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July 14, 2015

◇「サイの季節」(2)を見る。

▼わたしの部屋は猫のたまり場になっている。くつろいで寝ている顔を見ると可哀想なのでエアコンはあるが、昨日まではガマンしてきた。しかし今朝は朝食の準備をした暖かい空気のたまり場になって、とてもガマンできないので、エアコンを入れた。およそ1年ぶりになる。昨日は取材で某所に向かった。1年間ほど電車と徒歩で取材をしてきたが、とても歩いて行ける場所ではないので、友人に車を出して貰った。ハイブリッドの新車で、ナビで設定すればナビの指示通りにハンドルを切るだけで目的地に着く。エンジンを作動させるろ何やら人の声が聞こえてきた。しばらく走っているとそれは三波春夫の声である事が分かった。
▼三波春夫は今は亡き義母が大好きで年に一度の歌舞伎座で開かれる公演に必ず通っていた。歴史が物語風の歌になっていて、勝海舟の江戸開城の場面など中々楽しめた。
◇「サイの季節」(2)わたしは読者の皆さんにストーリーを理解しやすいように編集して書いている。映画監督はマーチン・スコッセシだからとても美しい画像に仕上げられている。そして妻役の、モニカ・ベルッティはハリウッド映画などではどちらかというと、セックス・シンボル的な扱いを受けてきたが、今回のサイでは演技派として遺憾なく力を発揮している。
▼元看守から粉雪が舞う墓場で「お前の夫はここに眠っている」と聞かされるが納得できない。そして看守との間に出来た一人娘と二人で生きて行く決意をしてその場を離れてイスタンブールにわたる。映画の最初の場面も2010年のイスタンブールという設定である。わたしはそのころ丁度あのガルタ橋の上にいた。イランの人達は陸続きのイスタンブールに亡命して、一稼ぎしてからヨーロッパに行くのが夢であるようだ。
▼主人公サヘルは妻の出獄後20年、つまり30年間会っていない。消息もわからない状態が続いていた。イランからようやくトルコに逃れて来て友達の伝手で、タクシー運転手のような仕事を探そうとしている。ある日二人の女性に「車で送って」と言われある場所まで行く。電話番号を教わり「迎えに来て」と頼まれるが時間に間に合わない。女性は男性から殴られるなど暴行を受けているようだった。
▼サヘルは女性たちとも親しくなるが、その過程で驚愕すべき事実を知ってしまう。そして看守に復讐することを計画する。話のかなり多くが監督の体験というので、見ていて辛くなるが素晴らしい作品である。

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