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July 21, 2015

◇「フレンチアルプスで起きたこと」を見る。

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(17日参議院会館前で戦争法案に反対する行動に参加する。コールしているのが火焔瓶テツさん奧でライトを振っているのが筆者。撮影:てんぐさ氏)
▼昨日は朝5時から読書に集中してしまったので、ブログは書かなかった。土曜日はある例会があった。終わった後の会食で「日の名残り」の主人公の生き方をどう思うか?という話になった。カズオ・イシグロの原作はもう10年くらい前に読んだとおもう。それも映画を見た後だったと思う。映画はエマ・トンプソンとアンソニー・ホプキンスだった。あるイギリス貴族の館を舞台に、ナチスに利用された主人とそれに使える忠実な執事とその女官の物語で、あり得ない設定だと思う以外の記憶は残っていない。さらにあの最後のバスの別れのシーンが不自然に感じた。本当にすきならばエマを黙って見送らなければいいのに、というのがわたしの感想だ。
◇「フレンチアルプスで起きたこと」フランスアルプスにスキー・バカンスにやってきたスウェーデン人一家。贅肉のないスマートなビジネスマンの夫トマスは常に携帯を手放さない。そして美しい瘦身の妻エバ、それに愛らしい2人の子どもたち。誰もがうらやむ理想的なファミリーだ。バカンス2日目のこと、スキーを楽しんだ後、山際のテラスでランチをとっていると、突然轟音が響いて雪崩が発生する。スキー場では雪崩を予防するため、人工的に火薬を爆発させ雪崩を起こしていた。しかし規模が多すぎて、雪崩はテラスまで押し寄せるので食事中の人々は大パニックにおちいる。
▼幸か不幸か雪崩はカフェテラスの直前で止まり、スキー客はすぐに笑いと活気を取り戻す。しかし雪崩が襲ってきたその瞬間、トマスは携帯を掴んで家族を放って自分一人で逃げ出してしまう。この“期待はずれの”行動が、家族に不信感を与えてしまう。子どもは言う事を聞かなくなり、スキーよりもゲームに夢中になる。妻はことごとく辛く当たる。そして3日目は単独でスキーに出かけてしまう。会話のきっかけを作ろうとするトマスはレストランで出会った外国人客を部屋に招いてアドバイスを求めるが、会話はますますかみ合わなくなる。子ども達は「ママと別れないで」と泣き出す。あなたならどうすす?
▼全編にビバルディの「四季」の冬が鳴り響く。

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