« オバマの広島訪問に98%の日本人が賛意!? | Main | NHK「廃炉への道2016 核燃料デブリ 迫られる決断」を見る。 »

May 31, 2016

わたしが東西線に乗らない理由(わけ)

▼マンションの同じフロアに住む住人の息子さんが進級して「世界史B」の教科書がゴミ置き場にあったので貰った。これが読んでいくととても面白い。例えば「スパルタとアテネ」の部分では「イオニア人のアテネでは、商工業の発展に伴って貧富の格差が拡大し裕福な貴族が政治を独占する貴族政となった。貴族政のもとで、債務を負って財政を手放し、奴隷に転落する平民があとを絶たなかった」なんていう記述がある。教科書はまったく汚れておらず、マーカーも引かれていない。うーむ。ちゃんと勉強したのだろうか?
▼先日の木村草太さんの話ではこんな話があった。「ホッブスの分析によれば近代の国家秩序では殺し合いがずっと続いてしまう。これを止めさせるために暴力を集中一元管理する方法を考えついた。これが「リバイヤサン」という本にまとめられた。主権国家はその領域内の暴力を独占させようという構想だった。」ウッ、また「リバイヤサン」を読まねばならない。このように勉強の日々が続く。*リバイヤサン「ニーチェの用語。弱者が強者に対する憎悪や復讐心を鬱積させていること。奴隷道徳の源泉であるとされる」(電子広辞苑第6版)
▼昨日の「東京新聞」夕刊の6面に元名古屋市職員が「映画の中の下水道に光を当てたい」と本を出版したという記事がでていた。新聞記事のリードに、ネズミ:スチュアート・リトル」災害「ボルケーノ」。モンスター:「スピーシーズ種の起源」「グムエル漢江の怪物」。逃走路:「ゴールデンスランバー」「シンドラーのリスト」「レミゼラブル」「第三の男」「逃亡者」「ぼくらの7日間戦争」。強奪「大強奪」などとなっている。
▼しかしアンジェイワイダの「地下水道」が出ていない。これは「地下水道」映画の傑作中の傑作だ。さらに数年前に公開されたロシアの「メトロ42」も出ていない。これは地下鉄路線に河川の水が、地震か何かの影響乗客は逃げ場を失ってしまう。濁水が押し寄せて来て、地下鉄を飲み込み息苦しくなるような映画だ。
▼かくいう、日本の東京の地下鉄も地震が起きたら命はないと思った方がよい。例えば東西線は海の下を走って都心に向かう。万一地震が起きた場合。ほおっておくと都心の丸ノ内線や銀座線なども全部水没してしまう。そのため東西線は茅場町あたりに、大地震がおきて千葉側が水没した場合、都心を守るため海水をシャットアウトする扉があるという。そのときは昔の炭鉱火災のように乗客は文字通り「人柱」になってしまう。わたしが東西線になるべく乗らない様にしている理由もその辺にある。311の時、友人は都内で地下鉄に閉じ込められ、地上に脱出するまで3時間も掛かっている。

|

« オバマの広島訪問に98%の日本人が賛意!? | Main | NHK「廃炉への道2016 核燃料デブリ 迫られる決断」を見る。 »