自炊した本をキンドルに入れて見る。
▼今朝目を明けたら柱のラックに掲げてあるものが落ちていたのでびっくりした。「ある物」とはチェ・ゲバラが最後の瞬間に持っていた物と同じ模造品である。その説明文はキューバで展示されていたスペイン語と同じにしてある。
▼さてキンドル。分からない事がたくさんあるが、とりあえず小林多喜二の「蟹工船」を読み直した。綺麗な本、つまりキンドルは紙が真っ白で、文字の大小、書体も自由に変更できる。2時間もあれば読み終わった。ここで新しい発見があったが、日本の駆逐艦が蟹漁の漁船と伴走すると力強く感じたという部分だ。詳しくは次回のメルマガで書く。
▼古い本は紙がだんだん黄ばんだり、シミが出て来て黒ずんでくる。その上に小さな活字文字なので、かなり読みづらい。この苦労はまったくなくなる。紙は現在パルプ原料でない中性紙や、紙ではない化学の紙が多数ある。昔の紙は製紙の方法が現在と違うので経年変化に耐えられない。唯一、昔の聖書などに使われた皮にするしかない。
▼キンドルで一番安い本を買うには著作権の切れた「青空文庫」を、専用のデータ化したものは、かなり無料で配布されている。明治時代までの古典的な小説は、ここで読める。わたしは自分の持っている本をキンドルのデータ化したかった。それは20年ほど前に発行さた、河出書房の中村真一郎訳の「源氏物語」である。抄訳だが結構分厚い。カッターナイフで100ページ事にきって、海外旅行の折りに持ち歩いたがインドのダージリンでストップしたままになっていた。これをデータ化する計画を立てた。ネットで「秋葉原書籍自炊」で検索すると一軒の店が出て、来たので先日、渋谷の映画館の帰りに立ち寄った。秋葉原のヨドバシ側で出て、昭和通りの角の「三菱UFJ」の角を入って200mくらい進むと、こんなところにという場所にその店はあった。初心者であると名乗り、自炊の手順をお聞きする。断裁機で製本してある側をカットして、サイズを指定して自動スキャナーに掛けるだけ。未読で残っていたのは200ページくらいだったが、10分足らずで表裏の読み込みは終了する。持参したUSBに読み込ませて終わり。
▼料金は本の重さによって違うがわたしの場合、200ページの重量は200円余と税手数料で240円で済んだ。もちろん茶色に変色した紙の汚れを取るソフトもあり、その使い方も教えて下さった。わたしはこれ以外にスキャンするつもりはない。肝心なのは国会周辺でスピーチするのは夜なので、自分が持っている資料が暗くて読めない。メモをスキャナーで読み取ってPDFファイルにしてキンドルを使えば、ライトで照らして貰わなくても読める。あとはスピーチの仕方が上手いかどうかに掛かっている。
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