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July 09, 2015

第18回原子力規制委員会を傍聴する。

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(第18回原子力規制委員会開会直前の会議室)
▼小雨の中六本木の原子力規制委員会の第18回会議の傍聴に向かう。きょうの会議の中心は「緊急作業時の被ばくに関する規制の改正に伴う意見募集の結果及び放射線審議会への諮問」という名称がついている。しかし簡単に言えば原発の事故に携わる作業員の放射線被ばく線量を引き上げようという事だ。
▼もしも今後事故をおこなさい(つまり原発の再稼働をしない)ならば、このような100ミリシーベルトを250ミリシーベルトに引き上げる必要なない。つまり法の改正などする必要はない。原子力規制委員会の田中委員長は昨年12月将来50ミリシーベルトに引き上げるとまで公言している。首相が海を視察したとき、まるで宇宙スーツのような防護服を着用して視察させる。ところが作業をしている人はタイペックス・スーツにマスクに防護メガネだけ。この差は何なのだ。今の作業スーツでは不完全だと思っているから首相だけ特別のスーツを着ている。あの311事故直後フクイチを視察した当時の菅直人首相も膨れた宇宙服だった。
▼人間の身体の中身はみんな同じ血液が流れDNAによって構成されている。被ばくをするシステムも、その耐性も同じであるはずだ。だとするならば、作業に携わっている人達は首相と同じスーツを着用させるべきなのだ。
▼今回配布された議案書は分厚かった。ざっと見て縮小コピーでA4で70ページ。現実にはその4倍の280ページある計算になる。そのうち「放射線従事者の呼吸する空気中の放射線物質の限度等の数字だけが120ページもある。さらにパブコメはすべて紹介されており、全部で161件あった。パブコメを全部紹介しているので、几帳面と言えばそうなるが、「ほーら、ちゃんとやったよ」というアリバイ作りである。
▼第二議題は「安全研究に関わる平成26年度の中間評価及び事後評価結果」である。一番評価された、としているのは「国産システムコードの開発」である。これらの研究には年間50億円ほどの費用がつぎ込まれている。しかし,見たところこれらはすべて重大事故対策に関連している。田中委員長をして、研究者が六本木ファーストビルにいて研究していても役に立たない場合が多いので、なるべく現場に行って研究するようにというコメントがついた。みたところ研究の多くが外部委託であるように思えた。当日配布された資料は原子力規制委員会のHPでも見る事ができます。
▼以下筆者が撮影した動画も併せてごらん下さい。

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