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March 16, 2016

データーウーマンの「馬鹿版TPP分析」(3)

データーウーマンの「馬鹿版TPP分析」(3)

遺伝子組み換え作物問題について。

現状を認識すべきである。現在、アメリカ・ブラジル、アルゼンチン・カナダなど遺伝子組み換え(GM)作物栽培国で、深刻な問題が起きている。
従来の有機リン系除草剤(「ラウンドアップ」や「バスタ」など)で枯れない耐性雑草や、殺虫害虫が大量発生している。
今度は有機塩素系の枯葉剤(2,4-Dニーヨンディ)や「ジカンバ」などに耐えうる遺伝子組み換え(GM)作物が開発された。この枯葉剤はベトナム戦争当時米軍によって使用され多くの被害を出したものであることはご承知のとおりです。その有害性につてアメリカは合成時に混入した不純物ダイオキシンが原因であると言っているが、薬剤そのものに毒性があることは明白である。「2,4-D」は吐き気、下痢、頭痛、錯乱、異常行動などをきたす急性毒性と、パーキンソンびょう、精子異常などの慢性毒性がある。「ジカンバ」も動物実験では神経毒性、筋肉毒性、歩行異常、体重増加抑制、肝細胞肥大、貧血等が報告されている。新たな遺伝子組み換え作物はこの枯葉剤に耐性をもつ。

遺伝子組み換え作物の栽培が始まった1996年以降、毎年同じ農薬を畑に散布し、また同じ殺虫遺伝子作物を栽培するうち、アメリカや南米のGM栽培国では次第に耐性雑草や耐性害虫が出現した。この対処として除草剤散布の回数は増加し、結果的に農家側の負担は増えた。
 消費者にとっては、残留農薬の問題が深刻だが、アメリカで始まったラウンドアップ耐性大豆の栽培はラウンドアップの主成分のグリフォサートの濃度が基準を越えていたため、アメリカ政府は海外の輸入国に規制緩和を強要した。各国への勧告をアメリカ政府に促したのはモンサントである。一方で、WHOは2015年3月20日グリフォートの発がん性を認めている。

 報道されなかったが、アメリカの枯葉剤耐性遺伝子組み換え作物を世界で初めて認可したのは日本である。日本政府はダウケミカルが申請した2,4-Dに耐性をもつトウモロコシを12年5月に食品・家畜飼料として認可し、栽培も許可した。モンサントから申請されたジカンバ耐性大豆は、厚生労働省が13年2月に食品として認可し、農林水産省が13年10月に栽培を認可した。厚生労働省はジカンバの残留基準を0.1ppmから20ppmまで引き上げた。

モンサントもダウケミカルもベトナム戦争で急成長した化学企業で、アメリカでは当初、激しい非難がされたが、日本が承認することで、アメリカ内の批判を抑えるという緒先棒をにほんがかついだと言う経緯がある。

今回のTPPでモンサントが日本の表示制度の為に輸出に支障が出たとしてISDS条項で訴えられる可能性が出てきた。
現行では北海道などには独自の遺伝子組み換え作物栽培条例があるが、これが無効にされることが考えられる。国内のGM作物栽培規則が破壊される。
◎フィリピンではGMOが全面禁止になりました。
ちなみに、現在までに詳細は判明していないが、南米ではジカ熱による小頭症はモンサントの除草剤が原因だとして、大規模なモンサントへの抗議がなされた。
原子力の被爆問題同様に、自然界に存在しない人為的に操作されたものは必ず人体に影響を与える。もっと自然に謙虚になるべきだと思うがどうでしょうか?

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