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September 07, 2015

◇「ヴィンセントが教えてくれたこと」を見る。

▼毎月5日と20日にメルマガを送信した後は疲れ切って本を読む気力もなくなる。そうは言っても映画は寸暇を惜しんでみておかないと後で困る。
◇「ヴィンセントが教えてくれたこと」を見に行く。これに決めたのは一種の賭けのようなもので、毎週「東京新聞」の金曜日を判断材料にする。もう時間がなかったので、ネットでチケットを予約して、上映開始5分前に着席する。 アルコールとギャンブル、それに女をこよなく愛するちょい悪オヤジのヴィンセント。気難し屋として町では知られている。ある日酔っぱらい運転で車庫入れに失敗して門扉を怖し自宅で膨れている。お隣にシングルマザーのマギーと12歳の息子オリバーが引っ越してくる。彼女はヴィンセントの家の植木と塀を壊す。
▼病院でCTスキャンの仕事で、帰宅が急に遅くなることが決まったマギーに頼まれ、オリバーのシッターを渋々引き受ける。ところがヴィンセントは小学校低学年のオリバーの年を気にせず、自分の行きつけのバーや競馬場に連れ歩く。オリバーは転校して来たばかりでいじめられて、家のカギや携帯、財布をかくされてしまう。わたしが感心したのが小学校の自己紹介の仕方で「宗教は何か」と教師が聞く場面だ。オリバーは「ユダヤ教だ」と答えるが別にそれに夜差別の声は上がらない。給食を食べるとき「お祈りを」と教師は言うがオリバーは「ユダヤにはそいう場面の祈りはない」と言うと、教師はそれを許して何でもいいからと促す。
▼ヴィンセントはオリバーを連れ回してバーでの注文の仕方、競馬の計算方法、いじめっ子の鼻のへし折り方など、一見何の役にも立たないいことばかりを教え込む。最初はお互い相手を嫌いだだと思っていたが、ヴィンセントの嫌われ者の顔を持つ反面、認知症の妻を医師を装って見舞いしたり、洗濯物を引き取って自宅で洗ってとどける。さらに入院費用を工面するために苦労している様子に、彼の本当の優しさや心の傷を感じ取る。あるときヴィンセントは脳梗塞で倒れ、そのリハビリでオリバー母子は力を発揮する。そして退院後オリバーはその思いを何とか学校の「自分の身の回りにいる偉人」というテーマで書いて周囲に伝えようとする。

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