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November 25, 2015

NNN「被ばく牛‘たまみ’」を見る。

▼障害児の出産:発言の茨城教育委員の辞職が決まる と毎日新聞は報じている。これはナチスが障害を持った人を間引きしたり、殺害したことと同じ発想である。これはNHKBSで先週特集で報道されていたが、ヒトラーが圧力をかけてやったことではなく、施設に働く医者などが「自主的」に決めた方針であった。これが恐ろしいと思った。要するに「こうすれば上部、上級は気にいってくれるだろう」という考えで、次々拡大解釈していってしまうのだ。
▼今回の発言に関して「電話やメールで838件の批判的な意見」が寄せられたという。繰り返して言うが、ツイッターで機関銃のように連投を繰り返している人。ツイキャスで同じく繰り返して「恥を知れ」などとコメントを繰り返している人も影響力は何ひとつない。当該組織(原発メーカー、沖縄の警視庁機動隊等々)にはガス抜きになって喜んでいるだけで、「直接の風当たりが少なくなった」と喜ばせるだけであろう、どうか無駄な努力をするより、直接の電話、肉筆の手紙以外は何も効果はないと思って頂きたい。今回の場合で言えば838通の電話とメールの力である。
▼連休中HDDに撮りためた録画を見ていた。その時間はおよそ30時間くらい。そこで今後の方針を考えた。1)ドキュメンタリー以外録画しない。2)劇映画は30分見て、つまらなかったら消去する。3)録画したら1週間以内に見る。
▼この中でも見ていて息が詰まりそうになったのはNNNが11月15日深夜に放送した「被ばく牛‘たまみ’」だ。酪農農家は牛の生命を維持することがその仕事であるはずだ。ところが福島県は原発事故避難区域で生き続ける約550頭の“被ばく牛”。殺処分を命令してくる。横たわった牛に獣医は「殺処分」するための注射をする。殺処分を拒んだ一部の農家がエサを与え続けている。ところが一部の牛の皮膚に斑点が出始める。殺処分れた牛の内臓の提供を受け、サンプルをもとに被ばくの影響を調べる研究も進んでいる。
▼しかし国などからの支援は何もない。さらに事故から4年半が過ぎる中、餌だけ与えても売れないので、経済的負担に耐えかね殺処分に同意する農家も増えてきた。高線量地域で生きている牛を研究すれば人体への影響も研究できると言うが…。「たまみ」はこの一軒の酪農家によって生まれてからずっと大事に育てられて北。人間の都合で奪われた何万もの家畜の命。それでも被爆しながら今も生き続ける牛たち…。殺処分が決まった牛は自分の運命を察知して動こうとはしない。だが飼い主の主婦は涙を流しながら、牛を押す。同じほ乳類の牛に被害が出て、人間に影響が出ないはずはない。注射され、目の輝きを失っていく牛たちは私たちに何を訴えようとしているのか。

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