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October 17, 2016

泊原発が事故を起こしたら北海道はすべてを失う。

▼泊原発でもう2点書いておかなければならない。その1は「泊原発が事故を起こしたら北海道はすべてを失う」、ということだ。これは全国相談会で配布された、「知っていましたか?原発をやめたほうが得する8つの理由」というパンフレットに詳しい。北海道の上空はたいてい西風が吹いている。地上でも西風のときは,札幌が直撃される。不幸なことに、札幌は、泊原発の真東、わずか65kmの位置ににある。線量が高いところはなんと10~20ミリシーベルト、年間であh87~170ミリシーベルトになる。成人男性がやむを得ず浴びても良い放射線量はせいぜい年間1~2ミリシーベルト(いわゆるレントゲン撮影室内の放射線管理区域)だ。若い女性や子どもではゼロに近づけるべきだと言われている。
▼事故がおきたとき札幌市内のホテルが泊村や共和町の住民の避難所に指定されている。しかし西風時には,札幌市民そのものが、どこかに避難しなければならないほど、札幌の線量は高いのだ。
▼冬には北風や北西風が多くなる。放射性物質が南の方に流れれば、事故の時に対応するオフサイト・センターのあr倶知安は20~50ミリシーベルトという高い放射線にさらされ、伊達、室蘭、登別なども直撃される。
▼西風の時は図(放射線物質の拡大図は、環境総合研究所の著作があるので掲載できません)では、泊原発から100kmを超えても、また2ミリシーベルト(年間なら17ミリシーベルト)を超える高い線量が予測されています。放射性物質は、「プルーム」と呼ばれる雲のようになってナガされて行きます。フクシマでは,プルームの高さは場所によって1000mを超えていた。それにくらべて北海道の狩勝峠の標高はわずかに644m。トカチ平野にプルームが流れ込めば、そこから根釧原野に向かって、もはやプルームを遮る高い障壁はない。
▼フクイチ事故でお分かりのように、放射性物質は,同心円状には広がらない。福島第一原発は、太平洋岸にあった。フクイチ事故では西風にのって放射性物質の8割以上が太平洋側に出たと言われている。たまたま南東からの風が吹いたときだけ、汚染が北西方向に拡散しただけなのだ。
▼しかし泊原発は北海道の西端にある。そこで事故が起きれば、西風にのってほとんどすべての放射性物質が北海道の大地に流れ、北海道のすべてが汚染されてしまう。しかも,太平洋側にあったフクイチと違って、泊原発では原発から出た放射性物質が、ほとんど100%流れてくるので,各地の放射線量は、福島原発事故よりも遥かに高くなると予想されている。
▼わたしも参加した10月9日午後の岩内公園の「風船飛ばし」による放射性物質の飛散調査である。これは過去にも行われている。2013年10月5日、強い南南西の風が吹くなか、風船による調査によれば岩内から1000個の風船を飛ばしたところ、数日後、風船は泊原発の東にある札幌や、なんと200kmも離れた旭川からも回収あれたのだ。これで分かることは、風船ではなくこれが放射線物質だったら、小樽市も直撃され、避難場所や救護所の開設どころではなくなる可能性も大きいのだ。

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