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December 25, 2015

福井地裁の高浜原発再稼働ゴー判決に驚く。

1960yama
(24日夜の関電前抗議集会。スピーチする斉藤さん)
▼昨日の福井地裁の判決には仰天した。関電が高浜3号機、4号機を再稼働するのを「許可」してしまったからだ。2年前の同じ福井地裁では半径250km以内の原発稼働は生存権の否定だ、という画期的な判決を出した。ところが最高裁はその判決を出した裁判官を転勤させてしまう。そうしておいて、判決の直前、福井県知事に「再稼働合意」させ、この判決である。三権分立という言葉は小学校の教科書の中にしか見る事ができない。
▼夕べも会議と忘年会があったが、そういう判決が出ることが予想されたので、あらかじめ欠席通知のメールを送っておいた。中には物理的にも、経済的にも筆者のように抗議行動には参加できない。と言う方もいらっしゃる。わたしはそういう「自分はできない」という人には強制もしないし、二度とお声がけもしない。ただ福島の原発事故で命を失った人、放射線濃度が高くで未だに遺体を回収出来ない人もいる。住まいや車などの財産だけでなく、命も奪われた人もたくさんいる。現在自分の住んでいる地域が、高濃度の放射線に汚染されていても、知ろうとしない人は、言っても意味ないので、一度は注意を喚起するが、以後は黙っている。
▼昨日、自分より一歳年上の男性が転倒して、膝の皿にヒビが入ったという話しを聞いた。この方はずっとジムに通っていたが、その帰りに数センチの段差につまずいたらしい。老人の転倒事故で一番多いのは、自宅室内である。寝たきりになると、体力は驚くべきスピードで落ちていく。この方はジムに行って上半身は鍛えていたが、通勤や移動はすべて車に頼っており、下半身の足を歩いて鍛えることはなかった。
▼筆者は50歳になったとき車は売却して二足歩行だけにした。そのことは今でも後悔はしていない。車に依存して生活しているみなさんは、いますぐ廃車にした方がいい。朝刊によればかつて鄧小平はこのまま車が増えていったら中国経済はもたない、と昔発言したことが報じられている。わたしに言わせれば寝たきりの人が増えれば、その面でも国は経済的に持たなくなると思う。
▼会議もそこそこに内幸町の関電前に駆けつける。ビデオにあるが、関電は政官界をまきこんで、高浜原発の再稼働に血道をあげている。巨像の反原連はこの非常事態にも、緊急集会は開けなかった。再稼働阻止全国ネットワークの行動に集まった人たちは、数えたら100人に少し足らなかった。抗議が終わって日比谷公園を掠めてあるくと園内は小さなタワーが造られ、若者たちが「綺麗、綺麗」と叫んでスマホを向けていた。反対側の帝国ホテルは若干控えめなイルミネーションだった。丸の内署の隣りのシンガポール航空が入っているビルの照明は、かなり派手だった。帰り道のケーキ屋さんやコンビニの前では、若い女性がクリスマスケーキの販売に黄色い声を上げていた。

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