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April 04, 2016

桜見物をしながらネット中継を考える。

▼土日は1年に一度、桜を撮影するため、あちこちでかけた。井上ひさしさんが生前、講談社の「新日本大歳時記」のお勧めを書いていた。その一文に「自分はこの先あと何回桜を見ることができるだろう」と書いていらした。西行を引用するまでもなく、桜の花見は日本人にとって、寒い冬から暖かい春を実感する、重要な行事である。わたし自身もあと何回見る事ができるか分からない。それで何があってもビデオカメラを担いで桜の名所を回る事にしている。2日間で6本のビデオを撮影したので、興味のある方はご覧いただいたい。
▼お身内の方の終末介護をしていらっしゃる方が、ベッドにいる方にビデオと写真をご覧になって頂き「笑っていた」とメールを頂いた。こういう時は人のお役に立ててよかったと、思う瞬間である。写したのは大手門から江戸城址→北の丸公園。千鳥ヶ淵。翌日は浜離宮恩賜公園→水上バスで墨堤。墨堤を台東区から墨田区まで徒歩で一周コース。毎年のことながら一番人気は千鳥ヶ淵である。これは昨年も同様で200件近いアクセスがあった。
▼一方昨日は水道橋で「TPPの市民団体による学習会」があった。ほぼ一日の集会を友人たちがツイキャスで中継して下さった。わたしもすべて見た訳ではない。しかし声をだしている視聴者を見ると、夜な夜なの各種抗議集会でツイキャスを見ながら声を挙げている人はほとんどその姿が見えなかった。という事は花見で政治活動もストップして、ご家族と一緒に弁当でも持って花見をしているのだろう。もしかして政府はこの花見で、政治活動が盛り上がらない時期を見計らって、「TPPの委員会審議」を使用と企んでいたのかも知れない。
▼熱心な友人たちは貴重な休日を、ほぼ一日つぶして中継をして下さった。本当にありがたいことだ。TPPがわかりにくい、参加者が集まらないことと相まって考える。わたしは映画を見るのが半分仕事みたいになっている。いかに腕の良いカメラマンと編集が上手いエディターをもってしても、2時間以上の番組をつくるのは難しい。人間の集中力は1時間半がよいところだ。本当はわたしが仕事でもある、会議の模様をテキスト化すれば良いのだが、1日の会議はおそらくテキスト化に1週間から10日間は、かかるだろう。
▼わたしも文章を書いて食っていかなければならないから、それは残念ながらできない。映像ドキュメンタリーもいかに腕の良いエディターが上手に編集したものでも30分以上つつけて見させるのはかなり難しい。正しいことやっているのだから「中継を見ろ」というのでは押しつけになる。外国ではTPP反対で○万人集まって抗議していると話しても、興味のない人には関係ないことだろう。この問題をどうやってクリアしていくかが、今後の運動の発展の鍵になるような気がする。

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