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September 30, 2016

年間放送ドキュメンタリー(1)を見る。

▼やるべき課題がヤマのようにある。昨晩は「街宣活動」がなかったので、夜は先の連休にNHKで放送された、「年間放送ドキュメンタリー・ベスト作品の1」を見た。1部だけで4時間余。印象に残ったのは九州の民放が作った、戦後外地からの引き上げが始まってから、各地の援護局で始まった「特殊夫人」の対応策だ。この聞き慣れない言葉は、日本の敗戦が決まると、満州にはソ連軍が押し寄せる。その尖兵となったのは、「囚人部隊」で、日本人の居留地に押し寄せ「女を出せ」と言って、多くの女性暴行事件(はっきり言えば強姦)が起きた。その結果として妊娠し、帰国することになる。「このままでは故郷に帰れない」と接岸を前に、投身自殺をする女性が絶えなかった。
▼そこで復員局が密かに考えたのは、検疫所でチラシを配ったり、聞き取り役の女性を配置して、「聞き取り調査」をすることだった。そして厚生省を通じて派遣された、医師や看護師たちが中絶手術を行った。当時の日本では兵士を増やさねば鳴らなかったので、堕胎は犯罪であり、医師たちも「起訴・訴追」されないかとおそるおそる手術をしていた。その手術の実体は余りにも悲惨で書けない。これは政府の「満州に行けば土地が与えられ、豊かな生活がある」と,「満蒙開拓団」として,入植した。しかしその実体は現地の農民の土地を奪って、日本人に与えたのが実体である。敗戦が決まると従順に見えた現地の人々は、日本人の復讐を始める。女性は暴行され、男性もぼこぼこに、頭が変形するほど殴られた。そして食べ物もなく、日本まで気の遠くなるような徒歩の逃避行が始まる。
▼もう一つは脳性小児麻痺の障害を持ったご夫婦が結婚して、二人の子どもを育てる20年の記録。後は青森県の浅虫温泉の近くにある「しあわせ食堂」。老人が偏食で健康を維持するために、という目的で1日一食を安価で提供していた。ところが医師夫人の協力を得て1日三食。さらに病院として老健施設に変わって行く10年位を撮影した番組はとても良かった。医師夫人は公子さんとおっしゃって、栄養バランスから仕入れまで安心・安全の食材を手に入れて、メニューも考えて奮闘していた。しかし最後に体調が悪くなり、結果として卵巣腫瘍で志(こころざし)半ばで帰らぬ人となってしまう。
▼この3本目の作品で先に倒れた夫を見舞う妻は、ひと口ひと口、夫を養ってやる。夫は無表情だが、妻の顔を見るとうれしさを隠せない。人の営みというのは、大勢の人達に助けられてできあがっている。そういう事を実感させられる特集だった。浅虫の沖合にある「湯ノ島」を見た四季の移ろいがとてつもなく美しかった。ラストは湯ノ島の鳥居から浅虫を見るが、人間の営みも自然のごく一部であると感じさせられる。

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September 29, 2016

◇「ハドソン川の奇跡」を見る。

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(28日築地の豊洲移転反対する都庁前アクション風景)
▼火曜、水曜日と連日それぞれ、2万歩も歩いてしまった。涼しい日ならば良いが、両日とも雨が降ったり蒸し暑かったので、かなり疲れた。昨日は小池知事になって、初めての都議会開催という事で、議事堂前で抗議・要請活動を行った。参加者の中には、小池知事の就任挨拶を傍聴しようと、朝5時から並んだ方もいらしたが、傍聴券はもう手に入らなかったという。場外モニターで傍聴なさったというが、知事はたいした叔母さんだよ」と仰っていた。
◇「ハドソン川の奇跡」2009年USエアウェイズ1549便はラガーディア空港離陸直後、カナダガンの群れに遭遇し両エンジンの同時バードストライクというレアケースによって両エンジンがフレームアウト(停止)する。話しには聞いていたが、バード・ストライクの場面では鳥は焼き鳥状態で、両方のエンジンは火を噴きコントロール出来なくなり、飛行高度の維持が出来なくなる。機長と相談の末、空港管制は、進行方向の延長上にあるテターボロ空港への着陸をアドバイスする。しかし飛び立ったばかりで、高度と速度が低すぎるため機長はその飛行場には着陸拒否を伝え、ハドソン川へのメーデー信号を発信しながら緊急着水を宣言する。機影は低高度でレーダーから消失してしまう。管制所のオペレーターは急遽青年から熟練者に交代する。
▼無事着水したため、機長は市民などから賞賛される。しかし航空会社は独自に調査をして、機長の操縦ミスだったのではないか、と言い出す。それはおそらく保険会社との関連だろう。米運輸省の事故調査委員会に喚問される機長と副操縦士。事故が起きて救出された直後、機長は自宅の妻に「無事だったよ」と伝えると「どうしたの?」と怪訝な声で聞き返す。「テレビをつけろ」というとやっと、緊急事態を把握する。
▼救出されて、陸上に上がると労働組合の役員がかけつけ「君たちにミスはない」と励ますのも、ユニオンショップのアメリカならではだと思う。会社と調査委員会の機長らへの責任追及は厳しさを増す。機長の責任にしてしまえば、保険会社はかねを出す必要はない。会社は彼らを首にすれば済む。喚問は次第に大げさになり、パリの同じ危機種のシュミレーションとパイロット2名を使って、果たして近くの飛行場へ緊急着陸は出来なかったか検証を始める。二組のパイロットが実験すると,いずれも「回避可能だ」という結論が出てしまう。
▼しかし副操縦士らは、事態の改善に努力したが2つのエンジンは再始動しなかった。不時着しか手段が無いと判断した機長のチェズレイ・サレンバーガーは操縦を副操縦士から交代する。そして乗客には「衝撃に備えて下さい」とのみ伝えた。不時着まで数分の出来事のため客室に詳細を伝える猶予はなかったが、アテンダントらは事情を察して客に最善の指示をした。このアテンダントの「頭を下げて衝撃に備えろ」(おそらくヘッドダウン、プリペアインパクト)と何度も繰り返すシーンはとても良かった。そして事故調査委員会の最終判定は…。

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September 27, 2016

「反射板」は効果があるかどうか?

▼昨晩は衆院第二議員会館前で「TPPは滅びの道だ」抗議活動を行った。火焔瓶テツさんは荷物が増えて弁慶の七つ道具のような姿だった。お聞きすると「スピーカーを持つのはたいへんだから、モノポッドを買ってきた」との事である。前は経産省の脱原発テントの中にすべて保管して貰っていたが、今は毎晩すべて持ち帰り、朝は出勤で職場に持っていく。さらに夕方はそれを持って現場に駆けつけるのだから,たいへんである。ツイキャスの中継や、ビデオ撮影する人達も、良い画像を撮ろうとすると、しっかりした三脚に、照明と担いで来る道具は増える一方だ。
▼抗議がはじまって少し遅れて参加したカップルがいたので話しかけてみた。すると「現場で話しを聞いて見たかった」と仰っていた。寝転がって酒を飲みながらツイキャスを見ていても、はっきり言って何も役に立たない。現場に来るか。分からない言葉があったら、自分で調べて勉強する。これしなかい。しかし昨日のスタート時点での参加者は寂しい限りだった。今なら気温も上がったので、夏の格好で来ても大丈夫だ。
▼今朝のNHKニュースで「今は秋の交通安全運動週間なので、反射板をつけるように」とアナウンスをしていた。先日某駅頭で警察官たちが,歩行者たちに、「反射板をつけるように」と書いたビラを配布していた。お年寄りのみなさんは「反射板どこで売っているのですか?」と聞いていた。しかし明確な答えは警察官からはなかった。わたしの知る限りカー・アクセサリーショップか、100円ショップにある。高齢になるほど「派手な着衣を方が、運転手から見やすい」と言われている。しかし概して地味な方々が多いようだ・
▼あのNHKの大河ドラマの舞台となって全国から観光客が押し寄せた長野県某市では、交通事故がかなり多いという。そこで大河ドラマに出て真田昌幸を演じていた俳優を呼んで、交通安全キャンペーンをしたという。有名俳優を呼んでキャンペーンをするのは、かなり安易な考え方だ。交通事故の統計はあるのだから、信号の問題なのか?それともせっかちな県民性にあるのか?それとも飲酒運転なのか?根本的な原因を突き留めなければならない。スポーツ新聞等によれば、俳優とドラマの宣伝で、人出は多かったようだ。1年後に統計を取って,俳優の起用に効果が出たのか統計で知りたいものだ。

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September 26, 2016

「遊興費」ほしさに殺人事件がおきる。

▼今週は雨降りが少ない事を願っている。普段は短パンとTシャツなので、レイン・スーツとゴム長は重くてとても疲れる。
▼マツダの社員がお金を引き出された後、殺害された事件は不思議だ。なぜなら「120万円にもなった遊興費が必要で、友人を殺してしまうからだ。だったらなぜ、遊ばないで我慢しないのか?他のカネの掛からない趣味に替えないのだろう。わたしの昔、知人だった男も、年間パチンコで250万円使っていたと、豪語していた。別の友人は会社帰りに「パチンコのジャラジャラという音を聞くと店に入らずにはいられない」という。彼は音を聞かないように、わざわざ遠回りしてパチンコ屋さんのない道を通って帰宅するということだった。
▼友人のある学者は、「人間が最も真剣になるのは,借金を返すときだ」と言っていた。近松門左衛門の数々の小説を読んでも、江戸の昔からカネを巡る心中事件や殺人が絶えない。不思議なのはサラ金会社に「返せないからチャラにしろ」とは決して言わない。友達を殺して穴埋めをすることだ。逆に言えばサラ金が,借りた相手を決して逃さないシステムを持っていることだろう。
▼先日近くの警察からいただいた,キッチンクロスの袋に「テロを許さない街づくり・防災に強い街づくり」というキャッチフレーズが印刷してあった。警察らしいといえばそれまでだが、良く考えて見れば、二つの話しはまったくレベルが異なる。最近はバス停にも「テロを許さない」という意味のステッカーが貼ってある。これはおそらくオリンピック向けの「警備対策」の一環であろう。それは戦前同様、「怪しい奴を見つけたら通報せよ」と似通って来ている。今は携帯のGPSに監視カメラの時代である。一度目をつけられたら、逃げる方法はまずない。
▼きのうのブログに追加したかったこと。井上ひさしの「むずかしいことをやさしく,やさしいことをふかく,······」
劇団「こまつ座」の機関誌「the座」に寄せられた井上ひさしの文章のつぎの一節。
:
「むずかしいことをやさしく,やさしいことをふか
く,ふかいことをおもしろく,おもしろいことをま
じめに,まじめなことをゆかいに,ゆかいなことを
いっそうゆかいに」(井上ひさし)
スピーチでもまったく共通していると思う。

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September 25, 2016

土曜日の取材で感じたこと。

▼先週は雨が多く屋外の行動はかなり疲れた。昨日は某所で、「自分は15歳の時、中国の八路軍に加わった」という取材に行った。いずれ詳しくかくが、商店の満蒙開拓団として両親と姉と満州に渡る。ところが半年後に父親は死に、翌年ソ連軍が国境を突破して攻めてくる。村人は集団になって逃避行を始める。途中動けなくなると,母親は鬼のような形相になって、子どもに「自分は置いて逃げろ」と命じる。後になって人伝えに聞いたら,母は他人にお金を払って自分を殺して貰ったということだった。
▼空腹に耐え、流れ流れ歩きずくめで某地点にたどり着く。彼はその時14歳、仕事は出来ないしが、腹は減る。解放軍が兵士を募集している、といので行って年齢を正直に言うと「ダメだ」と断られる。概要こんな話しであるが、やがて驚愕の事実が判明する。
▼街頭行動のYouTubeやツイキャスを見ていると、ある事に気が付く。要するに対決軸がはっきりしているものは、視聴率が高いかアクセス数が伸びる。わたしの例で言えば経産省脱原発テントを似非○翼が襲った時は3000アクセスくらいになる。1週間後カメラマンが逮捕されて,丸の内署に抗議している姿も数百になる。そして築地問題も相手がはっきりしているから比較的アクセスは多い。
▼ところがTPP、共謀罪となると激減する。これは現場で何人から中継して下さっている、ツイキャスのアクセス数を見ていてもわかる。推測だが発言している方々はとても勉強していらっしゃるからRCEP、米韓FTA、ISD、ラチェットなど次々新しい言葉が登場する。政府に対しては「自分たちはこんなに勉強しているのだ」と言うアピールにはなる。わたしも必死に勉強しているが、追いついて行くのに必死である。最初RCEPという言葉を聞いたとき「アールセブン」とも「アールセット」とも聞こえた。
▼誰に何を訴えるか?噺家でもない限り5分以上だまって引きつけて,座席を立たないようにさせるのは、至難の業だと思う。ニュース解説の池上某のようになるのは難しい。文字ではなく言葉を説明するフリッパーか、以前I氏がやっていたように、スケッチブックに新聞切り抜きや、図を書いて説明する方式などは有効かもしれない。今NHKで8Kをハイビジョンに変換などという番組を放送している。お笑いや中身のない番組をいくら高画質で放送しても、真実に迫らなければ意味はない。わたしたちの宣伝方法はどうするのが一番説得力があるのか、考え続けている。

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September 24, 2016

「シン・ゴジラ」の映画批評に反論があった。

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(JA提供による「TPP反対」の鉢巻き姿も凛々しい、経産省前の火焔瓶テツさん。
▼午後から大雨になりそうだったので、夕方の会議にはレイン・スーツにゴム長で出かけた。だが雨は一向に降り出す気配はなく、蒸し暑いだけだ。会議で聞いたのだが、わたしがこの新聞に書かせていただいている「シン・ゴジラ」の映画紹介に「年配の読者から、こんな自衛隊を称えるような映画を紹介するのは怪しからん」という電話があったらしい。担当の編集長は「異論がありましたら、お手紙を下さい」と長い電話を切ったが、手紙は来なかったという。フクイチで逃げた東電と違って、あらゆる圧力をはねのける首相代行の官僚は、「決死隊」に応募した消防・警察・自衛隊員たちに「もしかしたら命を落とすかも知れないが、応援や援助はできない。だが国民の命を守るために頑張って欲しい」とスピーチする場面は涙が流れる。見る方はどうか深読みしてほしい。
▼会議出席者からも泊原発に参加するための、たくさんのカンパをいただいた。ありがとうございます。会議が終わってJRと都営地下鉄を乗り継いで,経産省前の『9/26「TPP国会」を前に!~TPP関連法/国内批准、RCEP絶対反対!新自由主義はいらない!抗議行動』に向かう。ゴム長は歩きにくく、レインスーツは蒸れる。旧テント前に行くと「辺野古リレー」をしているTさんにお会いする。「きょうは帽子はどうしたんですか?」と聞かれる。夏用にかったツバの広い帽子は結構話題になっていたようだ。昨日は地味なレイン・ハットだったのでまずかった。冬用の同じ派手なのを買わないといけない。辺野古リレーの人達はジュゴンやヤンバルクイナが基地に反対するタグを作って販売しているので1枚購入してきた。
▼抗議は2時間ちょっと続いた。わたしは今朝の取材があるので、午後9時40分頃に離脱した。蒸し暑く、ゴム長で足が重いのは耐えられない。帰宅はほぼ午後11時だった。豪雨に備えて完全防水カメラを持参したが、あまり意味はなかった。

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September 23, 2016

安倍首相のキューバ訪問で考えた。

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(22日付けキューバ共産党「グランマ」(英語版)2面。1面には「Our right to be Marxist-Leninists」(我々のマルクス・レーニン主義は正しい)とある。フィデル・カストロは90歳のl誕生日を迎えた、ともある)
▼安部首相は日本時間で午前4時頃キューバのハバナを訪問したという。何かこれでキューバに行く楽しみは半減してしまう。NHKニュースによればそのキューバを訪問した目的の一つに,キューバの同盟国である北朝鮮に「ミサイル発射は止めるよう働きかけてもらう」というに至っては笑止千万だ。というのは50年前のキューバ危機をご存じのかたも多いと思う。あのときキューバは当時のソ連の要請を受けて、ミサイルを国内に配備した。その理由は色々あるが、当時のフルシチョフソ連首相が冒険心を起こし、アメリカを射程距離に入れるミサイルをキューバに配備した。
▼当時はキューバにとっては、アメリカのCIAの傭兵による侵略が続いていたので、自国を守る便利が道具と考えたに違いない。しかしアメリカのU2偵察機が、キューバのソ連製ミサイルを撮影によって確認した事から、一触即発の状態へと発展していく。わたしは北ミサイルと核武装化を正当化はしない。しかし北に取って見れば、国家存亡の危機と捉えているから必死なのだろう。とりあえず米韓合同演習などを中止するなどしてから、話し合いの場を作ることが先決であろう。
▼おそらく安倍はキューバへの投資話しや経済援助などとちらつかせながら、「カストロさん何とか、北ミサイルの発射を止めてもらえませんか?」とでも話しているのであろう。
▼安部首相はもう片一方では、フィリッピンに巡視船新造船10隻供与しようとしている。さらに、アメリカに対しては、南シナ海に海上自衛隊を派遣する用意がある、と提案したが「必要ない」とやんわり断わられている。アメリカは中国に大量の国債を買って貰っているし、最大の貿易輸出国でお得意様である。フィリッピンのドゥテルテ大統領が訪日するが、安倍は中国包囲網に加わるよう要請する積もりだった。だがドゥテルテ大統領首相は訪日のあとすぐに中国を訪問する。
▼安部の外交政策は、とにかく国連の常任理事国入りしかない。これは外務省の野望でもある。そのためには現在の常任理事国が一つでも反対したら,絶対入る事などできない。最近はその常任理事国入りの要件を替えるべきだ、とも言い出した。だとするならば、中国におべっかを使って仲良くする以外に方法は何もない。

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September 22, 2016

3連続の雨空でも抗議は続いた。

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(19日国会正門前で挨拶する社民党の福島みずほさん。傘を持つのが菱山さん。その後ろに吉良よし子さん。自分の撮ったYouTube画像から起こしました。不鮮明ですみません。)
▼やるべき課題が多すぎて順番の整理に時間がかかる。19日月曜日から屋外行動はずっと雨に祟られている。19日はたいしたことはないと思って、軽装備で出かけた。ところが雨は強くなる一方で、スニーカーでは水がしみ込んできた。さらに参加者の雨傘が邪魔になって撮影も、自由にできなかったので1時間ほどで離脱した。
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(台風の民進党前で抗議スピーチする火焔瓶テツさん)
▼翌20日は台風大接近の中、三宅坂の民進党前の要請行動。昨日の反省に基づき、レインスーツに、ゴム長を着用した。さらにうちも撮影に使っているビデオカメラを事前にテストした。ポリ袋で巻いて見眼見当で決めるしかない。過去の経験でいうと、音声がどうしても割れてしまう。1時間15分くらいだが、みなさん一生懸命やっている様子はお分かりになれるだろう。わたしが到着したときはテツさんとトラメガを担ぐ人の、たった二人だった。いつも民進党本部に近づくと近寄って、「本日の予定」を聞く,警察官もこの日はやってこなかった。まさかこの台風でやるとは思っていなかったのだろう。
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(21日連合前でスピーチする火焔瓶テツさん)
▼この日外回りをしていて、バス停でバスがくるのを待っていると、地もとの警察署の警察官数名がチラシを撒きながら近寄ってきた。「高齢者の交通事故防止キャンペーン」だとして,小型ライトやクリ-ニング・クロスやティッシュ・ぺーパーを配って行った。「テロを許さない街づくり」「被害にあったら」などのチラシが一緒だった。わたしは「高齢者だから下さるのですか?」と聞くと、「そういう訳でもない」と言っていた。配っていた被害者支援都民センターのチラシを見ると役員のところには見知らぬ人ばかり並んでいる。さらに顧問を見ると「セコムの飯田亮」だの、その筋の人達が並んでいるので、その仕組みの一端を見ることが出来た。
▼そして昨晩はお茶の水の連合本部。30分遅れて参加する。ここも終盤に雨がちらついて来た。という訳で雨の日は表に突っ立っているだけで消耗する。今週はずっと雨らしいが、この調子だと、週に3回参加するのが限度だと思う。今週はもう手持ちの数は使い果たしてしまった。
▼この1週間「もんじゅ」の廃炉問題が話題に上っている。実はこの1年,原子力規制委員会では鬼の首でも取ったかのように、言い続けて来たが、文科省まで行くとストップしていた。先日動物病院の待合室で「ネコの健康診断」を待っている間、TVを見ていたら「もんじゅクイズ」をやっていた。第一問「もんじゅとは何か」答え「原発」。第二問「もんじゅの語源は?」答え「文殊菩薩」。第三問「もんじゅは何をしようとしていたか?」答え「核燃料リサイクル」。賢明な読者諸氏は,既にお分かりであろう。原発を動かすとプルトニウムが出来る。MOX燃料の原発はそれを無理矢理燃やしているが、事故が起きたら沈静化はかなり難しく、被害は広がる一方だ。もんじゅやふげんはその原発ででたプルトニウムを再処理して燃料にすれば、永遠にリサイクルで燃やす事ができる、という考え方だった。しかし世界でこれはどの国も成功せず、中止になっている。
▼だから地元福井市長などの反対はあるが、原発依存の市町村はうすべて経済的に破綻してしまった。それにもんじゅが失敗となると、日本で原発を動かす合理的な理由はなくなってしまう。それに昨日の原発を廃炉にする費用を電力料金として全国民から一律に徴収するという案にはびっくり仰天。4年間、雨の日も風の日も原発再稼働反対行動に交通費自前、手弁当で参加していた人は無償にするか、割り引くなどの措置をとって貰いたいものだ。
▼事情により、昨日ドコモメールを解約しました。今までのアドレスは使えません。必要な方には個別にお知らせします。

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September 20, 2016

◇「レッド・タートル」を見る。

▼飛び石連休が続くと、生活のリズムが崩れる。そのため数日間ブログの更新ができなかった。家族の一人は遅い夏期休暇を毎年この時期に取っている。今年は最初の福岡から、現在滞在中の高松まで,台風に追われ続けている。台風の予報を見ていると、知らない地名が出てくるので地図を引っ張りだして確かめている。まず「十津川」という地名は奈良だけでなく、九州にもあることが分かった。映像を見ていると過去に旅行に行ったことがある場所など懐かしく見ている。今朝のNHKでは、鹿児島の桜島のフェリーが休航になって湾に係留されている場面が映った。このフェリーには一度だけ、往復乗った。船旅というのは、たとえ東京湾フェリーの金谷と久里浜の40分足らずの距離でも楽しい。
◇「レッド・タートル/ある島の物語」カメといえば、10年ほど前に松島に行った時の事だ。海岸にみどり亀を販売しているお爺さんがいた。「買って海に放流すると良いことがある」という様な事言って販売していた。わたしは買わなかったが、おそらくその亀は観光客が放流すると、またお爺さんの手元に戻って来てリサイクル販売できるのではないか、と思った。南の海で大きな波に巻き込まれ、小さな島に叩きつけられるように漂着する一人の男がいる。男は島に竹が群生しているのを良い事に切って筏を造り,脱出しようとする。しかし少し沖に出ただけで、何かの音と力が加わって筏は壊れ海に沈んでしまう。ならばもっと大きな,筏を造れば良いだろうと考えて試して見るがこれも突如と壊れてしまう。そんな事を4回も繰り返して途方に暮れている。ある日沖から大きな赤いウミガメがやってくる。
▼彼は自分が島を脱出できない腹いせに、大きな亀をひっくり返して放置する。小さな亀たちは孵化して海に出て行けるのに、なぜ自分だけ閉じ込められなければならないのだ。そんな気持ちがあったのかも知れない。数日後亀は動かなくjなる。死んでしまったのか?男は心配して死んだ亀の上に切り出した竹ですだれを作ってやる。数日後、亀の腹にひび割れが出来る。さらに数日後女の髪の毛のような物が見える。さらに数日後美しい大人の女性が飛び出してくる。
▼男はその亀の化身と結婚することになる。楽しい生活の後、当然子どもが生まれる。可愛い男の子は自然に恵まれてすくすくと育っていく。小学生くらいのとき、巨大な津波が島をのみ込む。父母とはぐれ離れになった少年は必死に両親を捜す。まず母を、次にようやく父親を土泥のなかから捜し出す。再び親子3人の楽しい生活が始まる。しかし大人になりかけた少年をこのまま島に置くのはまずい。両親はそう決意して少年を筏に乗せて送り出す。その護衛をするのはまだ幼い亀たちだ。やがて筏は見えなくなる。するとホッとしたのか、父親は呼吸が止まってしまう。一言もセリフがない。全編を貫くのは自然の偉大さと、それに従って生きるしかない人間の生活である。フランス人短編の名手マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督とジブリの共同制作による作品。亀好きの皆さん必見のアニメ映画である。

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September 16, 2016

ベンジンとベンゼンの用途を考える。

▼街頭行動に参加して何が楽しいか?と言えば、ビデオやYouTubeに決して載らない情報交換があるからだ。昨晩もK女史から、ご覧になってきたばかりの長編ドキュメンタリー映画の感想をお聞きする事ができた。何せ3部作合計4時間の大作である。本当は今朝か明日の朝行こうと思っていたが、お話しを聞いて止めた。
▼もう一つはベンゼンとベンジンである。ベンゼンは豊洲市場予定地の地下からわき出るという危険物質である。後者は昔一時期「白金懐炉」の燃料だった。蓋を開いて,小分けの瓶に入った燃料を懐炉に注ぐ。そしておもむろにマッチで点火すると3時から4時間くらい保温効果はあったように思う。これは冬の登山などをする人達に喜ばれた。もちろん町中でも使える。そのあと燃料棒に火をつけて容器の中に入れる方式があった。火をつけて消えないように「フーフー」吹くと小さな火花が散って、爆弾を見ているように気味が悪かった。その後は豆炭をいれる行火(あんか)があった。
▼ネットで調べて見るとベンジンとベンゼンは名前は似ているが似て非なるものだった。工業ガソリンの一種であり、日本工業規格で分類されている工業用ガソリン1号を指す前者は有機溶剤で、皮革などの汚れを取るために使われた。一方ベンゼンは「ベンゼン」は分子式 C6H6 を持つ最も単純な芳香族炭化水素である。見た目は無色透明な液体であり、特有の芳香臭がある。用途の大部分を占めるのが、プラスチック原料としてのスチレンや、樹脂や接着剤の原料としてのフェノール、ナイロン製造に用いるシクロヘキサンなどである。その他、ゴム、潤滑剤、色素、洗剤、医薬品、爆薬、殺虫剤などの製造に用いられている。ただしベンゼンは危険性はガソリンに準じ、毒性が強く蒸気を吸い込むと中毒を引き起こす。冬季には凍結するが、固まった状態でも引火するため、火気には注意する必要がある。
▼某日東電社員の家庭訪問があった。T(東電)「新電力にお換えになりましたか?」と聞かれる。W(わたし)「いやこのマンションは管理組合で一括契約だから…」。T「お宅様は大変ご利用いただいていますので、このプランに入っていただければ月々700円程度値引きさせていただきます」W「ああそう。わたしが管理組合の役員だったら、別の選択肢もあったのだが、限役員は東電さんに決めてしまったようです」T[ありがとうございます。」W「311前にダマされてわたしの家はオール電化にしてしまったよ」T「311では申し訳ありません。ありがとうございます」という様な話しになってしまった。

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September 15, 2016

第32回原子力規制委員会傍聴で考えた。

▼昨日は第32回原子力規制委員会の傍聴に行った。いつもはピンチヒッターで行くことが多い。しかし先週木曜日午後の「第4回東海再処理施設等安全監視チーム会議傍聴」を申し込んだが、音沙汰がなかった。傍聴をしたときは、国会正門前集会で喋ったり、ブログに書いているので、「チェック」で「拒否」されたかと思って試しに申し込みをした。その結果は14日の会議はOKになった。時間に余裕があったので、いつも都営大江戸線の「赤羽橋」でおりるが、一つ先の「麻布十番」まで行って歩き出した。この駅は深く、地上に出るまで時間がかかる。大体の見当をつけて歩き出したが、方向を見失ってしまった。iPhoneの地図で確認し、交通整理をしているガードマンに、聞いたが場所はわからず,同じ場所を1時間もクルクル回っていた。最終的に,あるガードマンさんに地番を言ったら、「高速を渡った辺が、六本木1番地だ」と教えて下さった。そこで大きな施設の警備員さんにお聞きすると、100m先を指さし「あの灰色のビルが六本木ファーストビルです」と教えて下さって、10分遅れで会場に到着した。
動画はYouTubeにアップしてある。まず第一議題の「平成28年度の原子力防災訓練計画」に対する原子力規制委員会の意見。ここでは泊原発が俎上に登っていた。分かったことは、全部指示通りにやったら時間が足りないので、「スキップして」時間を短縮して訓練をしていること。北海道はPAZ(原発から5kmの予防的防護措置準備地域)は冬場が大事なのに、その訓練をしていない。会議の終盤田中委員長は、「冬場は屋内待避ということになりますね」と言っている。つまり北海道の人達は救援も来ない,屋内で被爆に晒されながら待っているしかないのだ。
▼第二議題のIAEAの日本の原発と関連企業の査察「保障措置」に問題はなかったという報告だ。要するに原子力は適切に使われ,武器や核爆発に転用されていなかった、というのだ。IAEAはかなり神経質に日本の企業を調べている。2073の事業所4639件の報告を受けたとある。検査で事業所から採取した208の試料を同位体組成比等を分析したが問題なかったという。要するにIAEAのお墨付きをもらってホッとしているわけだ。ところが北の国はIAEAを脱退し、査察を拒否しているから核開発は自由に出来てしまう。会議で石渡委員から「拡大結論とは何か。元の英語の直訳だろうが、どういう言葉か、という質問があった。その結果「ブローザー・コンクルージョン」であると説明があった。いずれにしても日本語にないような、直訳はよくない。我が国の核燃料物質一覧によれば、日本が保有する劣化ウラン(DU)を合計すると、15894トンもなることが分かる。
▼第4議題わたしが2週間ほど前に書いた「炭素棒」の偏析問題だ。会議で配布されたのは、フランス原子力規制委員会が提供した英文の資料と日本の製造メーカー一覧でどこに偏析があったか一覧表が出ている。上蓋に限って書くと、PWR(加圧水型原子炉)原子炉では、高浜2号機の日本鋳鍛鋼(以下NTと略す),大飯3号機、大飯4号機(日本製鋼所、いかNSと略す)、伊方3号機(NT)、玄海3号機と4号機(NSとNT)。BWR(沸騰水型原子炉)では福島第二の2号機、と4号機(NSとNT)、志賀1号機がNTとなっている。田中委員長は誤差はごくわずかで問題ない、と最後にコメントしていたが、全部止めて入れ替えないと,コントロール不能の事故にならない朋限らない。そういう慢心が「想定外の事故」に繋がるのだ。

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September 14, 2016

お人好しの日本のミサイル防衛網

▼このところNHKの報道姿勢には首を傾げたくなることが多い。今朝のニュースでは医療費が大幅に増えて50兆円を超えて過去最高の金額になったという。まるで病気になったり,医者にかかるのが悪い、とでも言いたそういいぶりである。片一方先週の防衛費が過去最大の5兆円を超えたことはさらった流している。例えばオスプレイ等まとめて買っても値引き要求のさせないで、言い値で買う。当たりもしないのに、ミサイル防衛網を作ろうとして、次々イージス艦を建造する。このイージス艦も韓国のそれと比較すると倍くらい高い。みんなキックバックとして日米の防衛マフィアの懐に入っていく。
▼先週のデモクラTV「永田町風雲録」(原題は「ふーうん録」という)では,昨年の安保法制の国会のやりとりを分析していた。それによれば防衛装備庁を発足させたことで、日本は米とヨーロッパの軍事マフィアに仲間入りを果たした。それにより、「軍事危機を煽り」恒常的な武器増産と研究開発の仲間入りをした。これは正しい分析だと思う。この時期、この現代において全面戦争を起こそうというバカはいない。「危機感」を煽って,国民に防衛費を増やす「合理的な根拠」を示す事が大事なのだ。日本だって防衛を言うなら、まず50基もある原発を全力を挙げて廃炉にすることだ。
▼北ミサイル、北原発で大騒ぎしているが、日本の原発数基をミサイルで狙えば、日本に人間は住めなくなる。そういう現実的な危機は覆い隠したままで、「北ミサイルが危ない」、ことだけNHKの放送や大マスメディアは書き立てる。ミサイル防衛網の日本の現在の目玉はPACK3だけだ。しかしこれとてマッハ2から3なのだ。ところが北ミサイルは秒速1000mから2000mだ。PACK3はその時点で速度で追いつけない。落とすなどもっての他だ。にも係わらず,ミサイルの実験がおこなわれると「破壊命令」が発令される。北のミサイル格納庫も分からない。どこに向かっているか、発射情報は韓国の発表を待つだけ。
▼しかも日本のPACK3の配置先は常に市ヶ谷の防衛省と決まっている。習志野駐屯地にもあるが、これも特定されている。相手はこれに常時標準をあわせておけばいいから簡単だ。なのに日本政府は,テレビで市ヶ谷のPACK3を写して国民を「安心」させる。お人好しを絵に描いたような世界である。

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September 13, 2016

◇「クワイ河に虹をかけた男」を見る。

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(12日都庁前アクションでスピーチする,火焔瓶テツさん)
▼日曜日の行動の疲れが中々抜けない。きょうから3日ほど外出は控えます。昨晩は豊洲新市場開設論外!「築地移転」中止せよ!都庁前アクション』 に出かけた。雨の対策はしていったが、昨日と同じ短パンで出かけたら帰りは薄ら寒かった。毎年お彼岸までは、これで過ごしているが、今年は危ない。回りを見渡してみると、短パンの人は一人もいなかった。動画をみていただければ、お分かりになる。朝のTVで共産党都議団の大山さんが「青果の場所を見せて欲しい」と担当者に頼んだら「酸欠になる危険性があるのでダメだ」と断られたという。あの東京ガスの跡地には様々な危険物質が埋められている。「おそらくナチスのガス室のようになっている」と話したら大受けした。
▼動画をアップするには自宅の光回線を結構な時間を占有することになる。昨晩は家族が風呂敷残業だった。そのためリサイズは自分のPCで出来た。しかしアップロードは家族の仕事の邪魔になるので途中で止めて電源を切った。そのため皆さんにご紹介するのが遅れたという次第である。
◇「クワイ河に虹をかけた男」クワイ河とはタイにある大きな河である。日本は戦争中イギリスのアジア進出を防ごうとして、まずシンガポールのイギリス軍基地を占領した。そしてインドのイギリス軍を叩こうとしてミャンマーからインドのインパールに向けて軍隊を派遣したが、ロクな食料や水、医薬品も持たせなかったので、白骨街道になってしまった。海上から石油などの物資を日本に運ぼうとしたが、連合軍に封鎖されてしまう。ならば陸路でという考え方がでて、クワイ河に橋を架けようという戦略が出てくる。交通の難所で人手もいない。それで国際法で禁止されている。捕虜を使って強制労働と苦役で橋を造らせたのだ。その一部は映画「戦場に架ける橋}(クワイ河マーチ)や「戦場のメリークリスマス」に出てくる。使われた捕虜はイギリス人、オーストラリア人、それが現地タイ人が中心だった。
▼このドキュメンタリー映画は、当時タイを占領して泰緬鉄道の架橋工事を指揮していた日本軍の憲兵の通訳をしていた永瀬隆さんの目を通して描いている。20年にわたって撮影をしている。運命の旅路」でも描かれたを追ったドキュメンタリー。多くの捕虜やアジア人が動員された建設工事で永瀬さんは、強制労働、拷問、伝染病死といった現実を目の当たりにする。
▼戦後、鉄道建設の犠牲者の慰霊に駆り立てられた永瀬さんは、妻とともに巡礼を開始。130回以上にわたるタイ訪問により、元捕虜との和解事業や平和基金の創設など、「ナガセ」の名は欧米、アジアでも広く知られることとなった。長瀬さんが一番印象に残っているのは,憲兵の口から腹に水を注ぎ込まれるなど、過酷な拷問に耐え、日本軍の司令部に送られるイギリス人捕虜に,英語で「何があっても頑張れ」と声を掛ける。そのことは相手も戦後面会したとき覚えていた。また日本兵が復員で日本に戻るとき、対政府は飯ごう一杯のコメと蓋に砂糖を持たせてくれた。
▼しかし戦争が終わっても日本政府はこれらの人びとに「謝罪」や「補償」をしてこなかった。長瀬さんは2011年に93歳で亡くなるまで、妻とともに真の和解を目指し援助や進学のための基金を作って活動を続けてきた。満田康弘監督は永瀬さんの出身地・岡山の地元放送局記者で永瀬さんの晩年20年を追い続けた。10日のポルポレ東中野の満田監督の舞台挨拶は以下にあります。対談は30分です。

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September 12, 2016

『脱原発9.11怒りのフェスティバル』に参加する。

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(911集会の一コマ、ツイッター画面より)
▼昨日は11時45分に家を出て,地元キューピッド・ガールズの「電話の日イベント」撮影に出かけた。少し遅れてきた中年男性とお話しをする。彼は小田原から毎週、この「ショー」を見にやってると言う。もっと驚いたのは、カメラ好きな青年が大阪から新幹線でやってくるというのには、もっと驚いた。前者の男性とはもう少しお話しを伺った。2年前に定年退職し、普通の企業に再就職したが3ヶ月ほどで止めた。つぎに警備会社に勤めたがこれも長続きしなかった。ところが外資系の自動車関連会社に面接で受かって,「来て欲しい」ということになった。外資系は高齢だからといって給料が安いという事はない。すべてがキャリアで一般社員と同じ待遇で仕事をして、毎日が充実している、という事だった。
▼ショーは30分少々。自宅に戻って昼食を掻き込んで内幸町に向かう。先日警察によって撤去された経産省テントが出来たのが5年前でその記念集会は、「撤去前」から決まっていた。イベントの詳細はすべてビデオに収めてあるのでご覧いただきたい。
9月11日(日)『脱原発9.11怒りのフェスティバル~設立5周年~』(1)
怒りのフェスティバル~設立5周年~』(2)
怒りのフェスティバル開会前、「悪態」をついて立ち去る街宣車。
怒りのフェスティバル番外編資源エネ庁前の抗議集会の火焔瓶テツさん。
▼資源エネ庁前集会は,家庭の事情で1時間だけ参加させていただいた。それでも帰宅したのは午後8時近くになっていた。つまりほぼ8自時間屋外で撮影を兼ねて活動していたことになる。

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September 11, 2016

1958年の映画「一粒の麦」を見る。

▼祝広島カープリーグ優勝!わたしはプロ野球には興味がない。ただ権力と一体になって原発を推する、「常勝真○○軍」さえ負けてくれればよい、と思っている。金曜日だったか,マジックが「あと1」になったときのプロ野球ニュースは常軌を逸しているように見えた。今年の広島を表現する手段として、オバマが広島にやってきたことまで結びつけ手いるのだ。オバマは広島で謝罪の言葉など一言も喋っていない。折り鶴を3個持参しただけだ。その時も「核廃絶」など一言も言っていない。むしろ逆である。それに広島には岩国のオスプレイに乗り換え、護衛のオスプレイを4機従えて,核のフットボールを抱えてやってきている。まさか安倍外交の勝利とでも言いたかったのだろうか?悪い冗談である。
▼数日前にケーブルTVの「チャンネルネコ」で吉原公三郎監督が1958年に撮影した「一粒の麦」という映画が放映されたこの映画かどうかはっきり覚えていないが、映画で菅原謙二と若尾文子が教師をしていたことだけ覚えている。菅原は就職担当の中学校教師で、若尾は校長の娘でその結婚相手だった。集団就職をした生徒が,雇用先から解雇されようになって、問題解決のために東京に出かける。ところが二人は結婚式を挙げたばかりである。ならば新婚旅行を兼ねて東京に行けば良いということになる。話し合いが終わって、鶯谷あたりの旅館に戻り蒲団を敷いている。二人の蒲団は50cmくらい離れているのだが、若尾が蒲団を引っ張ってキュッとくっつける。中学1,2年生でこの映画を学年全員で見たが、生徒がこの場面でフフフと一斉に笑った場面だけ印象に残っている。後の中身はまったく覚えていなかった。
▼映画を子細に見ると,福島県から東京への集団就職の中学生の生き方と,教師はどうあるべきか、がテーマだった。福島駅には幟や提灯を立てて、出征兵士を送る姿とオーバーラップして見える。集団就職とは、農家の次男、3男は狭い田畑を分けてもらうわけにはいかないから家を出て東京に半ば強制的にはたらきにでざるを得ない。わたしが知っている限りでも担任は,就職希望の生徒に「君は物を作るのが良いか?それと作った加工する方が良いか」一人ひとり聞かれていた。
▼そんな簡単な面接で行き先を振り分けられる。映画では上野駅で「12番江東」という札がある場所に並ばされる。そこの中小企業の事業者があつまって、電話で教師が割り振った生徒を引き取って,会社に帰っていく。だが就職先に到着すると、必ずしも自分の描いていた会社とは同じではない。その中で我慢して努力しようとする子ども達だけが、定着してはたらくようになる。(映画のストーリーは長いので、これで終わり)

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September 10, 2016

◇「ファルージャイラク戦争、日本人人質事件…」を見る。

▼夕べはイヤなニュースがあった。ご存じのように婦女暴行と傷害罪で逮捕されていた女優の倅が釈放されたニュースだ。倅が逮捕されたとき、女優がまずやったことは被害者に会おうとしていたことだ。推測するに、これは「和解」に持ち込もうとしていると類推されたが、その通りになっていまった。倅はこれで何あったとき、母親に泣きつけば何とかしてもらえると、確信しただろう。これでもう倅がまっとうな道をあるく事はない。それに画面に映っていた女性弁護士、婦女暴行を無罪にした腕で依頼が殺到するだろう。大阪で元警察官ら5名が婦女暴行で起訴されそうになったが、「女性が最後まで抵抗しなかった、から暴行ではなかった」として不起訴になった。これに対しても、多くの疑問が寄せられている。結局男の論理でしか考えられていない。これが通用したら、男の暴力だけがまかり通り、法治国家でではなくなってしまう。
▼一晩休んだら足腰の痛みはなくなった。録画しておいた映画を数本見た。一つは火曜日の民進党前要請行動のなかでCobさんが紹介して下さった、ケーブルテレビで放映された。「ファルージャイラク戦争、日本人人質事件…そして」というドキュメンタリーだ。ご存じのように高遠菜穂子さんらが、イラク戦争が始まったばかりの時、現地の武装勢力に拘束され、当時の小泉首相に「自衛隊を引き上げるよう」要求した事件の当事者だ。わたしも当時、一人で数回、首相官邸前に「釈放するため交渉せよ」と駆けつけた。だが当時は,地下鉄国会議事堂前駅から、官邸前方向は規制されて動けなかった。
▼武装勢力の要求は「自衛隊を日本に戻さなければ3日後に人質の日本人3名の首を切り落とす」と言っていた。だが小泉はそれを無視して自衛隊を戻さなかった。先の「男の論理」と何ら変わらない。武装勢力は独自に調査したが、3人はスパイでなく、イラクを助けに来ていることが分かったので、日本と友好の印に3人を釈放する。
▼彼らは無事帰国したら,羽田で待っていたのは,自己責任論というバッシングだった。福田官房長は「救出費用の一部を本人たちに負担させる」とまで言い出した。拘束されていたもう一人は札幌出身の今井紀明さんだった。彼はイラクで使われた劣化ウラン弾の被害者を救うために活躍していた。高遠さんはライフラインの確保や医療援助をしていた。
▼彼らが帰国して一時身を寄せてた場所はいまは取り壊されている。そこには抗議や、頑張れというファクスが寄せられていた。だがある新聞社は抗議のファクスが500通来ているという記事を書く。するとこの手があったかと読者から抗議が殺到する。しかし激励のファクスはそれを上回り800通寄せられていた。しかし記者がそのことは無視したため、バッシングの世論は盛り上がってしまう。ここで,何を選択するかという、記者の目の確かさが問われる。
▼これは本のさわりだが、高遠さんはアメリカ軍の爆弾で被害にあった人の援助。劣化ウラン弾で出産異常で生まれた子ども達の援助。手術が必要な人には、日本から必要な医師をイラクに切れ貰って手術の技術を教えるなどの援助を行っている。
▼一方今井さんは不登校の子ども達を援助する仕事に立ち向かっている。バッシングはしばらく彼らを落ち込ませたが、今は自分の目標を定め、他人やイラクの人びとの援助ために行動している。映画は自主上映用に貸し出しも行っているので、ぜひご覧いただきたい。

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September 09, 2016

火焔瓶テツさんの主義主張は警察官も熟知していた。

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(8日生活の党本部前アクションでコールする火焔瓶テツさんYouTubeより)
▼昨日は母の見舞いで高速バスと新幹線で長野まで日帰り往復した。経費と乗り継ぎの便利さで片道はバスを使う。便利の第一は施設の真ん前にバス停があることだ。新幹線を使っても軽井沢でしなの鉄道に乗り換えるとき、結構待たされる。母は風邪気味で熱があったので,マスクをかけて面会し40分程度話しかけた。顔を見せると喜んでくれるのがなによりだ。見舞いが終わったあと叔母と従姉妹の3人で食事をしようと言う事になって初めてのTというそば屋さんに連れて行ってもらった。出汁も蕎麦の腰のしっかりしていて美味だった。先日NHKで倍賞千恵子が、寅さんの故郷を訪ねるという番組があった。渥美清は小諸の懐古園の入り口にある、そば屋さんがお気に入りだと言っていた。
▼従姉妹は叔母(つまり彼女の母親)が食べやすいようにとハサミを持参して、大きなエビや野菜などをこれで小さく切っていた。そういえば阿部 寛主演のテレビドラマの「新参者」の中でこのハサミがアリバイの証明になっていた話しがあった。今度から旅をする時に、ハサミを持参しようかと思う。しかしハサミは飛行機の手荷物検査で引っかかってしまう。それに都内でも抗議行動に参加するときは、どんな言いがかりをつけられないとも限らない。刃物や尖った金属類は一切もたないようにしている。
*「新参者第3話・瀬戸物屋の嫁」で彼女が伊勢志摩に旅行に行く姑のために、アワビを食べやすいようにとキッチンハサミと食用ばさみを間違えて買ってしまう話)
▼バスは片道150kmくらいの距離なのに、台風接近にともない雨から霧、青空と天気がめまぐるしく変化していく。バスというのは意外に疲れる。小雨も断続的に降って疲れていたが、参加者はそれほど多くないと思われたので参加した。麹町4丁目の「生活の党本部前アクション」が始まるとさっそく麹町警察署の警備車両と,警察官が駆けつける。住宅街だから静かにしてくれというのだろう。前日も民進党本部前アクションはわたしが最初に到着した。ほどなく警備の警察官がやってきた。「火焔瓶テツさんのグループの方ですか?」「そうです。」何人くらい集まりますか?」「昨晩と同じくらいです」「昨晩は出勤でなかったので、申し伝えがありません。すみません。」(そんな筈はない)「10人くらいですよ。通路は確保するから大丈夫です」「きょうのテーマはTPPですか?」「よくご存じですね」とわたし。「火焔瓶テツさんの主義主張はかねがね承知しております」という話しになった。
▼バスと新幹線の座り疲れで足腰が傷む。夕方までに治癒すれば参加するが、治らなければ今晩は欠席するかも知れない。昨晩はバタバタして出かけたので、iPhoneもデジカメも持参するのを忘れてしまった。

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September 08, 2016

ベランダの電話アンテナ工事終わる。

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(これがドコモのベランダアンテナ)
▼自宅でドコモが通じない話。昨日約束通りにドコモの係員が大きなキャリーバッグを引っ張って自宅にやってきた。まずやったのは電界強度計で電波の状態を部屋ごとに調べる事だった。強度計は携帯の端末だった。そのソフトを立ち上げるとメーターで強度がグラフで示される。3つの部屋を調べ、「確かに弱いです」と判定される。実は電波が弱いのは,隣の一部上場企業の「研究所」が建設される時の説明会で、わたしは懸念して聞いた。すると現在は問題ないという事だった。それはそうだ。建物が建っていない段階で,マンションの前や屋上で測定しても問題があるはずがない。わたし個人はWOWOWが映らないということで,屋上に専用のパラボラアンテナを立てて貰った。
▼調査は5分程度で、ベランダの手すりにアンテナを設置しても良いですか?と聞かれる。「アンテナの引き込みは壁に穴をあけるのか?と聞くと、今は薄いアルミの板を窓に通すので,穴は一切開けないという。工事は約40分手際よく終わった。そして手すりにはご覧の20cm位のアンテナが取り付けられた。これは電気代が月に200円くらいかかるが、アンテナと室内の増幅器は無償貸与である。もし無くしたら4万円だと言われる。引っ越したり,盗まれない限り大丈夫だろう。
▼工事が終わると増幅器も自分のiPhoneにも「365日圏外」の文字は消えアンテナが立った。これから長野まで日帰り往復しなければならないので、本日はこれで終わり。

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September 07, 2016

泉田知事はなぜ新潟日報に出馬を妨害されたのか?

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(北海道知事公邸12年12月筆者撮影)
▼昨日バスで都営地下鉄の乗り場にむかっているとき、某駅で乗ってきたカップルの女性が、運転手さんに「イコカは使えますか?」と聞いていた。はてイコカってどこのカードだっけとiPhoneで検索する。大阪だった。なるほど大阪とは連携しているので、共通で使えるのだ。
▼ところでわたしは10月7日から北海道の泊原発再稼働反対集会に参加する。メルマガ読者のみなさんには、厚かましくもカンパのお願いをし。わたしは23区内に住んでいるので、都内の行動ならば、連日かよっても交通費は1週間に3000円から5000円以内で済む。北海道となると、そうもいかない。メルマガの<編集後記>でお願いしたら,次々と「銀行口座を知らせよ」という連絡が次々入って来る。昨晩は民進党前の「アクション」に参加したらカンパを直接いただき,恐縮している。もし予定以上の金額を頂戴したら、レンタルWIFIを借りて、札幌と岩内からナマ中継をする予定をしている。
▼メルマガに書いた事だが、経産官僚出身の高橋はるみ北海道知事は泊原発の再稼働を容認しているから、その座は安泰である。一度知事公邸を見たが,森の御殿といった作りであった。一方同じ経産官僚出身の新潟の泉田事は安全が確認されれば稼働しても良いというスタンスである。311の時もフクイチは安全でないから「免震重要棟を作るように」と泉田知事が指摘したので、その建物は事故の直前に完成した。だから吉田所長はじめ、数百人の作業員の皆さんが最後の砦である「重要棟」に立てこもって作業をすることが出来た。
▼なぜ泉田氏がこう考えたのか?それは中越地震の時、柏崎・刈羽の原発敷地内にあった建物は窓が壊れ、県庁との直通電話も通じなくなってしまった経験からだ。そのため建物の基礎を地震に耐えられるようにし、窓は放射能にも堪えられるようシールドし、専用回線も切れないように工夫した。
▼ところが川内原発で再稼働の準備が始まると,九電は「作る」と言っていた免震棟を作るのを止めて、普通の建物にすると言い出した。さらに最後にはその建物すら作るのを止め、基礎を打っただけで終わってしまった。おそらく作るには数十億のカネがかかるのだろう。再稼働したばかりの伊方原発にも免震棟もどきはある。しかし200平米の建物こには100人しか入れない。それで簡易トイレが2つあるだけ。
▼社員も住民の安全を無視して,経済活動だけを考えている原発を動かそうとする彼らの思惑が見えてくる。そして事故が起きたら常に「想定外だった」と逃げる。経営者たるもの、あらゆる事故を想定して、すべての状況に対応できなければ失格である。
▼新潟県の泉田知事はずっと「自分が自殺などで死んだら、それは殺害されたと思ってくれ」と言っていた。今回の場合原発マフィアの意向を受けた新潟日報が、その「刺客」の役割を担ったのだ。県知事が電力会社に殺害されるというバカな話しなどないという方へ。こんな本もあるのだ。関西電力「反原発町長」暗殺指令 単行本
▼それで北海道でSuicaが使えるのかどうか調べたら、使える範囲は札幌中心にかなり限られているようだった。

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September 06, 2016

平均寿命を超えたら、エンディング・ノートを書く。

▼昨日は規定の仕事が早めに終わったので「、クリニックに行く。わたしがいつも飲んでいる薬は3種類だ。朝は間違いなく飲む事ができる。ところが夜の1錠は忘れることが多い。そこで前回薬局に行った時、「不要の薬は引き取る」と書いてあったので相談した。すると、「そういう時には、調整するから医師に相談してくれ」と言われた。そんなことは知らなかったので、今まではゴミ箱にバンバン捨てていた。会計の時に看護師さんか、職員の人に相談したら、「幾つ残っていますか?」と聞かれたので、「一ヶ月分」と言ったらその分調剤すべき薬が減って支払いも安くなった。
▼「エンディング・ノート」というモノがある。死が迫って来る人のために,財産や遺品の処分をどうするか?葬儀の方式や案内書は誰に出すべきかなど,書き込めるようになっている。皆さんも平均寿命まで10年くらいになってきたら書いた方が良い。「そのうち」、「後で」というのは結局手つかずで終わって、残った人が苦労する羽目になる。
▼わたしは最近何かモノを買おうという気持ちが無くなってきた。義兄の葬儀のあと遺品整理するために時間とカネが随分かかった。最新鋭のプラズマディスプレイの1メートルはあろうかと思われるテレビもゴミでしかない。しかもお金を払わないと持っていってくれない。家具も全部そうだった。その処理代に軽自動車一台分くらいの費用が掛かっていると思う。よほど豪華な施設でない限り、持ち込めるのはミカン箱一個くらいだ。
▼始末に困るのはお土産とか個人のコレクションである。これなど第三者が見たらガラクタでしかない。そういうモノは今から処分する。どうしても必要ならばデジカメに残しておく。余程有名人でない限り「○○○コレクション」とか「○○○氏記念館」で展示される可能性はない。
▼「週刊金曜日」の振り込み用紙が届いたので、図書館に行ったついでに払ってきた。年々少しずつだが値上がりしている気がする。前は半年分1万円でおつりが来た。iPhone版にしようかと考えたが、サンプルを見る限り文字が小さくて、読むのは困難なので,今回も紙版にした。「週刊金曜日」が良いのは薄くて持ち歩きに便利なのだ。もう一つ参考にするのは雑誌『世界』だが、これは分厚いので,本棚がすぐ一杯になってしまう。だから最近は買わずに一ヶ月遅れで図書館から借りるか、最新号は新刊書のところに行って必要なページだけデジカメで撮影してよむことにしている。
▼数日前の新聞に高峰秀子さんの夫だった脚本家の松山 善三さんが亡くなったという訃報がでていた。秀子さんは随分前にお亡くなりになっていた。お元気なころ彼女はエッセーで次のように書いていた。もう夫と二人の生活になったので、家具や食器も二組だけ残して処分した。後は二人で世界文学全集を背負って船から海に飛び込んで死のうと考えている、と。文学全集はどうなったか,もう分からない。
▼図書館で昨日ご紹介した細谷広美さんの「ペルーを知るための66章」を借りて来た。

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September 05, 2016

成蹊大学細谷教授の「人類文化の現在、人権のグローバル化と先住民 」を見る。:

▼今週もやるべき事が多い。原稿締め切りが3本。街頭行動が3本(今の処、まだ増える)、帰省見舞いが1件。
▼しかしオバマの平和イメージ戦略は安上がりだ。またまた広島の折り鶴が、1個長崎に文筆ではない。分けられるという。大体オバマは大統領に就任した、というだけでノーベル平和賞だ。このノーベル平和賞ほどうさんくさい賞はない。オバマが大統領に就任して、実際やったことはパキスタンでの戦争拡大だった。これらは日経からでている「オバマの戦争」に詳しい。
▼夕べテレビを見るのを止めようと思ってリモコンがまたまた,NHK放送大学に行ってしまった。たまたまその時は成蹊大学細谷広美教授の「人類文化の現在、人権のグローバル化と先住民 : ペルーにおける紛争、真実委員会、平和構築」を講義しておられた。番組はもう終わる頃で、先住民の弾圧と復興の過程を話していた。15分くらいの内容は、放送を聞いてすぐ図書館にリクエストを出したので、いずれメルマガでご紹介する。
▼ペルーでも先住民族がいるが、先進国の移民がやってきて,彼らは不自由な山の上に追いやられる。ちょうどリオのようだ。抵抗運動も起こるが、移民たちは軍隊を使って過酷な弾圧をする。あるとき捉えた先住民たちを集めて銃殺を始めた。小学生くらいの子どもは「綺麗な声で歌を唄うから殺さないで」というが,無慈悲にも殺されてしまう。幼子を抱えた女性は「自分は殺されてもしかたないが、この子だけは助けて」と命乞いをするが、幼子も殺されてしまう。この話しを聞いていて涙が出て来た。
▼細谷広美教授は戦争が終わって,生き残った人達がどういう風に人間関係を作り直して,平和な社会を作って行くかに重点を置く。彼女が引用したのは黒沢明の映画「羅生門」である。たしか映画は京マチ子演ずる女性が武士に乱暴された、という事件を解明しようとする。しかし、話す人によって見方が3通りもでてしまう。このように真実を追究することは非常に難しい。過去の「やった,やられた」を解明することだけに拘っていると,問題は前に進まない、という内容だった。ふと、ジェニファー・コネリーが出演したチリクーデーターの内幕を描いた「愛に囚われて」という映画の事を思い出した。
▼今朝は日本映画専門チャンネルで,新藤兼人のドキュメンタリー「さくら隊散る」が放映されている。

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September 04, 2016

なぜ「キューピッド・ガールズ」を応援するのか?

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(ポーズを決めるキューピッド・ガールズの皆さん。)
▼わたしがなぜ「キューピッド・ガールズ」を応援するか?一言で言えば、当時墨田区の山崎区長を先頭に東京スカイツリーの誘致に熱心だった。タワーができるまでは、地元商店街を上げて、ソラカラちゃんとか、オシナリちゃんという独自のキャラクターを作って、建設中のスカイツリーを見学に訪れる客を接待していた。ところが竣工してしまうと、手のひらを返したように、地元の小中学生をゴミ拾いや、交通整理に動員した。それにスカイツリータウンのテナントの料金は高すぎて、とても地元商店街が入れない。現在入っているのは,都内、全国展開の有名店だけだ。
▼それにスカイツリーの建設主体の東武鉄道は、別会社を作ってヨーロッパで建設債を募集した。その金額はおよそ3000億円と言われている。会社はその建設債を償還するために必死で、色々イベントや、新店舗を誘致している。スカイツリーを訪れた客は、地元の寂れた商店街などに見むきもしない。言ってみればスカイツリーと地元商店街の関係はTPPの先取りなのだ。外資に収奪される,近未来の日本の姿がここには見える。彼女たちの親御さんはその地元商店街の経営者である。そして彼女たちはそこではたらく店員さんだ。詳細は紙数の関係ですべて書くことはできない。プロデューサーは別にいるらしいが、イベントを次々繰り出してくる。5人のメンバーの中にはお子さんがいて、現場に乳母車で連れてくる方もいらっしゃる。飛んで踊る脇に乳母車をおいている。
▼という訳で、地元商店街を盛り上げようと頑張っている彼女たちを、近くに住んでいるわたしは応援せずにはいられない。イベントは土日に開かれる事が多い。ご希望であれば商店街をご案内するので、ご一報頂きたい。
▼10月8日に札幌大通り公園で開かれる、「泊原発再稼働反対集会」。タンポポ舎のYさんとお話しを伺ったので準備を始めた。8日は連休で混んでかつ高いので7日に行った方が良いというアドバイスだった。ふつう北海道の
航空機は片道3万円もするが、半額のチケットを買うことが出来た。ただし行きは朝8時に羽田空港出発で,帰りは9日午後9j時25分新千歳発である。
▼問題なのは宿舎の手配だ。これも7日泊は自分でやらなければならない。連休という事もあって札幌市内の5000円代のホテルは満員だった。1万円以上だせば、いくらでもある。ご存じのようにわたしは貧乏人で、1年のうち5ヶ月は短パンとTシャツで過ごしている。そんな高いホテルには泊まれない。カプセルホテルならば2700円であるが、あまりにも惨めだ。発想を変えて小樽を捜したら5700円の旅館が見つかった。札幌→小樽は大体40分で、東京→横浜といった感覚である。3時間探した挙げ句そういう結論に達した。

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September 03, 2016

雑誌は買っても、もうこれ以上読めない。

902seimon
(9月2日反原連国会正門前でスピーチする筆者)
▼昨日は書くべき原稿が中々まとまらなかった。夕方出かける直前に完成する。明治大学で行われた、伊勢崎賢治さんの南スーダンへの自衛隊派遣と安保法制の学習会にも行きたかったが、前日ツイッターで流れて来た農水省前要請行動に出かける。旧テントの前を通ると色々物販にぶつかる。一番安そうな「廃炉招福」と「非戦平和」が表裏になった千社札風のシールを購入する。そのあとタンポポ舎のYさん泊原発再稼働反対で札幌行きの話しを詰める必要があったので探すと経産省前にいらした。名刺をお渡しし、お話しをお聞きする。要するに航空券が高いので前日中に札幌に入った方が良い、というお話しだった。その前泊と、往復の航空券は各自、自前で購入してくれ、ということだった。Yさんからも理論誌を買うように促された。
▼しかしわたしは定期購読は現在の「週刊金曜日」だけでもてあましている。買っても読む時間が中々取れない。もうすぐ半年契約の契約継続の書類が送られてくる。今回からはiPhoneの電子版に切り替えようかと考えている。ただiPhone版だけで文字がかなり小さい。本当はキンドル版があればよいのだが…。
▼そのうち合わせが終わって旧テント前の交差点にいると火焔瓶テツさんから「仕事で到着が30分ほど遅れるのでみなさんに伝えて欲しい」という連絡jがはいる。まだ壊れたタブレットは買い換えていらっしゃらないようだ。みなさんにお伝えして民進党の党首選挙などの情報交換を行う。口先番長はじめ、今の候補者の誰が党首になっても民進党の未来はないだろう、という事で落ち着いた。テツさんが到着して農水省前アクションが始まると同時に、わたしは反原連国会正門前抗議に出かける。どうしても燃料棒の地層処理問題で喋らなければならないと考えていたからだ。発言内容はYouTubeでご覧いただきたい。紹介されるとき、1年のうち5ヶ月は短パンなので、どうやらわたしは「短パンの人」という事になってしまった。
▼再び農水省前に戻り、3分ほど喋らせていただく。その後皆さんは世耕弘成経産大臣に物申す行動があった。経産省のHPで大臣紹介を見ると、世耕氏の趣味の一つにスキューバダイビングがある。おやおやこれはわたしと同じ趣味だ。だがわたしはもう高齢なのでダイビングのツール一式は処分してしまった。
▼この日家族は全員出払っており、飼い猫にエサをやらねばならないので、経産省前には参加せず、「家庭の事情」で早退した。

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September 02, 2016

◇「君の名は。」を見る。

▼昨日の難問のFAXは無事自力で解決出来た。本箱の上の見えにくい場所から下におろして逆さに振ったら、紙の挿入口に詰まっていた金属のフックが飛び出て来た。それを取り除いたら普通に送受信が出来た。これで2万円の節約になった。RSSリーダーはソフトをインストールしたが、設定の仕方が分からなかった。これも夜になって解決していままで読んでいたブログは全部登録した。これでYahooのリーダーが消える前に滑り込みセーフで解決する。
▼この2日ほど、とりとめのない内容を書いていたように思える方もいらっしゃるかも知れない。実は映画「君の名は。」について書く前振りだった。昨日映画が上映されるという情報を流してくれた高校時代の友人から、メールが送られて来た。それによれば中国四川省四姑娘山の山麓に行ってきたと、写真が数葉添付されていた。著作権があるのでご紹介できないが、上高地よりも美しい。高山病に悩まされながら登ったというが凄い迫力だった。
◇「君の名は。」(最後に読点がついているのが今風の表現である。)物語は立花瀧(タキ)が消音モードでうなりを上げる携帯の音で目を醒める。すると見覚えのない少女が自分の名前を呼び掛けている夢から目を覚ます。ふと自分の胸に目をやると、ふくらみがあるのハッとする。しかも肌は真っ白で女性のように見える。一方山深い小さな田舎町に暮らす女子高生の三葉,祖母と妹、それに父親と3人で暮らしている。町長である父親の選挙運動が始まり父の目や町の人びとの目がうるさい。また田舎に住むと古い風習、そういうものにわずらわしさを感じてている。そしていつか都会に住みたいという憧れを強くしている。これはわたしの高校時代とまったく同じだ。そんなある日、三葉は自分が都会で、見知らぬ人々に囲まれて暮らす男子高校生になる夢を見る。毎朝妹が二階にある自室に「お姉ちゃん朝ご飯だよ」と予備に来る。その前に自分の乳房を触って自分が女性であることを確認してホッとしている。ところが朝食前に鏡を見ると、今風の男子高校生の顔が写っているので驚いてしまう。
▼三葉は高校生活を続けながら、村の風習にしたがって生きて行こうとする。ところがある予感が走り、彗星が地球に向かって来る事がわかる。しかもそれは途中で分裂して、村を直撃して村は全滅してしまうのだ。
▼一方瀧はカフェでアルバイトをしながら生活を送っている。あるとき昔の文献や文献を見ていると飛騨高山のある村で,彗星の墜落があって村が全滅したという記事を見つける。ならば村のクレーターの地図を探して現場に行ってみようと考える。三葉は村を全滅の危機から救う方法はないかと考えを巡らせる。まず町長である父親に訴えるが、一笑にふされる。ならばクラスメイトの力を借りて、町民に知らせようと工夫する。
▼果たして衝突は回避できるのか?ぜひ映画館でご覧いただきたい。高校時代に戻ったようで胸がキュンとなるに違いない。新海誠監督は筆者高校時代の同級生のご子息で,アニメ界の未来を期待されているホープである。

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September 01, 2016

電子機器の故障相次ぐ。

▼家でドコモの携帯電話が受信しにくくなってしまった。iPhoneのメールやウェブの閲覧はできる。しかしショートメールは,夜になるとまるっきり送受信ができない。電話も気が付くと着歴だけ残っている。家の中からリダイアルはできない。玄関を出て外階段にいくと繋がることもある。一階の道路まで出ると繋がる。家族は電話するとき窓ガラスに密着して電話している。これでは仕事にも不自由を来すので、ドコモの「相談室」に電話した。すると「マンションの外までは電波が来ています」という。それは分かっている。だが一々エレベーターで表の道路まで出て電話するわけにはいかない。数日中に「改善案」を提案してくれることになった。
▼もう一つはFAXの送信ができなくなってしまった。受信はインターネットファクスを使っているから不自由はしないが、それでも送信ができないと不便である。何でも修理してくれる友人に電話したら、「FAX以前の技術しかない」という事だった。安い1万円くらいのFAXを買ってこようと思う。昨晩都庁前の抗議・要請集会が終わった直後、火焔瓶テツさんが「タブレットが壊れてメッセージやツイッターで発信・拡散ができない。修理に持っていったらHDDが壊れていることが分かった」と離しておられた。この1週間ほどツイートが少なくて、身体が楽だと思ったら、そういう理由だったのだ。
▼いつもテツさんとご一緒に行動している方は、PCがウィルスにやられたともおっしゃっていた。権力側からの狙い撃ちでないと良いのだが…。みなさんもどうぞお気をつけ下さい。

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