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November 12, 2015

戦争に代わる新しい収奪の仕組みがTPPだ。

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(11月11日首相官邸前でTPP反対の抗議スピーチをする火焔瓶テツさん
▼午前中、関東某県の人口20万人の都市。A市役所へ曲がる県道の交差点にずっと長い事墓石屋さんがあった。昔友人だった人物の学友が開いているとか聞いた事がある。ところが1週間前店の看板が外されていた。きょう行って見ると空き家になって管理会社である不動産会社の電話番号が張ってあった。何故かなと思って注意して見ると、その場所よりも市役所よりに「セレモニーホール」のチェーン店があった。「一日一組に限って個人葬を受け付ける」と書いてあったので、試しにパンフレットを貰ってきた。個人葬は15万円からだという。写真入りでプラン別の価格が書かれている。さらに棺、骨壺、香典返しから遺品整理まで事細かに記載されている。
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(某JA売店のブロッコリー、これでたったの200円)
▼おそらく墓石屋さんでは、そこまで細かく対応出来なかったのだろう。墓石屋さんは仕事を始めた当時、火葬場から出てくる車を追いかけるところから営業を始めたと言っていた。いまは病院などに食い込んでいないと、仕事はできないらしい。変な話から始まったが、2日連続したTPP反対の集会で、なぜ参加者が集まらないか考えて見た。確かにシャッター通りの町が多くなっている。わたしの故郷にある新幹線の駅周辺は、東京と同じ看板の店が多数並んでいる。しかしそこから3km離れたわたしの住んでいたムラには店がない。一番近いコンビニで1・3kmほど歩かなければならない。隔日で、午後だけ開く診療所が一つあるが、医師は常駐していない。診療所を経営しているのは町の中心にあるJA系の医療機関である。
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(某市の民家の塀に絡まっていた蔦)
▼しかしTPPのISD条項で、「農協、生協、共済などの組織が税制でそれらが優遇されている」と判定されると、日本の最高裁ですら関与できなくなり、「訴えた国」(例えばアメリカ)の裁判所の判決に従わざるを得なくなる。医薬品もジェネリック薬品は使えなくなる。ゆくゆくは医療費も、アメリカ並みに盲腸の手術で数百万円になる。遺伝子組み換えの食品を食べ続けて病気になっても、因果関係は説明できず訴えられない。今でも「組み替え食品は5%」以内なら、表示義務はない。
▼2番目にB市に行った。こちらは人口16万人。写真のブロッコリーが安いという話から発展した。そのJAの店舗ではサツマイモも売っている。営農指導員さんの話ではもっと品種改良をすれば、焼き芋としても一級品になる、ということだ。先日「ガイアの夜明け」という12ch系の番組で「夕張メロン」の近くの農村で作っているメロンは、見かけは悪いが遊ベリに決して負けない味なので、どうやって付加価値をつけるか?というテーマだった。
▼「地方創世」という言葉だけは良いが、現実に雇用がないところで、消費力も購買意欲もわかない。過疎地につけいるのが原発マネーだ。権利は次々と縮小される。年金は引き下げられる一方だ。戦争法案反対で10万人も集まった人たちはどこに消えてしまったのだろう。かつての戦争は「領土の拡張」と「資源の収奪」から始まった。しかし現在の戦争はTPPという新しい大国による収奪の仕組み作りから始まっている。

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