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September 11, 2016

1958年の映画「一粒の麦」を見る。

▼祝広島カープリーグ優勝!わたしはプロ野球には興味がない。ただ権力と一体になって原発を推する、「常勝真○○軍」さえ負けてくれればよい、と思っている。金曜日だったか,マジックが「あと1」になったときのプロ野球ニュースは常軌を逸しているように見えた。今年の広島を表現する手段として、オバマが広島にやってきたことまで結びつけ手いるのだ。オバマは広島で謝罪の言葉など一言も喋っていない。折り鶴を3個持参しただけだ。その時も「核廃絶」など一言も言っていない。むしろ逆である。それに広島には岩国のオスプレイに乗り換え、護衛のオスプレイを4機従えて,核のフットボールを抱えてやってきている。まさか安倍外交の勝利とでも言いたかったのだろうか?悪い冗談である。
▼数日前にケーブルTVの「チャンネルネコ」で吉原公三郎監督が1958年に撮影した「一粒の麦」という映画が放映されたこの映画かどうかはっきり覚えていないが、映画で菅原謙二と若尾文子が教師をしていたことだけ覚えている。菅原は就職担当の中学校教師で、若尾は校長の娘でその結婚相手だった。集団就職をした生徒が,雇用先から解雇されようになって、問題解決のために東京に出かける。ところが二人は結婚式を挙げたばかりである。ならば新婚旅行を兼ねて東京に行けば良いということになる。話し合いが終わって、鶯谷あたりの旅館に戻り蒲団を敷いている。二人の蒲団は50cmくらい離れているのだが、若尾が蒲団を引っ張ってキュッとくっつける。中学1,2年生でこの映画を学年全員で見たが、生徒がこの場面でフフフと一斉に笑った場面だけ印象に残っている。後の中身はまったく覚えていなかった。
▼映画を子細に見ると,福島県から東京への集団就職の中学生の生き方と,教師はどうあるべきか、がテーマだった。福島駅には幟や提灯を立てて、出征兵士を送る姿とオーバーラップして見える。集団就職とは、農家の次男、3男は狭い田畑を分けてもらうわけにはいかないから家を出て東京に半ば強制的にはたらきにでざるを得ない。わたしが知っている限りでも担任は,就職希望の生徒に「君は物を作るのが良いか?それと作った加工する方が良いか」一人ひとり聞かれていた。
▼そんな簡単な面接で行き先を振り分けられる。映画では上野駅で「12番江東」という札がある場所に並ばされる。そこの中小企業の事業者があつまって、電話で教師が割り振った生徒を引き取って,会社に帰っていく。だが就職先に到着すると、必ずしも自分の描いていた会社とは同じではない。その中で我慢して努力しようとする子ども達だけが、定着してはたらくようになる。(映画のストーリーは長いので、これで終わり)

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