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April 24, 2016

◇「スポットライト/世紀のスクープ」を見る。

▼昨日熊本地震による川内原発の不具合情報がネットを駆け巡っていた。ジャーナリズムの世界では重大な事件や事故は複数の当該関係者から裏を取ってダブルチェックをしないと書かない。ところがネットの世界では個人の感想と妄想で広がっていく。熊本地震でも、遠隔地の人が熊本の、救援物資の配布場所情報を流していたが、これもやらない方がよい。つまり情報が間違っていた場合、誰が責任をとるのか明確でない。山越え谷越え知らされた場所に行ったが、救援物資かなかったらどうするのか?サイバーセキュリティ法によれば、情報を流した人も拡散して人もすべてが該当してしまう。まず情報がブロックされ拡散できなくなる。1週間前に友人が原子力規制委員会を傍聴したとき、最後に240人くらいがリツイートして下さっていた。そのみなさんはエネルギーを今こそ発揮して、当該組織の原子力規制委員会や九電鹿児島支社、南日本新聞社に「真相を公開せよ」と要求して頂きたい。ツイッターで呟いていても、何も解決しない。「日本は終わりか?」などと書いてうじうじしていないで元気だせよ。
◇「スポットライト/世紀のスクープ」アメリカボストンはわたしの好きなTVドラマ「リゾーリー&アイルズ」の舞台となっている美しい町だ。しかしネットでボストン警察で調べて見ると、結構凶悪な事件も起きているようだ。2002年のボストン、神父による幼児に対する性的虐待事件が発覚する。「ボストン・グローブ」紙の「スポットライト」欄が取材を進めて行くと、カトリックの神父達は性的虐待を隠蔽し、神父を遠隔地に「転任」させて、教会を守ろうとしていた事が分かる。調べていくと、それも組織的に何十年も続いている。取材リーダーのロビーは部下の3人の記者に命じて詳しい取材を続けて行く。まず01年に着任したばかりの新任編集長は張り切ってやる気満々であr。そして彼は1976年の神父の「いたずら事件」の調査をすることを会議で提案する。
▼しかし神父側の弁護士は取材を拒否する。カトリック教会は組織全体で教会を守ろうとする。被害にあった子ども達はいずれも神父を信じて助けを求めていた、貧乏人や母子家庭の子ども達である。彼らが狙われて被害にあっており、子どもたちは自殺したり、麻薬の依存症になって立ち直れない。しかもグローブ紙の読者の半数は協会関係者や信者たちである。しかも「容疑者」の神父たちはいずれも「安全」な遠隔地へ「転勤」させられ安泰に生き長らえている。一人の革ジャンを着た記者はスッポンのように食いつき、発掘調査をする。すると「容疑者」である神父のリストは過去に裁判所に提出されていたことがわかる。そのリストを手に入れる場面は手に汗を握るほと迫力がある。そしてリストはデスクによって「教会弁護士」の家に押しかけ「最終チェック」をしようと迫る。最初は妻に門前払いされ拒否される。しかし最後はデスクの熱意に押され、チェックを始める。そしてクリスマスが終わった翌日のタイミングで紙面に一斉に報道される。「スポットライト」編集コーナーは読者からの感謝と情報提供の電話が鳴り止まない。エンディングで「幼児虐待」事件はボストンだけではなく、全米に広がっていることを暗示させる。

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