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July 07, 2015

◇「チャイルド44」を見る(2)

▼転任先はかなりオンボロの家ですきま風はビュ-ビュー入って来る、赴任先の上司(ゲイリー・オールドマン)は「君は余計なことをせずに、自分の言う事だけを聞いていれば良い」と命令される。ところがこの地でも、同様な事件は起こっていた。上司は「既に事件は決着済みだ」というが、レオは納得しない。事故ではなく、何者か外科手術の経験者が関わっているに違いないと推測する。
▼さらに妻のところには、横恋慕している昔の上司から電話がかかってくる。「夫を捨ててモスクワに戻って来い。悪い様にはしない」と。列車を待っているとき夫に,発見され「身分証明書も持たず何処へ行くつもりだ。逮捕・監禁されるぞ」と引き留められる。そう、当時のソ連にあっては,国内を移動する際にもパスポートのような物が必要だった。妻は思い直し夫とともに容疑者を摘発する決意を固める。
▼いかにも「捜査に協力する」様子を見せた男を葬りさり、上司にかつての捜査記録を見直ししてもらい、それをもってモスクワに戻る。すると地方の工場に勤めている、元軍医の姿が浮かび上がってくる。元軍医は同性愛者だったのだ。それで少年を誘っては犯行に及んでいた。しかし同性愛も社会主義国ソ連にあってはならない犯罪だった。ようやくの思いで容疑者を追い詰め、44人の少年たちを殺害した迷宮入り事件を解決する。そして再びレオはモスクワに呼び戻される。「望みは何か?」と上司に聞かれ「警察に殺人専門部署」を作ってくれるよう進言する。さらに付け加えて上司は、昔世話になったオールドマンを指名する。
▼事件を解決する過程でレオと妻の関係が情報部の「「恐怖」の支配下にあった。しかし事件解決を通じてより強い信頼関係で結ばれていく過程がもう一つの見物となっている。さらに軍医となった男は学校時代レオを顔見知りだった。だが片方は落ちこぼれて工場に勤務する平凡な仕事をせざるを得なかった。ところがレオは偶然「議事堂で旗を握った」事から「展望が開けた」。運命とはこの一瞬で表裏一体の関係だったことが分かる。
▼舞台はロシアだがアメリカ映画なので、分かりやすいうっくりとした英語で喋るので分かりやすい。

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