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July 31, 2016

小説&DVD「渚にて」のこと。

▼今朝NHKTVのスイッチを入れたら昨年7月84歳で亡くなった抵抗のカメラマン「福島菊次郎」さんの生き様を紹介していた。記録映画を見た方はご存じかもしれない。福島さんは原爆を投下された広島で、子ども達を育てながら自らも被爆して背中に刺さったガラス片の痛みに苦しみながら、生活している男性の様子を撮っていた。お子さんが成長してお父さんの弔問に訪れると、「自分たちの生活を撮って食い物にして」と罵声を浴びせられる。福島さんはその後、被爆者の苦痛に歪む顔よりも、一瞬の笑顔を切り取ろうとして、気持ちを切り替えて再びカメラを握れるようになる。NHKの番組はそんな内容だった。
▼先週は月曜日から4日間抗議・要請活動に通い、さすがに疲れた。それに輪を掛けて疲れるのは友人とばかり思っていた人物から「あの人は好きでやっている。どうせやっても世の中変わりはしない」と心ない言葉を浴びせられる時だ。黙って見ていればよいものを、いつのまにか、そういう言葉は耳に入ってくる。自分の価値を下げるだけだから敢えて反論はしない。だが、そういう人物とのつきあいは次第に疎遠になる。
▼昨日三鷹で開いた学習会はチューターが持ち回りで、わたしの番だった。この前は桐生悠々だったが、今回はネビル・シュート小説「渚にて」にした。こえrはわたしが中学2年生の時当時の1958年頃に文藝春秋に抄訳が発表され、話題になった。当時は人間には生命の終わりがあり、死後は誰の記憶にも残らないという事を知り、毎晩夜が怖くて震えて泣いていた記憶がある。さて出席者から「あなたはなぜこの本を紹介したのか?」と問われた。わたしは戦争を無くすための戦争は矛盾していることをこの本から学んだ、と答えた。
▼ある人物はこの本の前半は退屈で中々ページが進まなかった。しかし後半次第に意味が分かってきた。それは自分が子育てをしている最中、夏休みにプールに連れて行ってくれとせがまれ、無理してつれて行く。その帰り道にかき氷を食べさせてやると本当に嬉しそうな顔をして食らいつく。あの微笑みが忘れられず「良かったなー」「楽しそうな顔をありがとう」という気持ちになる。つまり小説の前半はさりげない日常生活が描かれている。それが核戦争で放射能が南下して残り数週間で人類は滅亡してしまう。だから日常生活を続けることの大切さを大切さを訴えている。というお話しをして下さった。
▼DVDの内容は小説とは若干違うところがある。それは原子力潜水艦のタワーズ艦長とモイラという女性のラブロマンスが絡んでいて、勉強会ではなぜあの二人は結ばれなかったのだろうか?という論議になってとても楽しかった。小説はキンドルでも読める。DVDはアマゾンで500円(送料別)で売っているので感想を聞かせて頂きたい。
▼会議が延びそうなのて、定時を延ばすという提案があった。しかし「隅田川の花火大会があるので定時に終わろう」と帰ってきた。家の近くにはスカイツリーをバックに花火を見物できる名物の橋があって人だかりがしていた。しかしわたしは連続参加4日で疲れ切ってしまい、その元気もなかった。

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