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December 22, 2015

◇「ハッピーエンドの選び方」を見る。

▼脳みそを絞らねばならない仕事は、一応片ががついた。昨日午前5時半頃にゴミ出しののためにマンションの集積場に行ったら、前理事長とばったり顔を合わせる。お互い「随分速いですね」と声を掛ける。相手はおそらくわたしと同年配の男性で、美人の奥様と二人で暮らしていらっしゃる。わたしは猫にたたき起こされるので、毎朝5時前後に起床すると話す。相手は「妻が朝一番の電車に乗って出勤するので、毎晩8時には寝て、朝3時には起床する」とおっしゃるので驚く。
▼わたしも3年前の反原発からはじまって、2年前の秘密法と、今年の戦争法と課題が増える一方なので、帰宅時間も遅くなる一方だ。現実に反原発やTPPなど参加者は減る一方なので手を抜くわけにもいかない。あと2~3年はこのペースで続けられると思うが、その後は若い人に任せて、夜8時には寝てしまおう、と思っている。
◇「ハッピーエンドの選び方 THE FAREWELL PARTY」人間は病気で苦しんでいても、自殺以外自分で死を選ぶことはできない。こういうテーマの映画は年に1本は見ている。昨年はフランスで一人息子と暮らす母親が、自分が壊れていくのが怖い、と言ってスイスの安楽死施設に自分の意思で入る映画があった。イスラエルの首都エルサレムの老人ホームに妻と入所しているヨヘスケルは、ユニークなアイディアでみんなの生活を少しだけ楽にするような発明が趣味だ
▼ある日、自分が望まない延命治療に苦しむ親友マックスから相談を持ちかけられる。それはマックスの発明した機械で自分を安らかに死なせてほしいと頼まれる。一緒に暮らしている妻レバ―ナは安楽死マシンを使うことに猛反対する。しかしお人よしのヨヘスケルは親友を助けたい一心で、痛みに苦しむ患者自らがスイッチを押して苦しまずに最期を迎える装置を発明する。
▼同じ施設に暮らしているの仲間たちの助けも借りて計画を準備し、見張り役などを分担しついに自らの意思で安らかに旅立つマックスを見送る。しかし、秘密だったはずのその発明の評判は瞬く間にイスラエル中に広がり、依頼が殺到してしまう。安楽死を成功させたあとパトカーに追跡され、「すわ事件が発覚したか?」と驚愕するが、単なるスピード違反で、貧乏人には高くて違反金はとても払えないと泣いてごまかす。
▼そんな中、愛する妻レバーナに認知症の兆候があらわれ始めて、食堂に素っ裸で現れて回りを驚かせる。妻はぜひと安楽死を希望するが、別に所帯をもって自活している娘は断乎反対する。自分が自分であると認識できる残された時間は限られている。施設の友人たちや肉親とのつながり、自分が自分と認識できず楽しいのだろうか?人生はもっと輝やいていたのではないか。ヨヘスケルとレバーナはついにある選択をする。銀座シネスイッチ。
▼医療関係者の噂によれば、日本政府は将来的に高齢者の医療費抑制を理由に、「安楽死」を法制化しようという動きもあるようだ。それは法律になってしまったら、とても怖い。

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