~」(田村洋三/光人社NF文庫)
「沖縄 日米最後の戦闘」(米国陸軍省・編 外間正四郎・訳/光人社NF文庫)
 沖縄戦を俯瞰した映画としては「激動の昭和史 沖縄決戦」(東宝・1971年/監督:岡本喜八 脚本:新藤兼人/149分)が有ります。私はDVDを持っていますが、沖縄戦を描いた映画で、この作品の右に出るものはありません。

 長くなって申し訳ありませんでした。ここでは、NHKの番組に盛り込まれていなかった視点で、幾つかをピックアップして書きました。機会が有れば、「沖縄決戦」は是非、ご覧になって下さい。
春橋哲史

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June 20, 2015

NHK「沖縄戦全記録」を見る(補足説明2)

沖縄戦を理解するため、春橋哲史さんから投稿をいただきました。本日(20日)と明日(21日)に分けてご紹介します。

沖縄戦の件です。

 日本軍の錯誤は、1944年10月12日~16日に戦われた、台湾沖航空戦の時から始まったと言えます。
 10月10日に、米機動部隊が相次いで南西諸島を空襲しました。沖縄では「10.10空襲」と呼ばれていて、那覇市の大半も焼失しました。

 更に、米軍は台湾にも来襲し、日本軍は、南西諸島・台湾方面の航空戦力の総力を挙げて反撃に出ます。
 この中には、夜間攻撃専門部隊として訓練途上にあった「T部隊」も有りましたが、日本軍は訓練完了を
待たずに投入します。

 日本軍は、戦果を空母10隻撃沈と誤認し、それを国内にも発表します。
天皇から海軍へ嘉祥の言葉が下され、軍民共に大戦果を喜びますが、実際のところは、巡洋艦2隻の撃破(沈没ですらない)に過ぎませんでした。

 16日になって、空母7隻を基幹とする米機動部隊が発見され、誤報に気付きますが、日本軍は、ここから官僚めいた迷走をします。

1 海軍は「外に出した数字であり、陛下からお言葉も頂戴しているものであるから、訂正は難しい」として、陸軍に対しても、訂正を遅らせます。
2 陸軍は、海軍からの報告を信じ切っており、予定されていたフィリピン防衛の主戦場を、ルソン島ではなく、レイテ島に変更しており(空母の援護が無ければ、上陸軍を水際で撃破できると想定)、その変更を取り消しませんでした。
3 フィリピン防衛の主方針が変更された事で、ルソンからレイテへ兵力が移送され、フィリピン全体の戦力が薄くなります。
4 フィリピンへの兵力穴埋めの為、台湾から兵力が移送され、台湾への兵力穴埋めの為、沖縄の第9師団へ、移動命令が下されます。
5 姫路の別師団を沖縄へ移送する計画が立案され、第32軍にも伝達されますが、この移送計画は「輸送の安全確保に見通しが立たない」「本土決戦の兵力充実・準備が優先される」との理由で、直前で中止されます。
(以下明日に続く)

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June 19, 2015

自らに関わらなければ、無関心…

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(五里霧中の19日軽井沢)
▼実家のある長野県某市まで高速バスで日帰りした。なぜ高速バスにしたかと言うと、新幹線の3分の1の料金ですむからだ。新幹線1万7千円くらい。高速バスは往復5200円。取り立てて急いで行く必要もないので、5月の連休についで2回目の利用となった。池袋東口から出たバスは約3時間で目的の病院の真ん前で停車する。快適、快適!1時間で所用を済ませ帰りは目的の時間に合わせるため、軽井沢まで「しなの鉄道」ででる。列車の中は暖房が利いていた。
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(19日軽井沢で食べたランチ)
▼軽井沢に着いたら浅間山の写真を撮ろうと張り切っていたら、五里霧中で、視界は100mもなかった。ようやくレストランを探し当てて遅い昼食を食べる。小さな店だったがテーブルの上には日本の紙幣が1万円から100円まで貼り付けてあった。何と言う趣味の店だろう。客は3人いたが、一組の男性は二人で会話をせずにテレビの方に身体をひねって、それをネタに喋っている。おりから高速を110kmオーバーで走行し、それを動画サイトに載せたという若い男性が逮捕されたという。青年は顔をマスクで隠してナンバープレートは隠さなかったという。それでは簡単に捕まってしまう。会話は「どうしてナンバープレートを隠さなかったのだろう」というものだった。
▼次に来た中年男性は医者の帰りだと店の女店員さんと話している。体重が88kgを超えたが中性脂肪は増えていない、と自分を安心させている。ハンバーグランチを注文していたが、体重を減らしたかったらこういう肉料理の店に来てはいけない。店に置かれている地方紙は誰も目を通した気配はない。テレビという断片的な情報に左右されてしまうのだろう。
▼今朝の金子勝さんのツイートでこう言っている。「人は自らにかかわりなければ、どうでもいいと無関心になる。自分にも降りかかると気づくとき、何とかしないといけないと考える。安保法制や労働者派遣法に対する人々の態度の分かれ目はそこにある。それゆえに、情報操作とメディア介入による言論封殺がまかり通っている。こわれかけた社会です。」まさに金子さんの指摘している通り。目の前で死人が出たり、自分が死にそうにならないと,日本人は動かない。どんな重大な事故が起きても,福島で何が起きていても関心を持とうとしない。それどころか「逆差別」までする。
▼だから今朝のニュースでアメリカの黒人通う教会で白人が銃乱射 9人死亡。リンカーンの黒人解放宣言、アパルトヘイトからかなりの時間は経過しているがアメリカは何も変わっていない。日本の弱者に対する差別も少しもなくならない。
▼本日「伊方原発再稼働」、「被爆労働の基準値引き上げ」のパブコメ締め切りです。いますぐ書いて送りましょう。
▼帰りの軽井沢からの西武バスはフルフラットで池袋まで極めて快適な3時間の旅だった。しかし運転席と客室tの最先端部分に監視カメラが1台ずつ取り付けられているのは不気味だった。運転席は労働状況監視だと思うが、労働組合は講義しないのだろうか?客席のカメラは「不審者監視」なのだろうか?

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June 18, 2015

NHK「沖縄戦全記録」を見る(補足説明)

▼16日深夜NHKで再放送された「全記録沖縄戦」についてこのブログでご紹介しましたらツイッターで友人の春橋哲史さんからコメントを頂きました。ご本人の了解を得てここに再掲させていただきます。わたしは沖縄戦についてはまだ勉強中で書く自信もありませんので,ご紹介します。
▼お早うございます。番組はオンデマンドで視聴しました。初公開の映像や資料は、もっと知りたいと思いました。ですが、1時間番組での「全記録」には違和感を覚えました。戦艦大和、対馬丸、ひめゆり部隊、神風特攻隊、慶良間等、描かれない部分が多かったです。第9師団が引き抜かれたのは、44年秋の台湾沖航空戦の戦果誤認が原因で、フィリピン防衛の計画が変更になったのが元ですし、姫路の別師団を穴埋めに送る計画も直前で中止されました。経緯を省いて、結果だけを提示しても、大事な面を見落としてしまいます。
海軍陸戦隊は、陸軍の後退に付き合わず、小禄で玉砕しました。大田海軍中将の最後の電文を紹介しないのも、納得がいきませんでした。やはり「全記録」という、題が問題です。(ツイッターの紹介は以上)
▼「日本軍失敗の本質」という名著によれば、沖縄作戦の直前に捷1号作戦(比島作戦)が発動され、沖縄本島から第9師団が抽出される。その結果第32軍は、その創設当初の「海軍と共同し南西諸島を防衛すべしという極めて包括的な任務のみが生きているものと解釈したこの重大な軍の基本的任務に関する解釈については、大本営あるいは第10方面軍との調整がまったく行われていなかった模様だ。
▼第32軍は、第9師団抽出後の後詰めや兵団の補充をあてにすることなく、約3分の2に減少した。2・5師団の基幹兵力をもって、最善の防衛努力を果たすことを前提条件として,新作戦計画の策定作業にあたることになった。
▼詳細は第32軍は一部をもって極力長く伊江島を保持するとともに、主力をもって沖縄本島南部島尻地区を占領し主陣地帯沿岸において敵の上陸を破?し、北方主陣地帯正面においては戦略持久を策する。敵が北・中飛行場方面に上陸する場合は主力をもって同方面に出撃することがある。
▼というもので、この作戦計画に基づいて沖縄本島の防衛戦は行われたのだ。

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June 17, 2015

NHK「沖縄戦全記録」を見る(1)

▼みなさん夕べ午前0時からの放送をご覧になりましたか?「ネットにアップされてから見る」と仰っていた方もいらっしゃいましたが、それらは違法にアップされたもので、著作権法侵害で即座に削除されます。オンデマンドかご自分で録画してご覧になる様にお勧めします。
▼当時沖縄を守る事になっていたのは日本の第32軍でした。この軍隊の任務は本土への上陸作戦をできるだけ引き延ばす事にありました。しかし軍の一部は台湾防衛にも回されたのです。そこで考えられたのは「防衛召集法」という手前勝手な法律で、14歳以上の男子をすべて軍隊に組み込んで戦わせる、というものでした。戦前の教育とは「天皇のために進んで命を捧げる」ことが「靖国に祀られる近道である、という物でした。
▼ですからイスラム過激派のジハードを笑うのは間違っています。まさに「死後の安定したくらし」を夢見て戦いに邁進したのです。
▼テレビを見ていると、アメリカ映画「地上最大の作戦」や「プライベートライアン」を見ているようにカラーで、上陸作戦があまることなく描かれています。上陸用舟艇に乗っている兵士は映画と違って緊張しています。アメリカは上陸する前に艦砲射撃で、沖縄の土地を網の目のように打ち砕きます。米軍は54万人の兵士を上陸作戦に送り込みます。対する日本軍兵士は10万人。第32軍は持久戦で本土に米軍がくるのを出来るだけ遅らせろ。
▼武器のない住民はガマに籠もって,一人一殺の機会を狙います。ガマの中にいる軍人は音を立てるな、投降するな、赤ん坊は泣くと米軍から狙われるから殺せというものです。多くの母親は命令に従い、赤ちゃんの口におしめを詰めて窒息させます。また軍人は20人程度の親戚家族を寄せ集め自殺を強要します。その方法とはみんなを一ヶ所に固め、自分はその中心で手榴弾の信管を抜いて爆発させるのです。ある人は27人の親戚が集めさせられ、気がついいたら4人しか残っていなかったと語ります。
▼少女たちの話では「切り込み隊に応募したが、天皇のために死ぬのは嬉しい」と思ったと語ります。首里が当時の沖縄の首都でした。アメリカ軍はその北に上陸します。上陸地点よりも、小さな伊江島が戦死者が多かったのです。それというのも、島にあった飛行場をアメリカ軍は狙っており、これを使って本土爆撃をしようとしていたからです。

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June 16, 2015

◇「エレファント・ソング」を見る。

▼故郷に帰郷するには、今まで新幹線を使っていた。ところがご存じのように連休中、高速バスの存在に気づいた。費用は新幹線のおよそ3分の1で済む。しかも訪問すべき介護施設の前でバスは横付けになる。前回はネット予約でカード決済にした。カード決済は嫌いなので今回は支払いはコンビニにした。ところが中々支払いの画面に到達しない。自宅から徒歩3分のコンビニに都合4回行ってようやく支払い、チケットを手に入れた。最後は手順をプリントアウトして持参したが難し過ぎるぞ。
◇「エレファント・ソング」場面は今から80年くらい前のサンタクララのオペラ劇場から始まる。気むずかしそうなプリマドンナ。幼い息子マイケルは彼女がファンから貰ったバラの花びらをすべてちぎって捨ててしまう。マイケルが14歳の時、母が目の前で大量に薬を飲んで服毒自殺した。マイケルは母が薬を大量に飲んだのを知っていたが、救急車などは呼ばなかった。マイケルはその後はずっと精神病院に入院している。それ以来マイケルは、象について異常に執着するようなった。
▼病院では度々問題を起こし、扱いにくい問題児とされていた。ドラマの始まりは精神病院で起こったある医師の失踪事件だった。マイケルの担当医であるローレンス医師の姿が消えたのだ。院長のグリーンは、何か手がかりを得ようと対話を試みる。看護師長のピーターソンは「あの子は話をはぐらかし、本当のことなど話さない」とアドバイスをする。果たして話をしていくと担当医から性的虐待を受けていたかのような証言をし、その写真まで持っているかのように脅す。
▼さらに聞き取りをしていくとマイケルは話をする代わりに3つの条件を出した。
1) 僕のカルテを読まないこと
2) ご褒美にチョコレートをくれることを約束すること
3) この件に看護師長を関わらせないこと
というのだ。そして話を聞くと幼いとき父親に連れられてアフリカに行き、父親が銃で象を撃ったとき、象が流した大粒の涙が大きなトラウマになっていることが分かる。さらに母の子守歌は「エレファント・ソング」という数え歌だった事が分かって来る。
▼26日まで新宿武蔵野館で上映中。カナダ映画。

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June 15, 2015

6・14戦争する国を許さない国会包囲に参加する。

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(憲政記念館付近の様子です)
▼日曜日はもっとゆっくりしたい。シネマの原稿は締め切り日の前日に送った。ところが土曜日に見た,岩波ホールの「ゆずり葉の頃」は今週いっぱいで終わってしまう。お気づきかどうか、映画を見るのはかなりエネルギーを必要とする。TVの小さな画面と違って大きなスクリーンは観客のエネルギーを吸い込んでいく。だから1本見るとぐったりする。
▼映画を見るにはおよそ半日使う。映画館までの往復の時間と、上映時間だ。だから見た作品が「執筆に値しない」となると、時間の大いなる損失だ。昨日のブログでご紹介した映画「ゆずり葉の頃」の舞台となる村は、エンディングロールにも一切出てこないが、軽井沢と小諸市に挟まれた「御代田町」である。そこには映画に登場する真楽寺も竜神池も存在する。
▼この映画は比較的よくできている。ただ長野県東部が舞台になっている割には「方言」が一切でて来なくて「標準語」で喋っている。その点が少々残念だった。
▼昨日午後から国会包囲に参加した。わたしは常にJR日比谷から警視庁前を通って国会正門まで歩く。おおよそ30人くらいの知り合いに会うことが出来た。憲政記念館から第二衆議院会館前を経由して、首相官邸前まで行こうとしたら、警備の警察官が「非常に混雑しているから、行かない様」に指導していた。それを無視して歩いていると、友人から「到着した」とメールがあった。
▼そこで折り返して国会図書館前で落ち合うことにした。彼女には昨年10月にも、国会前でお会いしている。今回は誕生して7ヶ月の赤ちゃんとご一緒だった。初めてお会いしてから15年。わずかばかりだが、歴史の流れを感じる一瞬だった。

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June 14, 2015

◇「ゆずり葉の頃」を見る。

▼商社のアメリカ支店に勤める進(風間トオル)は6日間予定で連絡業務のために日本に戻ってくる。さっそく一人住まいの母の市子(八千草薫)に連絡するが所在は不明だ。友人たちと再会したあと自宅に戻ると、母は不在で何か「軽井沢の方に出かけたようだ」、と隣人はいう。だが詳細は分からない。家の文箱を開けてみると、新聞の切り抜きが入っており、どうやら宮謙一郎という画家の絵画を見に行った様子だ。
▼母の戦争中の疎開先は軽井沢の隣村だった。その真楽寺の畔にたたずんでいると、村の少年に「池に近づくと危険だ」と言ってあめ玉を貰った記憶が残っている。進は母のあとを追って行方を探すが美術館以外に手がかりはつかめない。一方母親は自分の気にいった絵画をどうしても見たいと思っていると、美術館の職員は「その作品は個人所有になっているので展示されるかどうか分からない」という返事だが、探してくれることなる。一方立ち寄った「喫茶歌劇」のマスターが画家と知り合いだという。
▼市子は憧れていた画家と念願の面会を果たすことができる。どうやら疎開していた当時真楽寺で「危険だよ」といって注意を喚起してくれた少年は画家のようであった。進はようやくを母親と再会してホテルに戻ることができる。そして市子はその途中バス停で、一人息子に自分の「終の棲家」について話そうとするのだった。(岩波ホール)
▼座席に座ったら知人が前の席に座っていた声を掛けられて驚く。

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June 12, 2015

「自衛隊が海外で人を殺す想定事例」伊勢崎賢治BSジャパンを見る

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(BSジャパンに出演した伊勢崎賢治さん)
▼昨日総掛かり行動第4回目の日。前回は正面ステージ、と言っても衆議院議員会館前の路上だ。時間はあったがその場所から少しずれた場所にした。10人くらいの知り合いに出会って挨拶と握手を繰り返した。内容はわたしの文章を読むよりも動画をご覧いただきたい。なかでも中盤の軍事ジャーナリストの前田哲男はとても良いのでお聞きいただきたい。参加者は1700人という発表だった。先週から300人増ということになるが どうもはっきりは分からない。少なくとも普段何もしていない友人たちに呼びかけても、一歩も動いた気配はない。今は東電の敷地に放射線廃棄物を置く、という問題で学習会があるが誰も知らない。ツイートを3回してみたが、千葉市の人がリツイートした気配はまったくない。
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(あり得ない,安倍首相の想定問題集)
▼日経プラス10 「自衛隊が海外で人を殺す想定事例」:2015年6月11日(木)夜10時00分BSジャパン を録画し手見た。わたしは午後10時過ぎてPCやTVを見る元気もない。時間があったら本を読みたい。iPhoneも午後10時10分に自動的に電源が切れるように設定してある。
▼上記の番組は東京外語大学の伊勢原健治さんがゲストだった。一度直接目の前に座ってお話しを聞いたことがある。「武装解除」はとても良い本だと思うので時間があったら読んで頂きたい。この番組の中で「駆けつけ警護は役に立たない」「後方支援の地域拡大も意味がないので止めるべきだ」と語った。さらに今まではイラクからインド洋の給油、ソマリアの海賊はみな「特措法」という違憲行為の抜け穴で対処してきた。
▼イラクで民間軍事会社のブラック・ウォーターが兵站を請け負っていたとき、間違ってイラクの民間人を殺害してしまった。その行為は軍人ではないので、アメリカの軍法会議でも裁くことはできなかった。ただその事件からイラクのアメリカに対する反応は極めて悪くなった。今の自衛隊は軍隊ではないので、「民間軍事会社」と同じでたとえ「警備」であっても現地の人を殺した場合処罰する方法がないので,きちんと決めておかなけばならない、と語った。

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June 11, 2015

◇「靴職人と魔法のミシン」を見る。

▼10日は夜まで一日出歩いていたので、かなり疲労が蓄積している。昼飯を食べたら20~30分横になると楽なのだが、昨日はそういう条件はなかった。帰宅するとわたしがチェ・ゲバラのファンである事を知っている親しい人から、朝日に連載されていた「ゲバラの実増」の連載記事の切り抜きが全部揃えて届けられた。ただ感謝する。連載されているという情報は知らせて下さった方はあったが、わざわざ毎日図書館まで出かけて読む気持ちにはならなかった。
▼昨日午前中から午後にかけて某地方都市で開かれ取材した「平和集会」は「これでもか、これでもか」という戦争の悲惨な体験や短歌、歌が披露された。これは聞いているだけで疲れてしまう。
◇「靴職人と魔法のミシン」マンハッタンのロウアー・イーストサイドで年老いた母親とふたりで暮らすマックス。彼女も貯金もなく、祖父の代から続いている小さな靴修理店を営んでいる。隣りの店は理髪店で付かず離れず彼を見守る。靴の修理を依頼にくる人に「感謝をされること」と生き甲斐にて、平凡で単調な日々を送っていた。客から預かった靴を修理しているとマックスは愛用の電動ミシンが故障してしまう。
▼しかたなく地下の物置から先祖伝来の旧式ミシンで靴を修理する。ところが旧式ミシンで直した靴を試し履きした自分の姿を鏡で見る。するとそこには平凡で目立たない自分の姿はなかった。マックスは、自分が靴の持ち主に変身したことに気づく。魔法のミシンを手に入れたマックスは、他人に変身して未知の人生を体験する。まず老いた母親のために父親に化けて幸せな人生を送っていること知らせ、母親を見送る。こんなささやかな親孝行を思い立ったまでは良かった。ところが楽しい事ばかりではなく、ギャングの土地転がし事件に巻き込まれてしまう。さえない中年男が、魔法の力を借りて人生の喜びを発見するというコメディ映画。

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June 10, 2015

●「新・戦争のつくりかた 」のご紹介

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(お勧めの一冊)
▼お早うございます。2日間に渡ってご紹介した「6月8日、東京地裁429警備法廷(1)と(2)は皆様のリツイートによって今朝までに約500人の方々にご覧いただく事が出来ました。この弾圧事件の概要と検察が主張する矛盾を知っていただければ幸いです。
▼みなさん「新・戦争のつくりかた 」という本をお読みになった事がありますか?池田香代子さんなど「りぼん・ぷろじぇくと」という組織が昨年作った本です。昨年9月に池田さんにお目に掛かったとき、「こういう本を作っている」というお話しをお聞きしました。半分は絵本になっていますが、後半はいわゆる戦争法案に関連する法律の解説となっています。実は国会で戦争法案が通る前に「機雷除去」「武力攻撃事態対処法」「国民保護法」など既にできあがっているのです。「国民保護法」では(発見者の通報義務等)という項目があり、「武力攻撃災害の兆候を発見した者は,遅滞なくその旨を市町村長または消防吏員、警察官若しくは海上保安官(略)に通報しなければならない。とあります。「自分は関係ない」、「自分は大丈夫だ」、「戦争などになるはずがない」などと思っていらっしゃる方は、今すぐAmazonなどでいますぐお買い求め下さい、1冊1000円です。そして少なくとも木曜日の夜は議員会館前までお運び下さい。

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June 09, 2015

6月8日、東京地裁429警備法廷(2)

▼なぜわたしが「傍聴記」を書くのか?新聞記者が一人も取材に来ていなかったからだ。だからわたしは一人のジャーナリストとしてどうしても書かねばならない。身体検査は何度もあったことは書いた。「荷物は傍聴する隣りの部屋で預かる」という。しかし預けたら何をされるか分からないので、路上で待機する仲間に預けた。持っているのは小型メモとボールペンだ。だが最後は「そのボールペンも見せろ」というので渡すとノックを繰り返していた。女性はスカーフも取り上げられる。これも武器か?小池栄子の「接吻」という映画があったが、接見の直前、弁護士に誕生祝いのネクタイをプレゼントする。その中に包丁が入っており、接見した愛人を刺し殺すという設定だが、こんな事はあり得ない。
▼どちらが先に入っていたかどうか分からないのに、何を認定して「共謀」になるのか?1)何を根拠の推認したのか?)経産省のシロタの職務の内容はなにかのか?3)シロタの【疎明】(そめい) 1 いいわけ。弁明。 2 確信ではなく、確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為。または、これに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態。は何なのか?4)シロタの仕事は看守なのか?5)看守が警備対応したのか?昼と夜の勤務はどうなっているのか?チェーン柵はいつ設置されたのか?答え28日午後9時頃。7)侵入の目的が明らかならば、侵入経路も明らかなのか?8)正当な理由が分からないなら特定する目的も明らかではないのではないか?7)の補足、歩道上の抗議活動と認識していたのではないか?8)逮捕は21時30分頃現行犯とされるが、その場で逮捕したのではないので、刑事訴訟法に違反している。現実に経産省テント広場で9時28分となっている。経産省の職員はどうやて警察官に連絡を入れたのか?9)逮捕地点は不明確で9時十数分というのは未既知の内容である。
▼勾留理由について、1)住所不定は該当しない。焼きそばは逮捕されてから家宅捜索されている。ジャージマンも先の逮捕で家宅捜索されているので、住所不定は該当しない。ということで被疑者の意見陳述に入った。
焼き蕎麦氏から順番に一人10分の時間が与えられた。
東電はフクイチ事故の責任を取っていない。被爆。被災した人達は極貧の生活を余儀なくされている。抗議活動だけを犯罪人扱いしている。接見禁止や長期勾留は冤罪を産む。親が泣いている。お前は他の人達から悪口を言われている。もう運動は止めろと取り調べの警官から脅された。指紋、顔写真とりに非協力的でなかったので逆さに吊り上げられて怪我をした。
▼半袖ジャージ。勾留に正当な理由はない。政府の人殺し政策に荷担している。武器を売る国になって一部の人だけが儲かればいいのか?
▼ロン毛氏、日本国憲法の下で考えて頂きたい。経産省はTPP、原発再稼働に熱心である。しかし日本国憲法は日本国の他の法律の最上位に置かれるものである。取り調べで「お前は法を犯した」と言われたが、一体憲法の下で生存権を認められている国になっているのか?武力を行使する国になって武器を売る事は正しいことなのか?司法の方々に訴えたい。憲法という最高法規に照らしてこのような「武器を売る国にすること」が適法なのかどうか考えていただきたい。憲法21条を計りにかけるような事をしている。、「 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。」は憲法で保障されているではないか。わたしたちは勝手気ままやわがままで抗議行動をしているのではない。権利が目の前に差し出されてるのだ。司法に関わる人間として、担当する皆さんは日本国のあり方、憲法を国是とする習わしがあるはずだ。もっと常識をもって対応して頂きたい。
▼お役所は立法、行政で働く者のために考えて貰いたい。原発、武器を売る国、TPPでは様々な人達が異議を申し立てている。育ちも違えば思惑も違ってくるのは当然である。だから「共謀」など存在する余地はない。各々が各々の意識で存在して行動したのだ。あえて共通点を言えば「反原発、武器輸出反対」ということで経産省前で抗議をして、不誠実なやり方を訴えていた。我々はまだまだ訴えたかった。原発事故から4年たったが経産省はパブコメを募集するとは,」口先だけだ。武器輸出もユーロ・サトリに参加して、日本は積極的に輸出しようとしている。これこそ違法行為である。司法の方々も裁判官の方々もこれが憲法に照らして正しいことなのか真剣に考えていただきたい。
▼裁判官と弁護士の激しいやりとりは法廷ドラマ以上の迫力でしたが、傍聴記はこれで終わりです。最後まで読んでくれてありがとう。

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June 08, 2015

6月8日、東京地裁429警備法廷(1)

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(東京地裁前で「仲間を返せ!いますぐ返せ」とコールするウドちゃん。
▼裁判を傍聴するなんて15年ぶりくらいだ。528経産省事件の勾留理由開示裁判の行列に並んだら,「傍聴券」が当たった。わたしはそれほどクジ運が強い方ではない。10年ほど前に駅ビルの北海道一周の旅行に当たったことがあるくらいだ。
▼さて裁判は東京地裁の421警備法廷である。ここは凶悪犯とかテロリスト、思想犯の裁判で使われる,警備が非常に厳重な法廷である。座るまでに3回ボディチェックがある。紙と筆記用具以外は持ち込めない。声を出したり被告に手を振ったりすると裁判長から即時に退廷を命じられる。被告の座席は裁判長を囲むように両脇を警官に挟まれたコの字型になった。弁護士は3人一緒に弁護士の前に座らせる様に主張したが、共謀や逃亡の怖れがあるとかで座席の変更は認められなかった。当初はアライ裁判長が担当することになっていたが、マリバ裁判長に代わっていた、弁護士は変更の理由開示を求めたがなかった。
▼裁判長の話によれば経産省のシロタ警備室長なる人物から3人の人物が経産省敷地内に入ったという通告があったという。通報するならば相当の理由があってしかるべきだが、それがない。住所不明というのが理由の一つだが被告のうちの一人は家宅捜索されているので、それは理由にならない。
▼共謀したというが、いつ共謀したのか?弁護士は裁判長を追及する。ほぼ9時0分頃に正門のチェーンを乗り越えて敷地に入ったという。午後9時頃が曖昧である。3人はそれぞれ別に入ったかと聞くがはっきりしない。経産省のシロタなる人物はいつか警備担当になったかも不明だ。さらに従来2012年頃はアプローチにチェーンはなかった。また、なぜ5月28日だけチェーンがあったのか?正当な理由は見つからない。
▼また侵入がどのように行われたか分からない。どのように宣伝活動が行われていたと認識していたのか不明。刑事訴訟法はその理由が明らかでなければならない。警官はどのように侵入情報を知り得たのか?3人は交差点(テント広場角)にいたにも関わらずどうして敷地に入った事を知り得たのか?
▼定住する家がないというのが勾留理由の一つになっているが、被告の一人は事件のあと家宅捜索を受けている。だからこれも刑事訴訟法から言っておかしい。
▼「共謀」をもって「侵入」どのように侵入行為が行われたか、その対応はどうだったのか分からない。「共謀が行われた場所はどこなのか?に対して裁判長は「後に示す」と言いながら最後まで場所の特定はできなかった。さらに侵入した時間は午後9時0分から10分の間くらいというだけで特定できなかった。裁判長は焼きそばのび太(略称)が最初にはいったと思われるというだけで、その後の人物の「わからない」と特定はできなかった。さらに他の二人(ジャージとロン毛)は一緒かどうかも分からなかった。ただ一定の時間敷地に留まったというだけだった。(メモは膨大なので明日に続く)

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抗議の現場に来てくれた人。電話もかけない人。

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(7日空港警察前での抗議行動)
▼お早うございます。わたしは5日に発信したメルマガの<編集後記>で「羽田警察署に10日間勾留されている友人を早期に釈放するように電話を掛けてほしい」とお願いしました。「同情して欲しい」とはお願いしていません。ところが「おいくつの方ですか?辛いでしょうね」といったメールが来ます。もう今朝9時には東京地裁に送られて「勾留理由開示」の裁判がはじまりますから、手遅れです。「お願い」は直ちに実行して下さい。電話は数分ですみます。
▼昨日もわたしは羽田警察署まで抗議に行って来ました。これで3度目です。交通費も時間もかかります。しかしこれは彼個人。いや彼ら3人の個人的な問題ではありません。日本の民主主義「路上の抗議活動が認められるかどうかにも関わってきます。
▼昨日現場で「抗議活動が開始されたとき、わたしはその一報をツイートしました。すると見知らぬ青年から「何処で何時までやっていますか?」とリツイートがありました。わたしが現在位置を知らせると青年は20分くらいして現場に駆けつけてくれました。カネや時間がかかっても「行動」しないかぎり世の中は、絶対変わりません。現場でスピーチしましたが、CASを見ていくら過激な言葉を投げつけても,彼らにとっては格好の「ガス抜き」にしかなりません。現場に来て下さい。警察に電話して下さい。言葉を発信しないのは「国家権力のやっている事を認めた事になります。
▼青年は最後まで一緒に抗議してくれて、差し入れのチョコレートまで持参してくれました。日曜日のため差し入れは認められませんでしたが、彼の気持ちは十分伝わってきました。こういうのを「連帯」というのでしょう。彼は「月曜日は学校の授業があるから来れない」というので現場でお別れしました。
▼帰宅してから録画しておいた「噂の東京マガジン」を見ましたら、千葉市の東京電力の土地に放射線物質が運び込まれるという番組を放送していました。要するに千葉県の他の地域は反対運動が高くて「持ち帰れ」という事になったので「千葉市が標的」にされたのです。自分は安全な場所を知っているとか、そういう問題ではありません。ご自分の問題として、ぜひ今すぐ行動してください。地震などで液状化現象が起きて、高濃度の放射能が流出したら千葉市と東京湾の沿岸部には住めなくなります。
▼311の時、出光石油で劣化ウランが大量に保管されている事が明らかになりました。あのときチェーンメールで「千葉方面から危ない風(炎)が流れてくるから窓を閉めるように。このメールを転送するように」というのは本当の事だったのです。
▼わたしは今朝8時半東京地裁に並ぶため出かけます。何も出来ない方は「3人の即時釈放と念力」でも送って下さい。

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June 05, 2015

◇「あん」を見る。

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(4日総掛かり行動でスピーチする辻本清美議員)
▼毎週木曜日は衆議院会館前で「戦争する国反対、総掛かり行動」の日になっている。とりあえず国会が開かれている、7月末までだ。毎回少しずつ参加者は微増している。時間は午後6時半から7時半までだ。ところが昨日は30分早く到着してしまい。マイクスタンドの真ん前という特等席になってしまった。詳しくは動画を見て頂きたい。突っ立っていると、いろいろな人に挨拶される。
▼わたしの方がスピーチなどで舞台に上っているせいだろう。わたしのはハンドルネームの方が、この国会周辺では知られている。その名前で呼びかけられるが、80%は知らない方々からだ。知らん顔していても失礼なので、皆さんと握手する。昨日のスピーチで民主党の辻本清美さんは場数を踏んでいるので、さすがに上手いと思った。
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(映画館のディスプレイ)
◇「あん」黄色い総武線各駅停車が走っているどこか東京都下の何処かの街。かったるそうにアパートの階段を降りてくる千太郎(長瀬正敏)。一服して朝の仕込みを始める。彼はアパートの一階にある店で「どら焼き」を作って販売している。生地を練って一枚一枚焼いていく手つきは良い。そしてアンコを入れて店先で細々と販売している。常連客は学校帰りに立ち寄る中学生の3人組だ。そして売り物にならない失敗作を一人の学生にもたせてやる。
▼ある日徳江という一人の老婆が店を訪ねて,「アルバイト募集」の張り紙を見てやってくる。「時給600円」と書いてあるが、半額でもいいから雇ってくれないか?という。老婆の年齢を聞くと75歳だという。「力仕事で朝が早いから家では雇えない」とお引き取りを願う。ところが数日後再び訪れ「100円でもいいから雇ってといい、断ると「案」と置いて立ち去る。一度は封も開けずにゴミ箱に放り込んだ千太郎だが、一口指で掬って食べて見ると、今まで食べたことがない美味だった。今まで「あん」は問屋から一斗缶で仕入れていたのだ。
▼3度目に来た時「手伝ってくれ」と頭を下げる。徳江は朝まだ暗いうちからあん作りにやってくる。そして店は瞬く間に行列の出来る店となる。ところが徳江の手に火傷のような傷があることからあらぬ噂が立って店の客足は遠のいてしまう。実は徳江は10代の頃からハンセン病の療養施設で暮らしている元患者だった。店のオーナーからは徳江を解雇を突きつけられる千太郎。徳江は小豆の一粒一粒が生きものだ、という事を教え込む。そして千太郎が投げやりな生活を送っていたことに、地道に足もとを見つめて生きる姿を見せる。

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June 04, 2015

古銭の驚くべき価格とは「目方」だった。

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(羽田空港警察署前の掲示板で凄いポスターを発見!。現実とのギャップありすぎ)
▼親戚から数年前になくなった義兄のコレクションの売却を頼まれた。それは「世界のコイン」と「日本のコイン」が100点くらいケースに入ったものだった。ネットで古銭屋を探しても中々見つからない。5年ほど前に祖父の遺品の古銭を持ち込んだ店が神田にあった。ネットで検索すると住所・電話が掲載されている。地下鉄銀座線神田下車3番出口とある。羽田に出かける前に、指定の出口で地上にでて電話すると「使われていない番号」だという。住所を探してもビルの名前すらなくなっていた。
▼重い物をもって歩きたくないので、駅を一周してあれこれ看板を眺める。すると一軒だけ「金券ショップ」の取り扱い品目の中に「古銭」と書いた店があったので入った。そこには40代後半の女性店長さんが一人いて、「古銭はトータルの重さでしか引き取らない。外国の通貨はまったくダメ、と言う事だった。ゴミ箱に捨てようかと迷っていたので、とにかく荷物を軽くしたい、という気持ちで、引き取りをお願いする。古銭は一つが厚い紙ケースとセロファンのケースに入れられ、さらに10個くらいビニールケースに収められている。それを取り外しバラにする作業も自分で行う。そして計測した結果は100個が120円だった。まさにペットボトル1個の値段にしかならなかった。
▼地下鉄の「パスネット」のカードを3枚持っているが改札口も通れない。券売機も使えない。地下鉄内部の案内を見たら、これは使えない事がわかった。しかも換金出来るのは後1年。これも主要な駅の事務所で返金してくれる事が分かった。使いかけも含め、3枚持ち込んだが、こちらは相応の金額になった。これで心置きなく、羽田空港警察署まで通うことができる。
▼夜は羽田空港警察署まで「ロン毛」氏の釈放要請に出かける。1日前ツイッターで「6~7人しか集まらない」と親しい友人が書いていたので,家から羽田までは遠いが行かないとまずいと思って参加することを決めた。1時間前に集合場所に着いてしまった。10分ほどすると仲間のKさん、Tさんらが集まって来る。最終的に参加者は50名ほどになった。これも普段の「ロン毛」氏の人気と、たゆまぬ努力の結果だと思う。果たして自分が逮捕されたら、一体どれだけの人が集まってくれるか不安にもなる。まぁわたしは雑魚だから逮捕される危険性は極めて少ない。

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June 03, 2015

自宅PC接続のトラブルを解決するまで…。

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(映画「戦争と人間」第一部2時間30分あたりで、「工場のあいつ」を口ずさむ伊藤孝雄。左翼だったが特高に検挙された後に召集され戦場で死ぬ)
▼ちょうど1週間前に,ケーブルTV会社が「速度調査」をするとやってた。調査は測定器をケーブルに刺して図るだけの簡単な作業だ。今まで画像はスムーズに動いていたし、ネットも問題なくせつぞくしていた。それだけでわざわざやってくる筈はないと思っていた。調査が終わると、「新しいモデムに無料交換させていただく。これを使えばWIFI機器も一体型になっており、インターネットも閲覧できる、といい事ばかり並べ立てる。さらに最大のウリは、チューナーとUSBのHDDがダイレクトに接続できることだ。
▼今までのチューナーはそれができなかったので、チューナーで番組を選択してからDVD(HDD内蔵)のタイマーを合わせるという二重の設定が必要だった。これはかなり面倒で、タイマーを忘れると、自宅にいる家族に教える事ができなかった。今度はそれは解決した。
▼機器を交換した日の夜、近くの家電量販店に行って、一番安かった5ポートのハブを買って取り付けた。しかし自分のPCはネット接続出来たので問題ないと思っていたが、後日家庭内LANをやっている家族が「接続できない」という苦情がでた。それは日曜日の夜の事だった。PCの故障やトラブル解決は、頭のすっきりしている午前中でないと堂々巡りで解決できない。
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(「週刊金曜日」5月29日号表紙,5月14日首相官邸前、中央左端に浦邊力さんが写っている)
▼それで家族からは再三催促されて、重い腰を上げケーブルTVのサービスセンターに電話したのが2日午前午前9時30分頃。親切な女性担当者だったが30分の電話の聞き取り調査で、「ハブ」の辺がが悪いかというところまで絞り込むことが出来た。「これ以上の対応は係員が訪問して解決することになりますが有料です」と言われる。電話を切ってからもう一度マニュアルと首っ引きで「ハブ」の接続を調べて行ったらミスを発見出来た。全部で1時間少々。ものすごい急ぎの仕事も抱えていただ、どうやらそれも午後10時近くには終わった。疲労困憊でアルコールを口にする元気もなかった。

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June 02, 2015

今村恒夫の「工場のあいつ」を暗誦する人。

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(30日午前9時頃東京地検前抗議)
▼やるべき事が多く、時間が少ない。日曜日羽田に行った帰り、抗議の途中で暑さに耐えかねて早退したことは昨日のブログに書いた通りだ。駅に向かって、一緒に離脱した友人と一緒に歩いていると目の前に,ラフな格好をした弁護士さんが歩いていた。夏用のサンダルシューズにハンチングにサングラス、ごく普通の薄っぺらい手提げバッグ。スーツも着ていない。これならわたしも弁護士に化ける事ができる、いや冗談だ。
▼友人は「戦争と人間」第一部に出てくる今村恒夫の「工場のあいつ」すらすら朗読を始めたので、わたしはかなり驚いた。もちろん暗誦だ
「工場のあいつ」
あいつは民衆とともに行き
あいつは民衆の中に戦っている
民衆とともに喜び
民衆とともに怒り
不満を並べ 反逆し
▼五味川純平原作で山本薩雄監督の「戦争と人間」も優れた作品である。相沢中佐に永田軍務局長の暗殺から226事件,皇道派は力をのばし、参謀本部の意見を聞かずに中国では「満州事変」を起こし暴走していく。安倍総理の昨日の国会での答弁を見ていると、「「日本に敵意を持っている」だけで敵と認定して、アメリカの尻馬に乗って世界中、国境をいとわずどこでも「後方支援」に付いて行ってしまう。
▼30日午後、軍事問題に精通している半田滋東京新聞編集委員のお話を聴く機会があった。日本に配備されているパトリオット(PACK3)は8ヶ所30機のみ。場所も公開されている。アメリカで航空自衛隊は訓練をしているが弾道が公表されているにもかかわらず命中率は70%くらい。もし戦争になった、相手の虚を突いて撃ってくるわけだから、まず当たらない。それにアメリカは戦艦の数と同じ84隻のイージス艦があるが、日本それはたった6隻。
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(31日午後2時半頃、羽田空港警察署前抗議)
▼外交とは「戦争を起こさず,近隣諸国とはできるだけ友好関係を保っていかなければならない」のだ。

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June 01, 2015

逮捕された仲間の釈放を要求する行動に参加。

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(丸の内警察署前の抗議、意識的に後ろ姿をぼかして写しています)
▼ご家族の健康と成長だけを祈っていられればよいのだが、現在わたしの身の回りではそういう状況ではなくなっている。金曜日まず国会正門前にいく途中、Mさんにお会いした。今回緊急情報の交換をして、夫君に紹介していただく。正門に到着するとスピーチする人が少なくなっているという事で一番バッターになった。水曜日に傍聴した第10回原子力規制委員会の報告をする。2番バッターは横浜から常連として参加しているSさんだ。ツイッターにそれらはその日のうちに書いているので、ご覧いただきたい。
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(5月30日東京新聞の記事)上の段は警察発表)
▼Sさんの発言要旨は、自分はもと全共闘だった。いまその全共闘だった連中は一体何をしているのだ。縁側で日向ぼっこして、孫と遊んでいるんじゃないか。いまそんなことをしている場合じゃないぞ。今すぐ国会前に来い!」という内容だった。今時全共闘を引き合いに出しても、わからない世代が多い。それに全共闘世代はツイキャスなんか見ていない。酒飲んでプロ野球か芸能バラエティ番組を見ているんだよ。それで世の中変われば…。いや彼らはもう変化を求めてはいないだろう。それは多くの左翼政党支持者の同じ事だ。自分の頭で考えて行動する事がまったく無くなり、安易な道だけを自分の都合良く解釈して進む。もしくは足踏み状態で後ろ向き。
▼そのあと「希望のエリア」へ行ってほぼ同じ事をしゃべる。午後7時半経産省テント前集合だ。詳しくは書けないが友人、知人が経産省の敷地に入ったとして木曜日午後9時過ぎ逮捕されて3つの警察署に分散留置されてる。その抗議行動があった。丸の内署は、100余名の抗議者に驚いて対応に苦慮していた。雨降りで気温が下がり風邪をひくとまずいので、中央署の抗議は辞退して明日に備える。
▼あすとは、30日午前9時に東京地検に彼ら3人が取り調べで送致されるという。5時に起きてでかける準備をする。東京地検前に午前8時半に都着して護送車を待つ。すでに5名くらいの私服警官が待機していた。大きな護送車は何台も入るが、「防護シール」を張ってあるので、どれに誰が乗っているか、まったく見当がつかない。でも車が通るたびに「頑張れ!」「負けるな」「みんなが付いているぞー」と大きな声を上げる。
▼約2時間の抗議と路上の反省会。わたしは午後から緊急取材が入っていたので、ここで離脱する。以下、明日に続く。という訳でわたしは土日の方が仕事や行動が多く、平日よりも忙しいのだ。

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