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June 04, 2016

◇「君がくれたグッドライフ」を見る。

▼やるべきことがたまりに溜まってしまい、3日夜の行動は欠席した。キンドルペーパーをどうやら使いこなせるようになってきた。先日「週刊金曜日」から無料で発行している「SEALDs京都」発言集が無料だったので読んだら「評価を求めるメール」が来た。SEALDsを金科玉条のように持ち上げる人もいるはわたしのスタンスは、辺見庸さんと同じである。成長過程をみていると、何らかの力が動いているように見えてならない。わたしの上記の本に対する評価は☆3つ。コメントは「きれい事の発言で終わっている。TPPや刑訴法には何も行動しないのは何故でしょう?」と書いて送った。
▼先日デモクラTV(インターネット有料放送」で社長の山田厚史さん(元朝日経済部記者)と学生さんたちの討論があり、放送された。就職を控えた学生さんと山田氏の討論がメインだ。シンガポールに留学していた学生さんは「とにかくこの国は試験にクリアできないと、上級の学校に行くことが出来ない、競争社会だ」と語っていた。山田氏はさらに日本はかつて司馬遼太郎の「坂の上の雲」に表されているように、外国至上主義でそれを模倣すること、海外に留学して日本に取り入れることがすべてだった。しかしもはや海外から取り入れるべき技術はなくなってしまった。タックスヘイブンのように強者が儲けた利益を社会に還元することなく、握った利益を外に出さないでは。国も国民も豊かにならないことに気づくべきだ」と語る。学生さんたちは一様に、他人を負かしてまでして自分が生きようとは思わない。そこそこ食べていければ、」みんなと「共生出来る道」を選びたいと言っていたのは、共感が持てた。
◇「君がくれたグッドライフ」ドイツに住む青年や夫婦たちの物語。仲間はハンネスの弟、最近夫婦関係がうまくいっていない友人夫妻、それに独身の男友達などだ。彼らは年にいちど自転車旅行に行くのを楽しみにしていた。今年の行き先を決めるのはハンネスとキキ夫妻で、なぜかベルギーに行くことになった。ソロ自転車から二人乗りのタンデムまで揃い、ある自転車にはリヤカー状の車を引っ張りカセットで昔流行って曲を流していく。出発して間もなくハンスは「自分はALSで直る見込みはない、余命はあと2、3年ので栄養チューブや紙おむつを着けてまで生きたくはない。ベルギーは合法的に尊厳死を認めており、そこの医師と契約を済ませてある」というので参加者たちは一瞬気まずい雰囲気になってしまう。
▼ハンネスは自転車をとばしすぎて野原で転倒し、みんなは駆け寄るがたいした怪我はなかった。ハンネスの死の恐怖とたたかう気持ち、夫を失いたくない、と慟哭する妻の告白。何年間も自転車旅行をして楽しかった想い出が残っているのに、なぜ尊厳死をしなければならないのか?そんな悲しみを抱えながら旅先の想い出を一つ一つ焼き付けようと自転車をベルギーへと進める。そんな中でぎくしゃくしていた夫婦も、怪しげなバーに行って本心を知ることによりを戻す。
▼そして終着点が近づくに従い、みんな暖かいかけがえのない友人だった事をしっかりとこことを刻み込むことができる。ベルギーで医師の一人は急用で不在、2人目の医師は一晩待てと言われ、ハンネス夫妻も濃密な時間をすすことができる。そして翌日、みんなが見守るなか、ベッドに横たわったハンネスの腕に静脈注射が打たれる。有楽町ヒューマントラストで上映中。

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