« 年間放送ドキュメンタリー(1)を見る。 | Main | 泊原発へ出かける準備は整う。 »

October 02, 2016

辺見庸氏の指摘する「茹でガエル症候群」とは?

Img_4478
(夜の外務省前で「誤訳は認めない!」とコールする火焔瓶テツさん。
▼先週はかなり疲れた。とくに金曜日は午後5時衆議院第二議員会館前で2時間、その後外務省前に移動して3時間だった。議員会館前から移動するとき、首相官邸前が「原発賛成」と叫ぶ一ZT会と思われる人達に乗っ取られていた。反原連の人達はやむなく地下鉄の入り口に移動していた。現実問題として毎週国会前に集まる人達は,数える事ができるくらいに、少なくなっていた。幹部の一人Rさんの姿も最近まったく見ていない。ご結婚なさってご自宅で二人でブランデーを飲んでいた方が楽しいなんてことはないと思うが、しっかりして欲しいものだ。
▼外務省に移動する前に反原連国会正門前に7時半頃に到着して、スピーチさせてもらう。進行係りのEさんはわたしの事を「短パンの方」と紹介して下さる。この日のスピーチは7日から、友人たちからカンパをいただいて、泊原発再稼働反対の集会に行くことを話した。とくに問題なのはブログにも書いたが2週間前の原子力規制委員会で泊原発で過酷事故が起きたときの訓練を11月にする計画をたてた。
▼それも時間通りに訓練すると時間が長くなるから、巻いて巻いて駆け足で訓練をするという。さらに田中委員長は「冬に過酷事故が起きたら、救援に向かうには時間がかかるのでPAZ(5km以内に住んでいる予防的防護措置を準備する区域)に住んでいる人達はすぐに救援に迎えないから屋内待避をしてもらうしかない」。と発言したのは問題である。原発よりも人の命が軽いのか?と話した。
▼スピーチが終わると反原連の幹部の一人Tさんはいつもより固い握手をしてくれた。その直後官邸前の事だなと気づいた。Eさんは「いつもより長めの短パンですね」と声を掛けてくださり、反原連も現地へ5人ほど行きます」と話して下さったので、「現地でお会いしましょう」とお話しして別れる。このEさんとは2年前にも国会正門脇の暗闇でご挨拶して翌日、愛媛の道後温泉の脇でお会いした。
▼別の友人にも声を掛けられたので「札幌高くて泊まれないので、小樽まで行くんだよ」とお話しすると「野宿したらいいんじゃ」と言う。「この時期北海道で野宿したら、翌朝は冷たくなっちゃうよ」と話して別れる。すぐ外務省正門に向かう。ここでの抗議は午後10時まで。YouTubeをご覧になっていただければお分かりになるが、外務省のTPP関連文書の意図的な「誤訳」問題を追及した。
▼しかし衆院第二議員会館前は両手を合わせた人数にもならなかった。はっきり言って片手だ。TPP問題は、リツイートも少ない。分からない。誰かやってくれるのだろう。と考えているのだろうか。食料安保の問題からISD条項では日本に進出した企業が儲からなかったら、日本の法律が問題だと訴えることができる。つまり憲法違反も自由に出来てしまう。
▼いまTVを見ていると石坂浩二が電事連のCMに出て、「安全なエネルギーミクス」と言っているが,原子力を入れるなんて論外だ。大体原子力本体が「危険」ではないのか?みんなこういう事に怒った方がいい。石坂個人にも、電事連にも文句を言うべきだ。日本はアメリカやイギリス、それにフランスの圧力で原子力を動かしているのだから…。みんなTPPに関連ある。黙ったら負けだよ。
▼昨日辺見庸の最新刊「愛と痛み/死刑制度をめぐって」を読んだ。その中で「日常はなにを維持しようとしているのか」という一文がある。その中で辺見はBFSシンドロームは訳すところの「ゆでガエル症候群」。水から徐々にゆっくり温度を上げて茹でられる蛙は,沸点に近づこうとする熱湯に気づかず、「いい湯だな」と心地よさを感じたまま死んで行くそうです。あるいは気づいたときはもはや跳躍力を失って身動きをとることができなくなっているといいます。同様に、微温のぬるま湯のなかで危機を察することなく死に行くような状態がこの国の日常なのではないでしょうか。実際には、湯が熱くなったとたんに驚愕して鍋から飛び出す蛙があるようですが、だとしたら、まったく人間よりも蛙のほうが頭がいい。
▼いま現実の世界で声を上げない人は「茹でガエル症候群」になっているのだ。

|

« 年間放送ドキュメンタリー(1)を見る。 | Main | 泊原発へ出かける準備は整う。 »