小樽から札幌を目指す。
▼新千歳で降りて、小樽まで直行のスーパーライナーに乗ると、北海道の人達はマフラーにダウンの冬支度だった。わたしも念のためダウンベストと革手袋は持参した。さすがにこれは最後まで使わなかった。ホテルは駅から徒歩5分ほどの場所にあった。重い荷物を預けて市内を散歩しながら、昼食を食べるところを探した。わたしは美食家でjはないので、普段食べている価格で美味しい昼食を探す。実は小樽に来たのは10年ぶりで2回目になる。最初は夜光寝台列車「カシオペア」で函館で降り、一泊して札幌経由で小樽まで来た。その時思ったのだが、食べ物は函館同様,観光客価格だという事が分かった。いくら美味しくても2000円や3000円も出して昼飯に寿司は食べない。はっきり言って築地の方が遥かに安くて美味しいのだ。
▼夜の札幌取材は主催者の了解が得られそうにないので、小樽に留まった。友人も「今晩くらいゆっくりしたらどうか?」とDMをくれた。地元北海道TVの夕方のニュースを見た。そこではJR北海道がローカル線の乗降客の調査を行い、1日1人以下の利用駅は「廃駅にする可能性が高い」と地元自治体に申し入れをしているというのだ。過疎化は地元住民の責任ではない。古くからの家はあるが、仕事がないからそこに留まらざるを得ないのだ。地元自治体では、これは「廃線につながる」と警戒しているという。
▼ここでTVでは、局のコメンテーターが登場する。彼は地元では有名らしく中央に座っている。そしてウールのオープンシャツ姿だ。そして世情やこのような問題に、かなりストレートで自分の意見を述べていた。ここが東京のTVの様にスーツネクタイ姿で、権力側のコメントに相づちを打っている人と違う。
▼小樽に到着するまでの車内の会話を聞いていると、「先の大雨で線路が不通になっていて、故郷に帰れない。だから札幌で一泊して学校時代の同級生と一杯やる」と話していた。JR北海道はもしかして利益の上がっているのは函館本線以外ないのではと思う。というのは保線と除雪で他にはない費用が掛かっている筈だ。だからJRを分社化して「効率優先」にしてした事が間違いの始まりだったとも言える。なぜこんな事を書いているかと言えば、「全国相談会」の論議とも関連するからだ。
▼ドコモを解約したため、ブログの携帯からの投稿はできなくなってしまった。仕方なく朝一番でSDカードをフロントの近のパソコンを借りてアップロードする。自転車隊が8時には出発するので、フロント前に集合することになっている。自転車隊にツイキャスが付いていったらどうか?という話しもあった。しかし何年も自転車には乗っていない。しかもハンドルを握りながら、40kmもの道中をツイキャスの操作はできない。そのお役は免除になった。その代わり札幌集会では自由に動き回って撮影しても良いという事になった。
▼昨日の報道でアンジェワイダ監督が亡くなったという。彼の作品は全部見ているが、はっきり言ってソ連崩壊後の作品はあまり良いものはなかった。
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