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March 17, 2016

四電社長に聞く伊方原発の安全性の限界

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(3月16日の原子力規制委員会の様子。左から柿木氏、佐伯社長、田中委員長、更田委員の各氏)
▼昨夜につづき、本日も午後から原子力規制委員会の傍聴。そして夜は農水省前でGMO反対の抗議行動がある。しかし夜の部は参加できるかどうか不明。抗議行動に参加して楽しいのは、ツイキャスの画面には絶対映らない情報交換がある。15日の例で言えば、映画情報からカイコに関連して、同じ出身県の人であることが分かった。さらにジカ熱流行の真相etc,etc。帰宅して翌日のツイキャスの書き込みを見ると「笑点」の「大喜利」のように言葉遊びで盛り上がっていた。さらにスピーチする人の評価など。はっきり言ってそんなので盛り上がっても、政府や権力者にたいする圧力にはならない。一言もしゃべらなくても、抗議に参加してスタンディングしているだけの人だっている。ネットで盛り上がって一歩も踏み出さない人よりも、喋らずに黙って立って抗議している人の方が遥かに素晴らしい圧力になっている。それにすぐパソコンに向かってパブコメを1本書いた方が世の中の役に立つ。
▼昨日の第61回原子力規制委員会は「臨時会議」として、四電(四国電力)の佐伯社長と柿木副社長が説明していた。二人とも時々「パワポ、パワポ」と言っているが紙を配っただけ。会議のテーマは佐伯新社長に代わってから初めての「安全性向上に向けて」の会議だ。佐伯氏は「広報」の出身であり、「原子力には詳しくjない、事務屋なので」と「再三」言い訳をしていたので、最後に更田委員から「謙遜で言っているのかも知れないが、逃げにも聞こえるので気を付けた方が良い」とたしなめられている。会議の全記録jはこちら。以下問題点。
1)自治体との対話を続けている。そこで出てくる意見は放射能は怖い、福島の様な事故が起きたら、海が汚染して魚が食べられなくなるが多い。放射能はどのレベルまで安全なのか原子力規制委員会で示して欲しい。
2)11月に原子力総合防災訓練をしたが、問題なかった。四電の原子力対策本部は高松本社から松山に移転した。訓練の日は佐伯は出張で松山にいたので、柿木副社長が高速道路で松山に向かったが問題なく時間通りに到着した。
3)避難訓練ではフェリーで無事大分に渡れた。
4)設備稼働率は82%と高い。
5)伊方原発3号機は5年間停止しているので、習熟している運転員がいない。
6)自主的安全性向上運動で内部、地震、津波の評価がでているが平成29年度で止まっている。
7)地元対応として20km以内の全戸訪問を行った。
▼先日放送されたフクイチ事故のTV番組を見ただけで、四電の「計画」はいかに絵空事なのか分かろう。
大分では「松山の船も避難民も受け入れない」と「事故が起きても1週間は持ちこたえる」と公言しているが、何を持ちこたえるのか?社員が施設に立てこもるだけだ。住民を安全な場所に避難させることができるのか?大地震が起きたら、高速道路など壊れて使えない。稼働率の高さは、たまたま地震などの大災害がなかっただけ。佐伯氏は「通常火力で運転習熟訓練をしているから、熟練運転員がいなくても大丈夫」原発は大地震が発生したらすぐには止められない。「燃料棒を組むことができるような技術力がある社員を養成している」と自慢していたが、勉強と訓練は異なる。
▼結論からいうと、住民と懇談、訪問しても放射能に対する危機感が払拭できない。文書16ページの「正しい知識」、「正しいものさし」そこで原子力規制委員会のお墨付きを貰いたい。フクイチ事故を風化させない、というのなら動かさないのが、一番正しい選択肢である。

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