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November 18, 2015

◇「明日へ」(韓国映画、あしたへ)を見る。

▼時間をやりくりして、クリニックに立ち寄る。薬は28日分しか処方してくれないので、天候、混雑具合を予想していく。担当医は話が好きな方で、わたしが海外旅行に行っていることもご存じである。旅行と、薬が切れそうになる日程が重なると1週間から10日くらなら、余分に処方箋に書いてくれる。開口一番に、「フランスのようなテロ事件がおきると、おちおち旅行にもいけなくなるね」と言うので、「安倍があんなことをいうからいけないんですよ」と答える。つついて都内にも、大塚にイスラムのモスクがあって、イスラム圏の人たち全員が、過激な思想をもっている訳ではない、というような話をした。
◇「明日へ」(あしたへ)韓国の大手スーパー。レジうちをする女性社員たちは、休憩時間に昇進や待遇の話をしている。あるとき客のクレームを巡ってレジの女性が上司から呼び出され、土下座して謝れと要求する。仕方なく謝罪する。あるとき会社のトップの話し合いでレジは全員外注化するのがトレンドだ、という話が出て、現在のパートさんの契約を延長しないという話が出る。パートさんたちは驚愕し、労働組合を作ってピンクのトレーナーを作って全員が着用して「契約を延長しろ」と要求する。会社の入り口にテントを張って、ピケットを作る。
▼しかし会社は、能力のある社員を狙って切り崩しを計る。さらに別会社のレジ係員を強引に仕事をさせようとする。資本のやることはどこの国でも同じだと思う。社員もそれぞれ困難な事情を抱えてシングルマザーだったり、自分が家族を養わなければならない。あるとき、会社は警察を使って門前のピケを排除する。さらに暴力団を使ってテントを破壊する。そのとき組合員の小さい子が大けがをさせられ、病院に入院させなければならなくなる。
▼さらに労働組合に好意的な男性社員は会社の方針に反発したことを労働組合は察知して、委員長に選出する。その力で労働委員会に申し立て、「パート社員40名の採用をせよ」という命令を出させる。すると会社は労働組合役員に対して巨額の賠償をもとめるスラップ裁判を仕掛けてくる。しかも資本の労働者を排除する姿勢は変わらない。そのため、組合員は自宅待機になり、いっとき解散状態になる。役員の女性は組合員の自宅を一軒一軒、尋ね歩き説得し、労働組合に結集するよう地道な努力をする。そして組合員が会社の前に集まってキャリーカーを使ってピケットを張ると、会社側は警察に放水車の出動を要請する。
▼最後の場面は日本ではあり得ない展開で涙が出てくる。ここに描かれているのは、実際あった事件を元にして作られたドラマだが、説得力があり、日本とまったく同じである。韓国ではハリウッド映画に次いで2位の興業成績を上げたというのも、うなずける。新宿TOHOシネマだけで上映。木曜日で終わり、かも知れない。

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