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June 18, 2015

NHK「沖縄戦全記録」を見る(補足説明)

▼16日深夜NHKで再放送された「全記録沖縄戦」についてこのブログでご紹介しましたらツイッターで友人の春橋哲史さんからコメントを頂きました。ご本人の了解を得てここに再掲させていただきます。わたしは沖縄戦についてはまだ勉強中で書く自信もありませんので,ご紹介します。
▼お早うございます。番組はオンデマンドで視聴しました。初公開の映像や資料は、もっと知りたいと思いました。ですが、1時間番組での「全記録」には違和感を覚えました。戦艦大和、対馬丸、ひめゆり部隊、神風特攻隊、慶良間等、描かれない部分が多かったです。第9師団が引き抜かれたのは、44年秋の台湾沖航空戦の戦果誤認が原因で、フィリピン防衛の計画が変更になったのが元ですし、姫路の別師団を穴埋めに送る計画も直前で中止されました。経緯を省いて、結果だけを提示しても、大事な面を見落としてしまいます。
海軍陸戦隊は、陸軍の後退に付き合わず、小禄で玉砕しました。大田海軍中将の最後の電文を紹介しないのも、納得がいきませんでした。やはり「全記録」という、題が問題です。(ツイッターの紹介は以上)
▼「日本軍失敗の本質」という名著によれば、沖縄作戦の直前に捷1号作戦(比島作戦)が発動され、沖縄本島から第9師団が抽出される。その結果第32軍は、その創設当初の「海軍と共同し南西諸島を防衛すべしという極めて包括的な任務のみが生きているものと解釈したこの重大な軍の基本的任務に関する解釈については、大本営あるいは第10方面軍との調整がまったく行われていなかった模様だ。
▼第32軍は、第9師団抽出後の後詰めや兵団の補充をあてにすることなく、約3分の2に減少した。2・5師団の基幹兵力をもって、最善の防衛努力を果たすことを前提条件として,新作戦計画の策定作業にあたることになった。
▼詳細は第32軍は一部をもって極力長く伊江島を保持するとともに、主力をもって沖縄本島南部島尻地区を占領し主陣地帯沿岸において敵の上陸を破?し、北方主陣地帯正面においては戦略持久を策する。敵が北・中飛行場方面に上陸する場合は主力をもって同方面に出撃することがある。
▼というもので、この作戦計画に基づいて沖縄本島の防衛戦は行われたのだ。

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