« NISAと振り込めサギの違いを考える。 | Main | 「朝日はのぼる」は戦意高揚の歌だった。 »

January 06, 2016

イチエフの自主的「コストカット」の現場を知る。

▼昨日は集中的に読書をして。メルマガの原稿を書いていたので、夜は眼が痛んだ。今年はもっと気楽に行きたい。普段の心がけが悪いので、ためて書かなければ良いだけの話しかもしれない。東京新聞の朝刊をみると26面に「ふくしま作業員日誌」というコラムが掲載されている。定年まで10年を切った。いつまでイチエフで働けるんだろう。高線量の現場では働けば手当は増えるが、給料は事故前と変わらない。ボーナスは事故後、親会社の東電の負担を減らそうと、大幅にカットされたまま。早期退職制度もあり、この4年半で150人くらい辞めた。と書かれている。記者が作業員さんから聞き取りして書いているのだが、詳細は新聞を買って読んで頂きたい。
▼ここでみえて来るのは、東電が「「一日1万円を払っている」といくら胸を張っても、それが現実にはピンハネされ下請けの下部構造に行くに従って搾取されている。ここでは「東電の負担を減らそう」と書かれているが、危険な作業を受注するため、自主的にコストカットを余儀なくされている実体が浮かび上がってくる。
▼おりから「もんじゅの冷却を他の事業主体へ」と言う記事が掲載されている。原子力規制委員会が意気込んだ「廃炉」は馳文科大臣の寝技によって、存続になりそうだ。発電していなくても、保守管理で儲けようとする発電会社の思惑が見え隠れする。いずれにしても、その管理は電力会社の正社員ではなく、危険な部分は先に挙げた作業員さんたちが行う事になることを忘れてはならない。東電も、原研も人の生き血を吸って生きるドラキュラのような組織なのだ。
▼2日ほど前に某医療支援団体から、家族宛に一通の宅配メールがとどいた。封筒の表書きを見て驚いた。というのは戦争法案に敗退するスローガンから、10月に国会包囲をした瞬間を撮影した東京新聞に掲載された写真など、ぎっしり埋められていたからだ。宅配メールは郵政法の規制はないから、たくさん情報を盛り込もうとした結果なのだろう。はっきり行って宛名が見つけにくい。何でも詰め込めば読んでくれる、とでも思っているのだろうか?わたしは逆効果だと思う。時々国会周辺に集まってくるみなさんと、配られるビラについてお話しする。
▼○核○のビラは1960年代と何の変わっていない。セクトの名前が骨太で外側に行くほど太さを増す。そして書かれていることが時代がかっている。「これじゃ受け取る方が引いちゃうよね」と同じ意見である。相手の感情を考えるよりも「自分が正しい」と頭から自分の意見を押しつける。それはビラを配っている方々の服装から、類推できる。「自分の意見が正しいから、この人たちに教えてやろう」というだけでは、銀座を歩いている若い青年たちを振り替えさせることはできない。これは常々、有楽町の九電前、丸の内の四電前で感じる。
▼昨夜NHKで「スター・ウォーズ」最新版の制作風景が紹介された。公開までひと月を切っているのに、宇宙ロケットの墓場のミリ単位の修正が行われていた。だれも気づかないかも知れない、ミリ単位の修正が観客の満足に繋がっていくのかも知れない。翻って私はそのような努力をしているか、と言えば残念ながら遥か下の砂の部分をふらついている。

|

« NISAと振り込めサギの違いを考える。 | Main | 「朝日はのぼる」は戦意高揚の歌だった。 »